

プリインストールアプリを無効化する方法
「みんな違うから、世界は楽しい。」とテレビCMで訴求されているように、Android端末は様々なキャリア、様々なメーカーから色々なものが出ています。
キャリアやメーカーは通常、Android端末の差別化要素としてオリジナルアプリをプリインストールしています。その中には「システムアプリ」(※)扱いを受け、アンインストールできないものもあります。そんなアプリはずっとアプリ一覧(ドロワー)に表示され続けていて、正直うっとうしく思うこともあるはずです。
そこで、今回はAndroidにおいてアンインストールできないシステムアプリを非表示にできる「アプリケーションの無効化」の方法と、その注意点を解説します。
(※)システムアプリはその名のとおり、「端末の動作に欠かせない」とされるものです。Webサイトへのショートカットを始めとして、どう考えても「欠かせない」とは言えないアプリまで指定されていることもあります。
アプリの無効化方法
アプリの無効化は端末設定の「アプリ」から行います(ある場所は端末によって異なります)。「すべて」のタブの中から、無効にしたいアプリを探してタップして詳細画面を表示します。
画面が開いたら「無効にする」をタップしましょう。するとシステムアプリを無効化することに関する警告ダイアログが表示されるので、構わず「OK」を押しましょう。押した後、アプリ一覧に表示されなくなったことを確認しましょう。


詳細画面から「無効にする」を選んで(左)警告ダイアログで「OK」を押すだけ(右)
システムアプリをGoogle Playやキャリアマーケットなどでバージョンアップしている場合、「アップデートのアンインストール」を実行した後に無効化する必要があります。


無効化を実行したらアイコンが「消えて」いるかどうかチェック
ただし、Android 4.2以降を搭載している端末の場合、「無効にする」をタップすればアンインストールと無効化を同時にやってくれます。


アップデート済みのシステムアプリはアンインストール後無効化する。Android 4.2以降を搭載した端末では、「無効にする」をタップするするだけでアンインストールも行ってくれる
無効化したアプリの有効化方法
無効化したアプリ設定の「無効」タブの中にまとめて表示されます。再度有効化したい場合は、有効にしたいアプリをタップして詳細画面を表示し、「有効にする」をタップしましょう。その後、アプリ一覧に表示されているかどうか確認しましょう


無効化したアプリは「無効」タブに表示されている(左)アプリ詳細で「有効にする」をタップすると再度有効化できる(右)
なお、システムアプリの無効化は場合によってはリスクにもなり得ます。例えば、ダウンロードして入手したはずのよく使うアプリが動かなくなることがあります。


有効化を実行したらアイコンが「復活」しているかチェック
Androidの場合、アプリの動作に別のアプリが必要なことがあり、その「別のアプリ」が無効化したシステムアプリだった、というオチです。こうなった場合は、動作がおかしくなる直前に無効化したシステムアプリを再度有効にすると正常に動作するはずです。
更に、端末の動作に深く関わるシステムアプリを無効にしてしまうと、端末の動作がおかしくなる可能性もあります。通常、そのようなものは無効化自体が無効にされているはずなのですが、何故か無効にできてしまう端末もたまにあるのです…。
停止してはいけないアプリの見分け方はこちら
「自分にとってはいらない!!」とむやみやたらに無効化するのではなく、事前に下調べしてから止めるようにしましょう。


本来システムのコアにあたるアプリ(サービス)は画像のとおり無効にすること自体が無効になっているが、そうなっていない場合もあるので注意
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