

NoRootファイアウォール
『NoRootファイアウォール』というアプリをご紹介します。このアプリは何と、ただのユーザアプリでありながら、ファイアウォールの機能を実現させて、かつとても軽量なアプリとなっています。
「ファイアウォールって言ったって、Mcafeeもあるし、どうやって使うの?」と思っている方に、みろいどが考案?した使い方をアプリと一緒にご紹介します。
まずは起動してみる
下記画像は、アプリを起動した時の画面です。画面中央の上の方にある「スタート」をタップすることで、ファイアウォール機能を動かすことができます。


NoRootファイアウォール:「スタート」でアプリが起動
※次でご紹介しますが、再起動後等は、毎回手動で起動する必要があります。画面中央の「再起動時にアプリを自動で立ち上げる」をチェックして立ち上がるのは、この画面までとなっています。
起動には、一手間必要
スタートをタップすると、下記の画面が現れます。これは、Androidが出している警告になります。起動画面に「VPN」という単語が書かれていたのを気が付いた方もおられると思いますが、本アプリはVPNの仕組みを利用したアプリになっています。


NoRootファイアウォール:アプリの注意事項
詳細は省きますが、Androidでは、VPN接続をする機能を使って、独自のプログラムをネット通信の間に挟み込むことができます。(通常は本当にVPNのプログラムが入る)
この機能の特徴としては、全通信をこのVPN接続機能の通信路を通す様にすることができるため、通信を丸ごと何処かへ送ってしまうことができてしまうのです。
そのため、この様な警告が出て注意を促すようになっています。この場合、このアプリを意図して動かしているので、チェックボックスにチェックを入れて「OK」とします。
注意!起動直後は何の通信もできません
起動すると、ステータスバーに鍵マーク(緑四角の部分)が現れます。AndroidのVPN機能を使ったことがある方はご存知だと思いますが、正にVPN接続の状態です。


NoRootファイアウォール:緑四角がVPNで赤丸が本アプリ
そして、しばらくすると、ステータスバーに炎のマーク(赤○の部分)が現れます。アプリの「保留中」タブを見ると、何やらインストールされているアプリがいっぱい表示されてきます。これは、それぞれのアプリがネットへ通信をしたことを示すもので、その通信を許可するかブロックするかを選択する画面です。
さて、ここは考えどころです。これらのアプリは、自分インストールしたものかどうか?通信して良いアプリなのか?
もし、知らぬ間に悪意のあるアプリが組み込まれていて、何か端末の中の情報を抜き出そうとしていたとしたら、何とそれを検出することができてしまうということなのです。つまり、自分の端末の番人として機能してくれるわけです。
殆どの通信は、AndroidのシステムプログラムやプリインされているGoogleなどのアプリばかりとなっていますので、殆ど許可することになり、「許可」をタップすることで、通信ができるようになります。
ここまで読んで気になったら、ダウンロード
怪しいアプリを発見
下記画像は、アプリ部分をタップすると現れる詳細画面となっています。このアプリはみろいどが古くから愛用していたアプリなのですが、何と怪しい通信をしているのを見つけてしまったのです。


NoRootファイアウォール:アプリの詳細画面
画面の中央より下の部分が細かい通信の記録なのですが、多くの場合、通信先は、例えば、「XXX.amazonaws.com」など、アマゾンのクラウドのサーバと思われる(多くのSNSやアプリで使われています)人が見て分かりやすいアルファベットが入った表記を見ることができますが、IPアドレス表記しか現れていませんでした。
こういう場合はちょっと怪しいわけです。実際にアドレスを調べてみると某国のアドレスになっていました。そこで、このアプリについて検索で調べてみたところ、何と怪しい通信をしているアプリということで、取り上げられていました。愛用していたので残念なのですが、アンインストールしてしまいました。
パケット節約にも利用可能
画面中央のチェックボックスの状態に注目下さい。また、チェックボックスの上の方に「Wi-Fiのマーク」と「モバイルのアンテナマーク」があることに気がつくと思います。


NoRootファイアウォール:Wi-Fiとモバイル通信の別で設定が可能
これは、左側のWi-Fiマーク列はWi-Fiを使った通信の場合、右側のモバイルマークの列は、モバイル通信についてのもので、チェックボックスは下記の意味となっています。
- 空欄の場合は、「保留」(通信ができない状態、保留タブに現れる)
- 緑のレ点は「通信可」
- 赤の×が、通信不可
画像は“『Mcafee』は両方通信可で、『Youtube』はWi-Fiの時にしか許可していない”となります。つまり、YoutubeはWi-Fiでしか観られないように設定がされていることになります。
こうしておく事で、意図せずYoutubeなどをモバイルで観てしまって、パケット制限に引っかかるのを防止することができます。
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