

「dTVターミナル」ってなんだろう
「dTV」や「dアニメストア」が快適に観られる「dTVターミナル」はいったい何ができるのか紹介します!
dTVならこちらも読んでおこう!
最近は『YouTube』などスマホで動画を観る機会も増えましたね。さらに、映画やドラマ、アニメを観られるサービスも増えてきて、スマホで動画鑑賞がますます楽しい時代になってきました。
しかしながら、昔から映画やドラマを観るのに最適なツールがあります。そう、テレビです。そのテレビに、機器を設置して新しいチャンネルにしようという「セット・トップ・ボックス(STB)」が増えているのです。
2015年4月22日、NTTドコモは新しいセット・トップ・ボックス「dTVターミナル」を発売しました。価格は6,980円(税別)です。過去、「dStick」「Chromecast」「Nexus Player」と購入してきた筆者は、「dTVターミナル」もゲットしてみました。1万円未満の最新セット・トップ・ボックスは、いったい何ができるのでしょうか。
「dTVターミナル」で何ができるの?
- 「dTVターミナル」はそもそも何ができるの?
- ちょっと面白い「HDMIパススルー機能」
- 見逃していた作品に出会える「ザッピングUI」
- スマホ操作に慣れていなくてもリモコン操作でらくらく
- 文字入力にちょっと難あり
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目次
「dTVターミナル」はそもそも何ができるの?
イチバン気になるのは、この機械で何ができるのか、ではないでしょうか。できることは実は多くありません。
- dTV(旧dビデオ)の視聴
- dアニメストアの視聴
- 『YouTube』の視聴(「お手軽プレイヤー(For YouTube)」)
- Miracast機能
- マイメディア
上記の5つだけです。(執筆時点)


現在(2015/4/27)使えるアプリは3つだけで追加にも対応していない
ベースはAndroid 4.2です。


Android 4.2がベース
「dTV」は月額500円(税別)で、映画やドラマ、アニメ、音楽などの動画を観られる総合動画配信サービスで、国内最大級のものです。「dアニメストア」はその名の通り、アニメに特化したサービスで、月額400円(税別)。
ちなみに、あまり知られていませんがドコモ契約者でなくても、「dTV」や「dアニメストア」は契約できます。大きい機能はこの2つを快適に観られる専用機器ですよということ。
少々わかりにくいのは、「Miracast」で、これは対応しているスマホ/タブレットからテレビへ映像の転送ができるものです。スマホに入っている写真などをみんなで観るのに便利そうですね。


「Miracast」を使うとスマホゲームをテレビに表示させることもできますが、動作はやや遅くなった
最後の「マイメディア」は、microSDメモリーカードやUSBメモリーに入っている写真や動画を再生するアプリで、スマホで撮影した動画などをテレビに写すのに使えます。
また、同じネットワーク上にあるパソコンなどの映像なども表示できました。


起動しているパソコンの映像も表示できる意外と便利な「マイメディア」
ちょっと面白い「HDMIパススルー機能」
それでは本体はどのような感じなのでしょう。パッケージに入っているのは、「本体」「HDMIケーブル」「USB電源ケーブル」「ACアダプタ」「専用リモコン」の5つ。あとは取扱説明書が入っています。


必要な物は全て揃っている親切パッケージ
「Nexus Player」など、一部のセット・トップ・ボックスにはHDMIケーブルが入っていないなど、一部別売の場合がありますが、この「dTVターミナル」はオールインワンで、必要なものは全て入っています。


HDMI入力や光デジタル音声出力に対応しているのはちょっと珍しい
少し面白いのが、本体に「HDMI入力」と「HDMI出力」がある点。これは、テレビ側にHDMI端子が少ない場合を想定して、PS4などのゲーム機を接続できるよう設計されているのです。
筆者は残念ながらHDMI端子を使うゲーム機を所有していないため、試しに「Nexus Player」を差し込んでみましたが、バッチリ動きました。テレビ側に入力端子が1つしか無いモデルであっても、「dTVターミナル」を差し込んでしまうことでHDMI端子が無くなるということはなさそうですね。
さらに、有線LANに対応しているのも見逃せないポイント。自宅が無線LAN環境でなくても、ルーターからLANケーブルを接続して「dTVターミナル」に差し込むだけで映像を観る準備ができます。無線LANよりも、有線LANのほうが安定した通信ができるので、画質重視の人も有線がオススメ。


