

「Galaxy S6 edge SC-04G」を試してみた!
デュアルエッジスクリーンを搭載した注目の夏モデル「Galaxy S6 edge SC-04G」を試してみました。国内では、2015年4月23日よりドコモとKDDI(au)で販売が始まっています。
今回はドコモ版の「Galaxy S6 edge SC-04G」の、カメラ機能や搭載アプリ、スペックについて紹介します。
「Galaxy S6 edge」のレビュー第1回目はこちら
「Galaxy S6 edge SC-04G」をチェック!
起動が早いカメラ機能
本モデルには、最新のオクタコアCPUが搭載されています。オクタコアというのは、8つのコアがあるCPUのことで、一般的なスマホはクアッドコア(4つコア)なので、その倍のコアがあるということになります。
主に恩恵を受けるのは、処理の重いゲームや、負荷の高い操作をさせたときですが、もうひとつ。カメラでも恩恵を受けられます。
カメラアイコンをタップすると、即座にカメラが起動します。その起動速度が非常に早く、快適そのものです。あまりにも快適なので、無駄にカメラ起動しまくってしまいました。


さまざまな機能が用意されているカメラアプリ
なお、カメラはスマホでは珍しいマニュアル撮影「プロ」が可能です。デジタル一眼カメラや、高級コンパクトデジタルカメラに搭載されている機能で、感度やホワイトバランスなどを自由に組み合わせながら撮影できます。


マニュアル撮影できる「プロ」ではこだわった写真撮影も可能に!
なお、専門的になってしまう絞りやシャッタースピードはスマホにお任せとなりますので、あまりカメラに詳しくない人でも安心してマニュアル操作を体験できますよ。
機能のダウンロードにも対応しているので今後の拡張性もバッチリ(説明が英語ですが…)。


機能のダウンロードにも対応
エフェクト効果を見ながら撮影もできますので、作品風写真を撮影する時に便利ですね!


エフェクト効果を見ながら撮影できる
マニュアルフォーカス(手動ピント)に対応しているなんて、マニアックな!


マニュアルフォーカス(手動ピント)に対応
他にも、ピント位置を変えられる「選択フォーカス」や、「スローモーション」といった従来モデルから継承している機能や、擬似的に3Dぽい動画を作成するバーチャルショットという機能があります。


擬似3D撮影の「バーチャルショット」
「バーチャルショット」は、小物などをぐるりと撮影することで、まるで立体映像のような雰囲気となる短い動画が撮影できる機能で、使い方によってはとっても面白いかなと思いました。
なお、撮影時に効果を見ながらビンテージやモノクロなど撮影できますし、撮影後に豊富な編集メニューで効果を付けられます。カメラ好きにも納得のモデルですね。


撮影後も編集や加工ができるので、こだわり写真派も安心
撮影サイズは最大16Mまでですが、SNSにアップ用であれば3M程度で十分でしょう。


撮影サイズは最大16M
動画撮影は4K動画に対応しています。『YouTube』にアップ用などではFullHD(FHD)でいいかもしれません。


動画撮影は4K動画に対応
本体に入っているアプリはどうなの
ドコモに限らず、キャリア販売されているスマホは最初から「アプリが多いな~」という印象を持っていますが、「Galaxy S6 edge」はどうなのでしょう。
初期の状態で、アプリドロワーにあるアプリアイコンは41個。ブラウザやマップ、音楽、テレビ、おサイフケータイといった一般的なアプリ(機能)が目立ちます。


プリインストールされているアプリの一部
ドコモサービスや、Googleのサービスはあらかじめまとめられている状態なので、購入後に入れ替えする必要はありませんでした。


ツールなどカテゴリ分けできるものは最初からまとめられているのはわかりやすい
なお、Androidスマホなのに最初から「Microsoft Apps」というものが入っています。


Androidなのに最初からMicrosoftのアプリが入っているのが面白い
これは無料で使えるクラウド・サービスで、「Galaxy S6 edge」経由から登録(またはログイン)することで100GB分のクラウドストレージを受けられる『OneDrive』もあります。
microSDメモリーカードに非対応な本モデルでは、クラウド・サービスを使うのがコツですので、ぜひ『OneDrive』で容量アップをしておきたいものですね!
また、「テレビ」は「ワンセグ」「フルセグ(地デジ)」「NOTTV」の3種類に対応していますが、本体に付属のイヤホンを差し込むことでアンテナとして機能します。屋外でテレビや「NOTTV」を観るときは、イヤホンも忘れずに持って行きましょう。


