

技適マークってなに?海外で買ってきたスマホは日本で使えるの?
スマートフォンに詳しくなってくると「海外で販売されているSIMフリー端末に興味が出てきた」という人もいるのではないでしょうか。
そこで問題になるのが「技適マーク」です。SNSやWebニュースで「技適」と聞くこともありますよね。
そこで、「技適マーク」の意味と重要性について紹介します。
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国内で電波を扱う製品を使用するには技適マークが必要
携帯電話やPHS、テレビ、ラジオ、無線機など、身近なところで電波を使った機器は使われています。電波はデリケートなので、ルールを守らないと混信や妨害を起こしてしまいます。
もしも飛行機や医療機器などに混信が起きてしまうと、重大な事故につながる可能性もあります。そのため電波の利用は、細かな取り決めが各種法令で決められています。
日本国内で販売されている電波を発信する製品は、電波法などの技術基準に適合性を確認して、総務省の認定を受け認証されます。その印が「技適マーク(特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク)」と呼ばれるものなのです。


「Nexus 5」の技適マーク。最近のスマホは「設定」から確認できる
3G、LTE、Wi-Fi、Bluetooth問わず、電波を使って通信するスマートフォン・タブレットは技適の承認が必要です。
スマートフォンの技適マークの記載は、大概はバッテリーの下などにシールの形で付いています。最近の機種では、設定画面で表示しているものもあります。
技適マークがついていない海外から輸入したスマートフォンを日本国内で利用するのは、違法になってしまう可能性があるということになります。
ただし例外もあります。電波法上の例外規定においては、海外から持ち込んだ端末の国際ローミング(海外の事業者のSIMを挿した状態で日本国内で運用する場合)のみです。
技適マークのない製品を使用すると罰則を受ける可能性がある
さて、もしも技適マークのついていないスマートフォンを利用したらどうなるのでしょうか。


Wi-Fi機器にも技適マークはある。技適マークがない製品は要注意
免許を受けずに無線局を開設、若しくは運用した場合、電波法違反となります。1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象(電波法第百十条)です。
また、公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の懲役または250万円以下の罰金の対象となる可能性(電波法第百八条の二)があります。
技適マークのないスマートフォンはおそらくこれらの罰則に該当すると思われます。
技適の問題は、実はグレーな部分も多く、曖昧な解釈もあるのですが、技適マークのない海外輸入携帯端末による通信(Wi-Fi・Bluetooth含む)が電波法違反になることは間違いありません。
国内で使いたい場合は、技適マークのある端末を使うようにしましょう。
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