

「Xperia J1 Compact」のカメラ&オーディオ機能をフォーカス!
ソニーモバイルコミュニケーションズのMVNO対応端末として登場した「Xperia J1 Compact」について、「Xperia」の得意とするところのカメラ性能やオーディオ機能を掘り下げてご紹介します。
あわせてSo-netの格安SIMサービス「PLAY SIM」についても、紹介します。
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優秀なカメラ機能
まず、「Xperia」といえば優秀なカメラ機能です。「Xperia J1 Compact」の背面に搭載されるカメラは、一般のコンパクトカメラと同等サイズの1/2.3型の約2,070万画素のイメージセンサーExmor RS for mobileを採用しています。


一般のコンパクトカメラと同等サイズの1/2.3型の約2,070万画素のイメージセンサーExmor RS for mobileを採用
そして、焦点距離(35mm換算)27mmのGレンズや、画像処理エンジンBIONZ(ビオンズ) for mobileといったソニーのカメラ技術をスマートフォンに導入されていたり、本体のボリュームキーでデジタルのズームを調整できたりと、スマートフォンでありながらコンパクトデジカメのような使い方とキレイな写真が撮れるというのが大きな魅力になります。


スマホでありながらコンデジのような使い方とキレイな写真が撮れる
静止画の最大解像度は、4:3で20.7MP(5248×3936)、16:9で15.5MP(5248×2952)。ISO感度は、「マニュアル」モードで選べる最高感度がISO3200で、「プレミアムおまかせオート」で撮影した時の「低照度」モードでISO6400まで対応しています。


豊富なカメラ機能
そして、動画撮影時には、メインカメラでもフロントカメラでもフルHD(1080p)での撮影ができて、“電子式手ブレ補正”も効くのでブレを防いできちんと動画を残せます。
「Xperia Z2/Z3シリーズ」のように、4Kの動画を撮影するという機能までは搭載されていませんが、ハイビジョン画質の動画を気兼ねなくどんどん撮れるというのがいいですね!
それから、「Xperia」のカメラの魅力は、充実したカメラアプリがたくさんあるという事です。最初から用意されているものもあったり、新しいアプリを追加していく事もできたりします。例えばその一例を紹介してみます。


充実したカメラアプリ
デジタル一眼カメラのように被写体にピントをあわせて背景をボカした写真が撮りたいという時に便利なのがズバリ「背景ぼかし」。なるべく近い被写体と背景の差があるようにまずは撮影。
撮った後に画像をチェックしながら、スライダーを動かすとアラ不思議!いまいちボケきらなかった背景が見事にふんわりとボケて雰囲気のある写真を作れます。なんてズルい、いや便利な機能なんでしょう!


「背景ぼかし」で撮影
次に「ステッカークリエーター」。撮影した画像の欲しい部分だけをグルっと繰り抜いて、こまかく微調整、その後にカラフルなフチを選ぶと、ものすごくカンタンに可愛らしいステッカーがポンポンできます。
予想以上にハマってしまい、やりだすと延々と作りたくなります。もちろん作ったステッカーは、さらに「Xperia」のカメラで重ねて写真を撮影する時に使えます。


「ステッカークリエーター」でステッカーを簡単作成
「ボイスバルーン」は、音声入力で話している言葉を吹き出しの形でテキストを画面に表示してくれるというおもしろ撮影アプリです。
会話しながら撮影していると、そのまま話した言葉が吹き出しで表示されるので、たくさん撮影した後に見返してみると、その時の思い出話に華が咲きます。ボイスメモ付きの写真として使うという方法もありますね。


「ボイスバルーン」は、音声入力で話している言葉を吹き出しの形で画面に表示
カメラの性能が優れていると言うだけではなくて、こうしたアプリを使って撮った画像を、『Twitter』や『Facebook』、『Instagram』にもアップできるので、いつもよりも撮影が格段に楽しくなります。
気軽にイイ音を楽しめる音楽機能
そしてソニーのお家芸とも言えるオーディオ機能もとても良くできています。音楽を聴くには純正の『Walkman』アプリを使います。


音楽を聴くには純正の『Walkman』アプリ
音楽を聴く時に、良く音の設定はわからないとか、あんまり難しい事を考えたくない、という時には、設定から「ClearAudio+」をオンにするだけで、イコライザーの調整やエフェクトを自動的にソニーおすすめの音質に設定してくれるので、手軽に高音質を楽しめます。
余計な煩わしさなくすぐに良い音で聴きたい!といった場合にはとても便利な機能です。


「ClearAudio+」をオンにするだけで、手軽に高音質を楽しめる
もちろん好みの設定を細かくいじる事もできるようになっていまず。「サウンドエフェクト」でポップス、ジャズといったイコライザープリセットや、もしくは5段階のイコラ イザーの設定やクリアバスの調整をしたり、スタジオ、クラブ、コンサートホールといった「サラウンド(VPT)」を好みで選んで自分好みの音を楽しむ事もできます。


好みの設定に細かく変更可能
さらに、本体に内蔵されるスピーカーは、本体底面にあるモノラルスピーカーなのですが、なかなか大きい音で再生してくれます。
スピーカーの音も、設定から「Clear Phase」をオンにして内蔵スピーカーに適した音質に変更したり、「xLOUD」をオンにしてオーディオの再生レベルを強調して出すという事ができていて、小さいボディからでもしっかりした音声で再生してます。皆で画面を一緒に見ながら音声を聞く場合でもまず困る事はありません。