イヤホンが無いとテレビが映りません
「Galaxy S6 edge」には、健康活動アプリ『S Health』が入っています。リアカメラ横の脈拍センサーに指先を触れることで、現在の脈拍を計測、記録保存できるもの。


健康アプリ「S Health」はGalaxyシリーズの定番アプリ
最近はウェアラブル(腕時計型)端末で、脈拍計測できるものも増えていますが、本体の機能であらかじめ搭載されているのは良いですね。ジョギングや自転車などで走ったあとや、起床後に計測して記録していくと良さそうです。


専用の心拍センサーを使って計測するので、正確な数値を期待できる
バッテリー節約、テザリング、ベンチマークなど
フラッグシップモデルのスマホになればなるほど、高性能なCPUが搭載されています。
「Galaxy S6 edge」も同様に、世界最高レベルとなるオクタ(8)コアCPUを搭載しています。ベンチマークアプリの『AnTuTu Benchmark』(64bit版)で計測させてみたところ、6万9000以上のスコアを出し、他の世界有数フラッグシップモデルよりも高性能という結果を得られました。


他のスマホと比較してもぶっちぎりのグラフとなっている「Galaxy S6 edge」
しかしながら、CPUが高性能であれば高性能であるほど、気になるのはバッテリーです。
他のモデルが3,000mAh超えという大容量バッテリーを搭載しているのに対して、「Galaxy S6 edge」は2,600mAhとバッテリー容量は少なめとなっています。
しかしながら、省電力機能を搭載しているため、あまり使わない時には「ウルトラ省電力モード」にしておくなどでバッテリーを大幅に節約できますし、急速充電にも対応しており、おおよそ10分の充電で最大4時間利用が可能です。


バッテリー対策に効果的な「ウルトラ省エネモード」
筆者もレビュー用に触っているときに、バッテリーが減ってきたので充電ケーブルに接続してみたところ、「充電がすごく早いな」という印象を受けました。夜間に充電を忘れてしまっても、朝の短い時間に充電してしまえば安心できるほどの量を充電できます。
最近のスマホでは欠かせない「テザリング」機能。スマホをWi-Fiルータとして使い、パソコンやWi-Fi専用タブレットなどでインターネットをする機能ですが、「Galaxy S6 edge」も対応しています。
さらに、速度は遅めですが、バッテリーが減りにくいBluetoothテザリングにも正式対応しているので、あまり速度を気にしないSNSやメール用に使うのであれば、Bluetoothテザリングでバッテリーを気にせずにパソコンなどが使えます。


Bluetoothテザリングは速度をそれほど求めないときにとても有効な方法
高級感があり、動作も早い、本体軽量と、スマホとして完成形に近いとも言える「Galaxy S6 edge」ですが、弱点もあります。
それは、外部メモリーカード(microSDメモリーカード)に非対応なところ。しかしながら、本体容量は64GB(空きメモリ約53GB)ありますので、記憶容量が足りずに困ってしまうということは無さそうです。


本体メモリは64GBあり、アプリや動画、写真の保存には困らない
さらに、『OneDrive』の100GB分もありますので、すぐに使わない写真などはクラウド・サービスに移動させてもいいかもしれませんね。防水は必要無いけれども、とにかく高性能なスマホが欲しいなという人に「Galaxy S6 edge」はオススメだと思います!
Galaxy S6 edge(SC-04G)
- カラー:グリーン エメラルド / ゴールド プラチナ
- サイズ:約142.0mm(高さ)×約70.0mm(幅)×約7.0mm(厚さ)
- 重量:約132g
- 連続通話時間:GSM(海外)約640分、VoLTE(国内) 約950分
- 連続待受時間:GSM(海外) 約360時間、LTE(国内)約400時間
- ディスプレイ:Super AMOLED(有機EL)、約5.1インチ、2,560×1,440pixels
- CPU :オクタコアCPU (2.1GHz + 1.5GHz)
- OS:Androi 5.0RAM:3GB
- 内蔵ストレージ:64GB
- バッテリー:2,600mAh、急速充電対応
- ビデオ録画解像度:UHD 4K (3840 x 2160)@30fps
- アウトカメラ(外側):約1,600万画素
- インカメラ(内側):約500万画素
- Bluetooth(規格):Bluetooth 4.1
- NFC:対応(Felica含む)
- モバイルTV :対応(ワンセグ/フルセグ/NOTTV)
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