

海外でスマホを活用するためには?
手軽に旅行できる海外といえば、韓国ではないでしょうか。飛行機でソウル、高速船で釜山など2~3時間で手軽に渡航できます。
そんなお気軽に行ける韓国の海外旅行ですが、国際ローミングを利用したスマートフォンの通信は「そんなにお気軽な料金ではない」というのが実情です。
そこで、今回は韓国お気軽旅行に、手持ちのスマホでリーズナブルに通信する方法をご紹介します。
データ通信だけならSIMフリー端末でなくても大丈夫!
海外旅行中に『LINE』や『Facebook』、メールが使えれば良いという方であれば、渡航先で通話は割りきってしないようにしましょう。それであれば、データ通信だけWi-Fiを利用することをおすすめします。


Wi-Fiモバイルルーターがおすすめ!
Wi-Fiといえば、よくバックパッカーの方がブログなどに「旅先では公衆無線LANが使えるから大丈夫」と書かれてたりしますが、それは全ての国の全ての地域に当てはまるとは限りません。
ですから、頻繁にスマートフォンを使って連絡を取り合いたいという方は、渡航先で携帯して利用できる、レンタルのWi-Fiモバイルルーターを借りるようにしましょう。
日本で借りたほうが良いの?
韓国で利用するレンタルのWi-Fiモバイルルーターは日本で借りてから渡航することもできます。高速艇ビートルの出発港の福岡・博多港国際線ターミナルでもレンタルすることは可能でした。
もちろん、日本での受付は日本人のスタッフが対応してれるので安心です。ただ、渡航当日に借りるのはかなり混みあいますので、そういう場合は釜山港で借りるのが良いでしょう。
料金も日本と韓国、どちらで借りた場合も差はほとんどありません。また、日本語の話せるスタッフが対応してくれるので韓国でも安心です。


韓国のレンタルカウンター
しかし、そうなると「船の中や港で借りるまで、通信は出来ないの?」と思われるのではないでしょうか。ご安心ください。高速船内、釜山港内、それぞれに無料のWi-Fiスポットが提供されてますので、そちらを利用すれば洋上での『LINE』や『Twitter』でのツイートもOKなのです。
レンタルWi-Fiモバイルルーター料金比較
釜山では釜山港国際ターミナル、釜山空港国際ターミナルともに、韓国3キャリアのカウンターが設けられており、パスポートとクレジットカード(現金も可)で日本人でも簡単にレンタルできます。
- SKテレコム
料金:6,500ウォン/日
通信回線:LTE
デポジット(保証金):200,000ウォン
- KT
料金:5,500ウォン/日
通信回線:Wi-Max(WiBro)
デポジット(保証金):150,000ウォン
- LG U+
料金:6,500ウォン/日
通信回線:LTE
デポジット(保証金):300,000ウォン
※1,000ウォン=約105円
レンタル料は後払いです。クレジットカードを提示せず、現金での支払いでは、最初にデポジット(保証金)を預けなければなりません。ただし、デポジットですから、紛失や破損が無かった場合、返却時には返金されます。


パスポートがあればレンタル可能
少人数旅行で活躍
SIMフリースマートフォンを韓国に持ち込むのであれば、プリペイドSIMを契約するという手段もありますが、SIMフリーのスマートフォンをお持ちの方は日本では圧倒的に少ないと思います。
日本の通信キャリアで購入したスマートフォンをお使いのユーザや、SIMフリーのスマートフォンのユーザーでAPNの設定などに自信の無い方は、レンタルWi-Fiモバイルルーターが適していると思われます。
また、カップルや夫婦、友達2~3人なら韓国内での行動はいつも一緒ではないでしょうか。それであれば、複数台で利用できるWi-Fiルーターのレンタルはコストパフォーマンスが高いと思われます。
複数の団体旅行でも全員で2~3台をレンタルして共有しておけばデータ通信のみはローミングのパケットを利用することはありません。


スマホだとAPNの設定が結構面倒
このように韓国を旅する場合は、割安なレンタルWi-Fiルーターをおすすめします。
なお、今回、筆者は釜山を4日間旅しましたが、レンタルしたSKテレコムのモバイルルーターのLTEの回線速度は落ちることもなく、エリア圏外も1度もありませんでした。韓国のLTE事情は日本より整備され進んでいます。
また公共のWi-Fiスポットも多く、もしもモバイルルーターのバッテリーが切れてしまった時も公共の無料Wi-Fiスポットを利用すれば、連絡はとれるでしょう。韓国旅行の際は、本記事をぜひご活用していただければと思います。