

「Facebook」アプリの最低限しておきたいセキュリティ設定とは
『Facebook』には「Facebookアプリ」というサイト内アプリを利用する機能があります。懸賞応募や性格診断など、様々なアプリが提供されていて、使ったことがある方も多いと思います。
しかし、アプリの中には、利用者の情報を不正に利用する目的で「提供」されているものもあります。自分自身が使ったアプリはもちろんですが、場合によっては友達が使ったアプリで、自分の情報が漏れてしまっている可能性すらあります。
自分の知らない間に友達を介して第三者に情報が漏れているとしたら、かなり恐ろしいことです。
そこで、今回は『Facebook』をより安全に使うべく、Androidのアプリ版『Facebook』を前提に、Facebookアプリの設定を確認する方法をご紹介します。
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「Facebook」アプリのセキュリティ設定
究極の防衛手段、アプリ禁止
一番簡単かつ安全なのは、「Facebookアプリ」を一切使わない設定にすることです。サイト上のFacebookプラグインを使ったシェア(共有)やFacebookアカウントを使ったログイン機能と言ったソーシャル連携機能も一切使えなくなる、という使い勝手面での弊害も発生します。
しかし、「安全は利便性に勝る」という考え方に立つと一番最適な方法と言えるでしょう。
<設定方法>
『Facebook』の「さらに表示」から「アカウント設定」→「アプリ」に表示される「アプリとウェブサイト」画面内にある「プラットフォーム」項目をオフにするだけです。


アプリの完全無効化をするには、「アカウント設定」(左)から「アプリ」を選択(右)
オフにする際には、それに当たっての警告も表示されるので、「プラットフォームの利用を停止」を選択すればFacebookアプリが一切無効になります。


「プラットフォーム」をオフにする。ただし、ソーシャル連携機能も使えなくなるので要注意
連携を使うなら、まずは提供情報を確認
先述の通り、アプリを一切禁止してしまうと、ソーシャル連携機能まで無効になってしまいます。プラットフォーム利用を有効のまま、安全性を保つには、アプリに提供する個人情報に敏感になる必要があります。
まずは、冒頭にも書いた「友人の使ったアプリで自分の情報が漏れてしまう」というケースについてです。これはどういう時に起こるのでしょうか。
『Facebook』では、投稿の閲覧可能範囲の標準設定を変更できます。例えば、これを「友人のみ」にします。すると、自分が友人登録しているユーザにのみ投稿が見える状態になります。
視点を変えると、友人登録されたユーザは、自分の投稿にアクセスする権限を与えられている、ということになります。実はここが重要なポイント。
このアクセス権限は、友人が利用を許可したアプリにも、いわば「友人代理」として適用されてしまい、知らない間にアプリから情報が「漏れ出してしまう」のです。
そこで、他人(友人)が使うアプリに提供許可する情報を制限することをおすすめします。
<設定方法>
『Facebook』の「さらに表示」から「アカウント設定」→「アプリ」に表示される「アプリとウェブサイト」内にある「他のユーザーが利用しているアプリ」をタップ。
情報ごとに提供を許可しているか否かが表示されます。チェックを外すと、提供を拒否できるので、勝手に提供されたくない情報はチェックを外しておきましょう。


情報単位で提供・拒否の設定も可能。他人のアプリへの情報提供を完全にシャットアウトしたい場合はチェックをすべて外す
自分が使うアプリ・サイトも情報確認
ここまでは、他人に対する情報提供への対策でしたが、自分がFacebookアプリ・連携サービスを使う場合も注意が必要です。
Facebookアプリや連携サービスの利用時には、利用する情報や投稿代行の許可を求められるようになっています。面倒でも、どんな情報にアクセスされるのか確認し、信頼の置けるアプリ・サービスにのみ許可を与えるようにしましょう。


連携サービスやアプリの利用時には、画像のように、どのような情報にアクセスしたり操作を代行したりするか表示されるので、必ずチェックしよう
後からアプリ・連携サービスごとに利用権限などを確認することもできます。万が一、あまり確認せずに許可してしまった場合は、ここで連携設定の削除や見直しも可能です。


アプリ単位で利用する情報の確認もできる。万が一、アプリによって不要な投稿などをしてしまった場合は、そのアプリ関連のアクティビティを一括削除することも可能
普段何気なく使っているであろう『Facebook』ですが、自分の意図しない情報がアプリや連携サイトに渡ってしまう可能性があります。この機会にしっかり見直しをしておきましょう!
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