

「Y!mobile」(ワイモバイル)のスマホはおトク?料金とサービスの全容を公開!
2014年6月1日、携帯電話やADSLブロードバンドを手がけてきた「イー・アクセス」と、PHSを手がけてきた「ウィルコム」が合併し、「ワイモバイル」という会社が誕生しました。
しばらくの間は携帯電話の「イー・モバイル」とPHSの「ウィルコム」の2ブランド体制でしたが、8月から「Y!mobile」という統一ブランドのもと、新たなスタートを切りました。
Y!mobileは「インターネットのチカラをすべての人の手元に届ける」ことを旨としており、比較的手頃な料金プランや、社名・ブランド名のもとになった「Yahoo! JAPAN」と組み合わせた際のおトクなサービスが目を引きます。
そこで今回の特集では、スマホを持つ前提に、大手キャリアと比べてどのくらい安く使えるのか検証していきます。
※本特集で掲載の料金は、特記のない限り税抜きのものを掲載しています。
Y!mobileのスマホは3つの料金プランから選ぶ
Y!mobileのスマートフォンは3種類の「スマホプラン」から、自分のパケット(データ)使用量に合わせて選びます。大手キャリアが通話定額にパケット料金パックを組み合わせる形式となり、ある意味で複雑化したのとは対照的なシンプルさです。
いずれのプランも2年契約で、1回あたり10分以内の国内音声通話が月間300回無料となります(超過分は30秒20円。電話会社側で特別に料金を設定している番号への通話は対象外)。
また、新規契約から最大25ヶ月間は、基本料金から1,000円割り引く「スマホプラン割引」が適用されます(ソフトバンクモバイルとディズニーからのMNP新規契約を除く)。
Y!mobileのスマホプラン一覧を下記にまとめました。最低で月額3,222円から維持できることがわかります。
スマホプランS(1GB) | スマホプランM(3GB) | スマホプランL(7GB) | |
基本料金 | 3,980円 | 4,980円 | 6,980円 |
スマホプラン割引(25ヶ月間) | 1000円引き | 1000円引き | 1000円引き |
ユニバーサルサービス料金 | 3円 | 3円 | 3円 |
税込み最低支払料金 (25ヶ月間) |
2,983円 (税込:3,221円) |
3,983円 (税込:4,301円) |
5,983円 (税込:6,461円) |
家や外出先では無線LAN(Wi-Fi)接続で使って、移動中などにかんたんなメールチェックに使うんだ、という場合は「スマホプランS」を、移動中にネット動画などを多めに楽しむ、という方には「スマホプランL」を選べばOKです。
自分が実際にどのくらい通信しているのか、調べる方法がいくつかあります。また、契約初月はどの料金プランでもスマホプランSの料金で試すこともできます。自分のスマホの使い方を知った上で適切な料金プランを選択しましょう。
なお、大手キャリアの新料金プラン同様に、完全な通話定額を使いたい場合は、月額1,000円のオプションサービス「スーパーだれとでも定額」に加入すればOKです。
Yahoo!を使うほどに通信量制限が“緩和”される「パケットマイレージ」
Y!mobileでシンプルな料金プラン以外でもうひとつ目を引くのが、Yahoo! JAPAN利用などで貯めたマイルポイントによって、翌月の通信容量制限の上限値を上げられる「パケットマイレージ」というサービスです。
パケットマイレージを利用するには、Y!mobileの電話番号とYahoo! JAPAN IDを連携する必要があります。連携手続きが完了したIDでスマホ版Yahoo! JAPANトップページかアプリ『 Yahoo! JAPAN』にログインすると1日1回、契約している料金プランに応じて以下のマイレージポイントがたまります。
なお、9月30日までは、料金プランに関係なく、スマホプランLのポイントレートが適用されます。
プラン名 | ポイント/日 |
スマホプランS | 1ポイント |
スマホプランM | 3ポイント |
スマホプランL | 7ポイント |
また、ID連携後、初めてYahoo! JAPANアプリを利用してログインすると80ポイントのサービスマイルがもらえます。さらに、5日連続でログインすると、「パケくじ」というマイルが付与されるくじに参加できます。残念ながら空くじ(0ポイント)もありますが、最大で200ポイントもらえます。毎日欠かさずログインしていれば、月に5~6回くじを引くチャンスがあります。
ポイントの積算は毎月1日から末日までで、その成果に応じてパケット通信容量の上限値に以下の容量が追加されます。
ランク | 通信容量の上限 |
ブロンズランク(80~199マイル) | 0.5GB(500MB) |
シルバーランク(200~399マイル) | 1GB |
ゴールドランク(400~599マイル) | 5GB |
プラチナランク(600マイル以上) | 無制限 |
毎日アクセスするだけで、スマホプランMであれば500MB、スマホプランL(うるう月を除く)なら1GBの通信容量が追加される計算です。パケくじでの付与分も含めて考えると、とにかく毎日Yahoo! JAPANを表示することがよりおトクに使う上でのポイントと言えるでしょう。
実際、他キャリアと比べてどれくらいおトク?
かなりシンプルなY!mobileの料金プランですが、大手キャリアのそれと比べてどれくらいおトクなのか、気になるところです。そこで大手キャリアを代表してドコモの「AQUOS PHONE ZETA SH-04F」と、Y!mobileで「STREAM S 302HW」を完全な新規契約で購入することを仮定して、維持費を比較してみましょう。
ドコモは「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」(定期契約あり)に「データMパック」(月間5GBまで高速通信可能)を組み合わせて、Y!mobileはスマホプランMで契約する前提です。
AQUOS PHONE ZETA SH-04F | STREAM S 302HW | |
基本料金 | 2,700円 | 3,980円 |
パケット料金 | 5,000円 | (基本料金に内包) |
プロバイダ料金 | 300円(spモード) | (基本料金に内包) |
ユニバーサルサービス料金 | 3円 | 3円 |
端末代金(24回払い・税込) | 3,555円 | 1,080円 |
料金割引(税込) | 1,620円 | なし |
税込み計 | 1万578円 | 5,381円 |
ドコモ側はハイエンド機種で国内通話が完全定額であること、他に回線契約があればデータ通信容量をシェアできることなど、単純に比較できない要素もありますが、純粋に1回線を持つだけであれば税込み価格で5,197円安く維持できます。
ドコモと同じく月間5GBの通信をするとして1,000円分の制限解除料を払ったとしても4,117円安く維持できます。シンプルに安くスマホを使いたいのであれば、かなり魅力的な選択肢と言えるでしょう。
大手キャリアの料金プランと比較して、かなりおトクなプランを引っさげて登場したY!mobile。スマホを安く維持したい方には、特におすすめです。とりわけ、Yahoo! JAPANのサービスを積極的に使っているユーザは、通信可能容量が増える特典もあっておすすめできます。
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レイ・アウト Y!mobile STREAM S 302HW ケース シルキータッチ・シリコンジャケット ホワイト(半透明) RT-302HWC1/W
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価格-(2021/01/21 時点)