本体底面にあるモノラルスピーカー
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ポータブルアンプと合体すればハイレゾ音源を聴ける
フラッグシップモデルの「Xperia Z2/Z3シリーズ」では、CDを上回る情報量を持って臨場感のあるハイレゾ音源に対応しているという機能がありますが、さすがに「Xperia J1 Compact」には搭載されていません。
ですが、「Xperia J1 Compact」にも別の機器の助けを借りると、ハイレゾ音源を聴くことができる技があります。まず、「Xperia J1 Compact」のMicroUSB端子からポータブルアンプ(PHA-1Aなど)を接続すると、ポータブルアンプを通じてよりリッチな音楽を聴く事ができます。


ポータブルアンプを接続すると、ポータブルアンプを通じてリッチな音楽を楽しめる
ただし、そのままプリインストールされている純正の「Walkman」アプリを使っても、ハイレゾ音源は再生されないようなので、(厳密には、Xperia Z2/Z3シリーズのように「ハイレゾ音源のUSB出力」という項目がありません。)、別途『 USB Audio Recorder PRO』という有料アプリをインストールする必要があります。
ちなみに、『USB Audio Recorder PRO』は、「Google Play」のアプリ解説文からお試し版の『USB Audio Player Pro Trial』のリンク先があるので、それをダウンロードしてお試しとして使ってみるのもいいかもしれません。
アプリ内で、「USB Audio Player Pro Trial にUSB機器へのアクセスを許可しますか?」というメッセージがでてくるので、OKすると「Xperia J1 Compact」のUSB経由からポータブルアンプを通じてハイレゾ音源が聴けるようになります。


『USB Audio Recorder PRO』を利用してハイレゾ音源を楽しむ
言い忘れましたが、もちろんハイレゾ音源を聴くには、ハイレゾ音源に対応するヘッドホン(MDR-1Aなど)が必要になるので、そちらも準備する必要があり ます。
少し物々しくはなりますが、ハイレゾ音源に興味が湧いてきて聞いてみたいなと思った時に、こうしてハイレゾ音源プレーヤーとして楽しめる道筋がある というのは後々の楽しみになりますね。


ハイレゾ音源を聴くには、ハイレゾ音源に対応するヘッドホンが必要


「Xperia J1 Compact」と組み合わせるSo-netの通信プラン
そしてもちろん肝心なデータ通信の料金も気になります。So-netの「Xperia J1 Compact」を利用する通信プランとしては、1,580円/月で月額総量4GB利用できるhttps://andronavi.com/sp_so01gが用意されています。
名称 | データ通信容量 | 最高通信速度 | 規制速度 | 通話 | 料金 |
プラン4GB/month(V) | 4GB/月 | 下り150Mbps/上り50MB | 200kbps | 20円/30秒 | 1,580円/月 |
気をつけないといけないのは、この通信プランに申し込みをしたのち、12ヶ月以内に短期解約が発生した場合にのみ5,200円がかかるという事は覚えておきましょう。
SIMカードの申し込み登録をして、手元に届くまで約2日で届くので、購入した後にはとてもスムーズでした。「So-net PLAY SIM」は、ドコモのMVNOとなるので、SIMカードもそのままドコモが扱っているものと同じになります。
参考までに、「Xperia J1 Compact」に入るSIMカードのサイズは、microSIMサイズとなっているので、もちろん使用する「So-net PLAY SIM」のサイズもmicroSIMとなります。「Xperia Z3」やiPhone6などに採用されているnanoSIMではない点には注意が必要です。


SIMカードのサイズは、microSIMサイズ(左)nanoSIMはさらに小さいサイズとなる(右)
「Xperia J1 Compact」のサイドにあるカバーを開いて、SIMトレイを出したらmicroSIMを載せて再び入れなおせばOKです。電源が入っていると自動的に再起動するので、立ち上がるのを待ちまず。


サイドにあるカバーを開いて、SIMトレイを出したらmicroSIMを載せて挿し込む
そ して「So-net PLAY SIM」を使う時の設定を確認しておきます。「設定」から「無線とネットワーク」の「その他の設定」をタップして、「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」を 開くと、すでに、「So-net」専用のアクセスポイントの設定が出来上がっていました。ちなみに、docomo SIMを利用する場合の「mopera」用設定も最初から入っていました。


「設定」→「無線とネットワーク」→「その他の設定」をタップ、「モバイルネットワーク」→「アクセス ポイント名」の「So-net」を選択
本来であれば「So-net」が選択されていればもうこれですぐに利用できるので設定は不要なのですが、念のため、設定を消してしまったという場合に備えて確認だけしてきます。
<アクセスポイントのAPN情報>
- APN:so-net.jp
- ユーザー名:nuro
- パスワード:nuro
- 認証タイプ:PAPまたはCAHP


アクセスポイントのAPN情報画面
SIMカードを認識して、電波を掴んでいれば、ロック画面やクイック設定画面で、“NTT DOCOMO”という表記が現れているのを確認できます。これで外出しても、ドコモの電波エリアと同じ場所で、通信をして使う事ができます。
あくまでもMVNOは、本家の回線(MNO)を借りているという形になるので、回線のスピードや混雑する時間帯は、当然本家が優先されるというのはありますが、「So-net PLAY SIM」を実際に使ってみると、普段使っているような通信で引っかかりを感じる事もないので、月額1,580円で維持できると考えるととてもリーズナブルです。
「Xperia J1 Compact」は、さすがにフラッグシップモデルの「Xperia Z3シリーズ」までの高機能は一部ありませんが、それでもこのコンパクトなボディでカメラ機能とオーディオ機能がここまでしっかり使えるのは、さすが「 Xperia」シリーズというところですね。
ソニーモバイルコミュニケーションズとSo-netの初のMVNOの「Xperia」ですが、月々の維持費もかなり抑えて使える事もあわせて、なかなか満足できるモデルだと思います。
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「Xperia J1 Compact」についてもっと詳しく
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