Androidスマホとテレビの接続方法、モニター出力方法をおさらい!<特徴と用途の解説つき>

端末を自由に移動できるワイヤレス接続「Miracast」

「Miracast」(ミラキャスト)は無線LAN規格の標準化団体「Wi-Fi Alliance」が策定した映像・音声のワイヤレス伝送規格です。端末で表示されている画像を無線LAN(Wi-Fi)を介して受像器(レシーバー)に伝送する、という仕組みで映像を伝送しています。
 
お手持ちの端末のOSがAndroid 4.2以降のバージョンであれば、概ね「Miracast」に対応しています。それ以前のバージョンでも、「ELUGA X P-02E」のようにメーカーの独自実装で対応している場合もあります。
 
テレビ・モニターのHDMI端子に接続するレシーバーは2000円台から購入可能です。また、無線LAN通信機能を内蔵したテレビ・モニターの中には「Miracast」で伝送された画像を直接受信する機能を備えたものもあります。
 
「Xperia Z2 Tablet」に搭載された「スクリーンミラーリング」での受像機能も「Miracast」を応用したものです。
 

筆者私有のMiracastアダプター「NETGEAR PTV3000」。購入当時は約9000円だったが、現在は5000円台前半から購入できる

筆者私有のMiracastアダプター「NETGEAR PTV3000」。購入当時は約9000円だったが、現在は5000円台前半から購入できる


 
利点は端末に何もつながなくても良いことです。特に、身体を動かすゲームを画面に映し出す場合、ケーブルで動きを遮られず、思う存分に楽しめます。
 
また、Windowsパソコンでも使える機種が多く、パソコンの映像を伝送する場合にも使える汎用性もあります。
 
「Xperia Z2 Tablet」のスクリーンミラーリング受像は「Miracast」そのもの。それを活かして外出先でもWindows 8.1パソコンでマルチディスプレイ環境を構築できる

「Xperia Z2 Tablet」のスクリーンミラーリング受像は「Miracast」そのもの。それを活かして外出先でもWindows 8.1パソコンでマルチディスプレイ環境を構築できる


 
欠点は、画像の乱れや動画・音声の遅延が発生することがあることです。「Miracast」では送信側で常に“動画”を作成して、そのデータをレシーバーに転送する、という仕組みです。
 
端末側でアプリが高負荷処理をすると、画像伝送に割ける能力が減ってしまうので特に発生しやすくなります。更に言うと、レシーバー側の“動画”処理能力が低くても同様の事象が起こることがあります。
 
動画再生のために「Miracast」を使う場合は、端末、レシーバー共に処理能力が高いものを用意することをお勧めします。また、機種によっては「Miracast」利用中はWi-Fiを使ったネット接続ができず、LTE/3G接続になってしまうことがあります。機種ごとの「Miracast」に関する注意事項はよく確認しておきましょう。

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