

FRep – Finger Replayer
『FRep – Finger Replayer』というアプリをご紹介します。なんと!タップ、スワイプ、キー入力など指による端末画面の操作を記録して、再生してくれるというもの。
類似アプリで『 Tasker』というアプリもありますが、本アプリは画面を操作できるので、さらに便利に使えます。
用途が違うホーム画面のアイコン


FRep – Finger Replayer:ホーム画面に設置できるアイコン
まずは、アイコンについて説明します。本アプリには、ショートカットとウィジェットが存在します。
ショートカットは、登録した記録(以下、プログラム)の管理画面を呼び出せます。ウィジェットは、画面左上の「プログラムの実行/記録」を行うためのボタンを表示/非表示できます。
アプリを使う前にPCから設定!
本アプリは利用する前に、PCと繋いで「操作/記録プログラム」を起動させる必要があります。手順は以下の通りです。詳しくは作者のHP「FRepサポート」を参照ください。
また、下記作業の前に、PCへスマホのドライバとAndroid SDKをインストールしておきましょう。


FRep – Finger Replayer:PCと接続せずに「サービス起動/停止」をおすと注意がポップアップする
- 「FRepサポート」よりPC用ソフトをダウンロード
- ダウンロードしたファイルを解凍
- スマホのデバッグモードをONにしてPCを接続
- 解凍したフォルダにある「win.bat」を起動
- 「サービス起動/停止」をタップ
正常に動くと、冒頭の画像の様に「サービス実行中」になります。これでアプリ利用の準備完了です。
ちなみに本操作は、スマホを再起動した際に都度実行する必要がありますのでご注意ください。
こんな手動操作の手間を解消できる
本アプリの利用例として、実際にみろいどが解決した問題を例に「プログラム」の使い方を説明します。
みろいどは「VPN」(仮想プライベートネットワーク)をよく使うのですが、実は接続手順が面倒でかつ、補助してくれるアプリを今の所見つけられていません。
「VPN」を接続するには、Andoroidのメニューから何階層もたどる必要があります。ショートカットを利用することで、下記の様に接続メニューの所まで飛べますが、最後は自分で接続をタップしないといけません。


FRep – Finger Replayer:「VPN」の接続画面
本アプリを使えば、この一連の作業を「プログラム」化して、一気に実行できるようになりました。
ここまで読んで気になったら、ダウンロード
「記録」してアプリを使ってみよう
今回は、1つ目の「VPN」を作例として「プログラム」を記録します。アイコン説明の画面で「プログラムの実行/記録」の部分の上部をタップして記録されているプログラムのラベルを切り替え「Rec」にします。


深い階層の設定を変更する場合は事前にショートカットを準備
続いて記録したい手順を確認。今回は以下の手順を記録します。準備ができたら「REC」下部にある赤丸のアイコンをタップすると記録スタートです。
- VPNのショートカットをタップ
- VPNメニューが開いたら、接続先をタップ
- 接続アカウントが表示されるので「接続」をタップ
- 画面をホームに戻すため、ホームボタンを押す
- 電源ボタンを押して一度スリープして記録終了
記録の終了は自動で終了する方法もありますが、デフォルトでは電源ボタンを押せば記録が終了します。ちなみに、本アプリではプログラムは3つまで記録できます。有料版『 FRep Unlock Key』では制限なしで記録が可能です。
「記録」を再生してみよう
記録が完了した「プログラム」は「記録の管理」もしくは配置したショートカットから見たり、編集したりすることができます。


FRep – Finger Replayer:記録したプログラムの管理画面
デフォルトでは記録(プログラム名)は「No.X」という番号が振られますが、名前を変更することが可能です。みろいどは、「VPN」に名前を変えています。
ここまでできれば、あとは使いたい時にアイコンの説明画面の左上にある緑の再生ボタンを押すだけで、手間をかけずにやりたいことを実行してくれます。