

MADOSMA
スマートフォンのOSのシェアとしては、「iPhone」に搭載されているiOS、Androidに搭載されているAndroid OSがほとんどとなっています。第3のスマートフォンOSとして、いくつかリリースされていますが、この2大OSのシェアには遠く及ばない状況です。
そのような状況の中、マイクロソフトのスマートフォン用OS、Windows Phone 8.1を搭載したスマートフォン「MADOSMA」がマウスコンピューターより、2015年6月18日より発売になりました。
Windows Phoneは、2011年8月にauから「IS12T」が発売されましたが、約4年間、後継機種が発売されませんでした。SIMフリースマホの普及と、Windows 10のリリースなどの要因が重なり、久しぶりに、日本国内でWindows Phoneスマートフォンの発売となりました。なお、今回の「MADOSMA」は、通信会社からの発売ではなく、SIMフリースマートフォンとしての発売となります。
スマートフォンOSのシェアで、Windows Phoneは、まだまだ低い位置にいますが、iOSやAndroidにはない魅力のあるスマートフォンとなっています。今回は、Androidとの比較を行いながら、Windows Phone 8.1を搭載したMADOSMAの紹介をします。
マウスコンピューター SimフリーWindowsPhone MADOSMA Q501-WH(Simフリー/WinPhone 8.1/5inch/MicroSD16GB同梱/保護シート付)
- マウスコンピューター
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価格¥4,900(2023/02/09 時点)
軽快な動作が魅力
「MADOSMA」の基本性能としては、OSはWindows Phone 8.1 update、CPUはクアッドコア1.2Ghz、ディスプレイは約5インチ(1280×720)、4G LTEネットワーク対応(BAND 1, 3, 19)、重量125g、SIMサイズは、microSIMカード(SIMフリー)となっています。
性能としては、ハイエンドではありませんが、Windows Phoneの動作速度が軽快なため、同スペックのAndroidスマートフォンより、快適に操作が可能です。端末サイズとしても、Androidスマートフォンの5インチクラスと同等のサイズとなっており、持ちやすい大きさと重さになっています。


「MADOSMA」のサイズ比較。左からMADOSMA、gooのスマホ「g03」、ASUS「ZenFone 5」
アプリを起動せずに様々な情報にアクセスできる
「MADOSMA」の特徴として、まずスタート画面があります。Androidのホーム画面にあたる初期画面となります。このスタート画面には、アプリのタイルを配置します。
このタイルは、サイズが自由に変更でき、また、「ライブタイル」という機能があり、Androidのウィジェットのように情報をプッシュできます。この「ライブタイル」を配置することにより、ユーザはアプリを起動せずに、スタート画面で情報を取得することが可能になります。


スタート画面
スタート画面は、「テーマ」を選択することにより、タイルや背景のカラーを変更できます。海外のWindows Phone端末は、カラフルな端末が多いため、このホーム画面のカラーを選択することで、端末カラーとのコーディネートを楽しむユーザがいます。
さらに、ユニークな機能として、壁紙があります。Androidのホーム画面の壁紙は、バックグラウンドに配置され、その上にアプリアイコンやウィジェットが配置されるスタイルとなります。Windows Phoneの場合は、壁紙はタイル上に配置されます。


タイルに表示された壁紙
SNSは任意の人を指定して各情報が見られる
Windows Phoneの特徴して「Peopleハブ」があります。この機能は、ソーシャルネットワークへのアクセスを、アプリ毎ではなく、OSで制御することにより、サービスではなく、人を中心にした機能となっています。
特定の人を選択することで、その人が、『Facebook』『Twitter』『LinkedIn』にて公開した内容を一気に見られます。また、その人に連絡をする場合も、メール、電話に加えて、それぞれのソーシャルネットワークからの連絡が可能です。


特定の人を選択すると、各SNSの情報が一気に見られる「Peopleハブ」
マイクロソフト製のOSということで、Officeも利用しやすくなっています。Officeもハブ機能となっており、Word、Excel、PowerPointの個別のアプリが必要なく、Officeアプリのみで利用が可能です。
Officeで管理するファイルは、クラウドOneDriveに保存され、Word、Excel、PowerPointの文書を扱うことができます。


WordやExcelを個別に起動する事なくOfficeが利用できる「Office」