

「VAIO Phone」の魅力をチェック
ついに発売になった「VAIO Phone」を手に入れたので、早速レビューをしてみたいと思います。
続編はこちらから
これが「VAIO Phone」の箱だ!
日本通信の決算発表の時に登場したのが、イマジネーションを掻き立てられてしまったVAIOの箱。とても質の良い箱にVAIOロゴが入るパッケージを見ると、PCとしてのVAIOのクオリティに魅せられた自分としては、それと同じ期待をどうしてもしてしまうのですが…。


「VAIO Phone」のパッケージ
これは、主たる生産は日本通信製(正確には台湾のQuanta社のODM)なので、「VAIO Z」や「VAIO P」のようなモバイルPCの名機とは比べられないので、まずはVAIOの名を関する初めてのスマートフォンとして使っていく事にします。このパッケージの横には、VAIO Smartphone「VA-10J」というネーミングと型番ができます。
通信プランと一緒に考えるとなかなかリーズナブルな「VAIO Phone」
この「箱」を開ける瞬間が一番テンションが上がるところで、上蓋を引き上げるとついに「VAIO Phone」とご対面。おや?上蓋の裏に何かくっついてるぞ?と思ったら、「VAIO Phone」の専用のプランを契約するための解説書でした。


開封!テンションが上がる瞬間
今回、「VAIO Phone」が届いた状態では、通信用のSIMカードは付属していないので、「VAIO Phone 高速定額」と書いてある申込書を参照して、webで契約登録をすると、後日「VAIO Phone」専用のSIMカードが送られてくるという仕組みになっています(解説書には個別の専用の申し込みコードが記載されています)。


「VAIO Phone」のSIMカード申込書
「VAIO Phone」の本体の一括購入価格は、55,080円(税込)で、本体価格が48,000円と初期手数料3,000円、プラス消費税8%を加えた総額となっています。これがいわゆる一括購入という状態で、さらに日本通信の通信プランとして、「VAIO Phone」専用の音声付きデータ使い放題のプランを1,980円(税別)で用意していています。
従来の音声通話付きデータ使い放題プラン「b-mobile SIM 高速定額」が2,780円(税別)と比べると料金が安く設定されているところがポイントです。
「VAIO Phone」通信プラン
- 「高速定額」(音声付):月額基本料金1,980円(税別)、データ量無制限
- 「らいとプラン」(音声付):月額基本料金980円(税別)、データ量1GB


「VAIO Phone」の通信プラン
「b-mobileオンラインショップ」をはじめ、主要量販店では分割払いも可能で、「VAIO Phone」の本体価格を24回分割にすると月々2,000円(税別)となるので、本体代金と通信費セットで月々3,980円(税別)で端末代金込で使う事もできます。
「VAIO Phone」が届いて、すぐにSIMカードの申し込みをしたのですが、2日後には手元に届いていたのでほぼ待たずとしてモバイル通信して使うことができます。
申込用紙と似たデザインの「VAIO Phone 高速定額」と書いた紙ベースの中にSIMカードが入っているのを確認して見てみるとおもいっきりdocomoのSIMカードそのままでした。SIMのサイズはmicroSIMサイズです。


SIMカードのサイズはmicroSIM
「VAIO Phone」の外観デザインをチェックしてみよう
「VAIO Phone」の本体と、それ以外の付属品をチェックしてみると、クイックスタートガイドと、製品保証書、SIMトレイピン、MicroUSBケーブルとACアダプターが入っています。


同梱物一覧
クイックスタートガイドはかなり小さなもので約16 ページのカンタンな使い方が記載されているものでした。SIMトレイピンは本体にあわせたブラックカラーで、思わずVAIOロゴでも入っているかな?と期待したものの、それらしきものはなくシンプルなものでした。
「VAIO Phone」の外観をチェックしてみます。Androidスマートフォンによくあるスタンダードな一枚板の一般的なデザインで、ディスプレイ面 と背面はどちらもガラスが張り込まれていて、側面はブラックのしっとりとした触感のマットなブラックとなっています。


前面(左)背面(右)
角は、なだらかにカーブラインを描いていて、ディスプレイ面から背面にかけて本体が斜めにカットされて小さくなっている形状で、持ちやすさいデザインになっています。


左側面。SIM及びSDカードスロットを配置(上)右側面。電源ボタンと音量ボタンを配置(下)
ディスプレイサイズは、5インチ(720×1280)で、本体サイズは、約141.5mm×約71mm×約7.9mm。質量は、約130g (リチウムイオンバッテリー含む)。実際に手に持ってみた印象は、思っていたよりも薄くて軽く、ガラスを両面に採用していたりブラックなダークなカラー一色なのに重厚感がないので、持ったときは少し拍子抜けしてしまうくらいでした。
各所を細かく見てみると、背面の上部には、13メガピクセル CMOSカメラ、その横にLEDのフラッシュライトを搭載して、そのすぐ下にシルバーのVAIOロゴが配置されています。下側の右よりある長細い穴はモノラルのスピーカー穴です。


背面上部にカメラ及びLEDライト(左)背面下部にはスピーカー(右)
正面を見ると、上部に5メガピクセル CMOSカメラと、充電通知LED、受話スピーカーを備えています。電源をオフにしている状態だと、真っ黒なガラスのディスプレイの下部分にシルバーの VAIOロゴが目立つのがよくわかります。


正面上部にインカメラ(左)下部には受話スピーカー(右)
側面にある唯一の物理キーは、電源ボタンとボリュームキーのプラスマイナスボタン。ボリュームキーは小さい凹凸があるので手元を見なくても操作しやすいようになっています。側面のトップにあるのはヘッドホン端子で、キャップレスです。


右側面には唯一の物理キー(左)上部にはヘッドホン端子(右)
底面には、MicroUSB端子とマイク穴。そして、左側面にあるMicroSDカードとSIMカードの収まるカバーがあります。でも、どうしてここにわざわざ MicroSDの文字(とSIMカードらしきロゴ)を白く印刷してしまったのか、本体の全体を見回してもVAIOロゴ以外にサインがないためにやたら とここが目立ってしまっていました。


MicroUSB端子(左)左側面のMicroSDカードとSIMカードスロット(右)
ここのカバーを開けると、上下に2枚のスロットがあってその上部にMicroSDカード挿入スロットと、その下に、SIMトレイが入っています。付属のSIMトレイピンを穴に差し込むと、SIMトレイがせり出してきます。


カバーを開けると、上MicroSDカード挿入スロット。その下にSIMトレイ
SIMトレイは、よく見るとやたらと長くて2つ分のMicroSIMカードを収めるスペースがあるのですが、片側はダミーカードが貼り付けられていて、「こっちにはSIMカードをいれないで!」と注意書きがされています。
どうしてわざわざこんな作りにしてるのかというと、「VAIO Phone」は Quanta社製のODMとして作られている事もあって、おそらくこの筐体のベースとして、海外モデルで販売されているデュアル端末としても使える共通パーツの仕様を残しているのではないかと思われます。


2つ分のMicroSIMカードを収めるスペースがある
SIMトレイにMicroSIMを載せて、改めて中に差し込んでやるとセット完了です。「VAIO Phone」にはあらかじめAPNの設定がセットアップされているので、すぐにデータ通信も音声通話もできます。


SIMトレイにMicroSIMを載せて差し込むとセット完了
VAIOブランドという事で、かなり期待されている方も多いと思う端末です。今回は外観のデザインを中心に紹介しましたが、次回はスペックや使用感について詳しく紹介したいと思います。
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