USBメモリーや、microSDメモリーカードに対応していて今後の拡張に期待
見逃していた作品に出会える「ザッピングUI」
このモデルの最大の特徴は、「dTV」と「dアニメストア」の視聴に特化していること。利用できるサービスを絞り込むことで、快適性を追求しています。
「dTV」では多くの動画が観られるのですが、イザ「何を見ようかな」となっても探すのがとっても手間です。最初から何を観るか決めている場合はまだしも、そうでない場合は、探すだけで面倒になっちゃいますよね。
それを解決するのが「ザッピングUI」という新機能。過去の視聴履歴や、性別、年代、嗜好傾向を反映し、その人にオススメの動画(予告編)を自動的に流してくれます。


電源入れればすぐにオススメ動画が流れるのは新しい
テレビのチャンネルだけ合わせて、あとはお茶でも飲みながらぼんやり動画を観るだけで、「お、これ見逃してた!」と、新しい動画に出会えるわけです。気に入った動画は、そのままリモコンの決定キーを押すだけで本編が流れますし、後で観たい場合はマイクリップ(お気に入り)に入れることもできます。
さらに、リモコンの左右でコンテンツを、上下で「海外ドラマ」「洋画」「アニメ」といったチャンネルを切り替えられるので、「今日はドラマの気分~」といった場合はドラマのオススメだけを流せる仕組みになっています。
また、マイクリップ機能を使うことでお気に入りの作品をクリップ(インターネットのブックマークのようなもの)できるため、あとで観たい作品などは、どんどんマイクリップすることで使いやすくなります。


「マイクリップ」に動画をいっぱい放り込んで自分専用チャンネルを作るのが正しい楽しみ方かもしれない
とにかく多くの動画コンテンツがあるので全部観るのにいったい何時間必要なのだろう…


豊富な動画コンテンツが魅力
dアニメストア(月額400円)では見逃し最新アニメも配信されていました。


dアニメストア
スマホ操作に慣れていなくてもリモコン操作でらくらく
「dTVターミナル」は専用リモコンが付属します。これがとっても重要で、操作するのにスマホは必要ありません。つまり、スマホ操作が苦手な人でも、手軽に動画配信サービスを利用できるのです。
さらに、動画を観ている最中に電源を切っても、再度電源を入れた時点で動画の途中からスタートしてくれる機能もあるため、見逃しもしません。これぞ、「dTVターミナル」を買うことでテレビに新しいチャンネルを追加できる感覚なのです。


リモコン操作できるので、わざわざスマホを使わなくてもいいのがポイント
例えば、機械にあまり強くない人でもテレビのリモコン操作さえできれば、安心して動画配信サービスを使えます。


最新映画も別料金レンタルで視聴できる。「インターステラー」もあった!
文字入力や早送りにちょっと難あり
簡単操作で「dTV」や「dアニメストア」を視聴できる「dTVターミナル」ですが、やや難しい点もあります。それは文字入力です。スマホを使わず、リモコンのみの操作となるため、文字入力は結構手間となります。
さらに、最初に入力する無線LAN設定や、docomoID設定など、英数字を細かく入力する場面でのリモコン操作は面倒だと感じました。しかしながら、最初の設定だけなので、もし家族が使うために購入する場合は、設定して観られる状態にしておいたほうが良いでしょう。


文字の入力に向いているとは言えないので、検索はあまり使わなくなった
また、dTVターミナルで使える「お手軽プレイヤー(For YouTube)」でも、動画検索するともリモコンで文字入力する必要があります。これも手間なので、dTVターミナルでは『YouTube』は観なくなりました。あくまでも、一応『YouTube』が観られるよというだけで、本格的に観られるとは思わないほうがいいかもしれません。
もう一つ気になったのは、作品の早送りなどです。リモコンの早送り/早戻し操作をすると、その名の通り早送りなどができるのですが、画面が連動しないので、どこまで早送り/早戻ししたのかさっぱりわかりません。
また、再生/停止ボタンを押さない限りずっと早送り/早戻しをしてしまうため、タイミングを計るのが困難でした。できれば、ボタンを押した数だけ進むなどのシーク機能に変更したほうが操作しやすいなと思いました。
自宅に帰ると、とりあえずテレビを点けるよ、また週末は映画を借りて観るのが好きだよという人、テレビに拡張機能を付けたいけれども、難しそうと感じている人は、この「dTVターミナル」がおすすめだと思います。筆者は今日も「dTVターミナル」で出会ったことのない映画を楽しもうと思います♪
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