「SIMフリー」って何?格安スマホ、SIMカード…似たような言葉が多くて良く分からないあなたへ

 
SIMフリーのメリット:基本的にどんなSIMカードでも利用できる
何度も触れてきている通り、ドコモやauに限らず、BIGLOBE、IIJ、日本通信など、SIMカードは様々なオペレータが販売しています。キャリアのSIMカード以外を「格安SIM」といった呼び方をしている事も多いですが、こうした様々なSIMカードを自分にあった料金プランから選び、端末に挿して利用できるようになります。
 
また、海外に行った時なども、海外で利用できるSIMカードを自分の端末に挿して、簡単に通信ができるようになります。
 
SIMフリーのデメリット:SIMカードを入れても通信できない事がある
矛盾する話ですが、端末で利用できる通信規格や周波数によって、SIMカードを入れても通信ができない事があります。ここは専門的な話になり、ほとんどのユーザにとっては非常に分かりにくい部分です。
 
キャリアは各々異なる通信規格・周波数帯でサービスを展開しているため、SIMカードを提供する事業者が大手キャリアの規格・周波数帯に対応する端末を用意する必要があります。
 
現在、ほとんどの格安SIMはドコモからネットワークを借りてサービスを提供しています。「mineo」や「UQ Mobile」のようにau(KDDIと沖縄セルラー電話)からネットワークを借り受けるサービスもあります。
 
特に注意しないといけないのがauのネットワークを利用している格安SIMサービスです。LTEはドコモやソフトバンクと同じ規格(FD-LTE)を使っていますが、3Gで異なる規格(CDMA2000)を採用しているため通信できないケースが多くなります。
 
ドコモやauでは格安SIMサービス事業者に対し、自社と直接契約したユーザと同じSIMカードを貸し出しています。そのため、購入する格安SIMカードはキャリアと契約して貸し出されるものと変わりありません。格安SIMサービスを契約すると分かりますが、ほとんどの場合は、ドコモのロゴが入ったSIMカードが送られてくると思います。
 
実は、格安SIMの所属する大手キャリアが販売する端末を原則としてそのまま利用可能です。この場合、SIMロックの解除を行わなくても大丈夫です。SIMロックの解除を行う場合は、例えばドコモの端末でauネットワークのSIMカードを使う場合など、キャリアが異なる場合に行うようにしましょう。
 

「IIJmio」回線のmicroSIMカード。見た目はドコモのSIMカードと同じ

「IIJmio」回線のmicroSIMカード。見た目はドコモのSIMカードと同じ


 
手持ちの端末がSIMカードと同じキャリアであれば、それを引き続き使えますし、SIMカードのキャリアを確認の上、中古端末(白ロム)を買って使 うこともできます。ただし、登場時期によっては対応周波数帯の都合で一部エリアでの通信に対応していない場合があります。
 
繰り返しになりますが、auのネットワークを利用しているSIMカードをSIMフリー端末で使う場合は、SIMフリー端末側の対応する通信規格や周波数帯を事前に確認しておかないと、「いざ使おう!」という時に通信できない事があります。
 
無難なのは、auの端末をロック解除し、SIMフリー端末として使う場合、基本的に問題なく使えるSIMカードは「mineo」か「UQ Mobile」となります。au端末をお使いの方は気をつけてください。
 
下記は以前に「百花繚乱「格安SIM」で使えるスマホ・タブレットとその注意点をチェックしておこう!」という記事に掲載した資料の抜歯です。参考にしてください。
 
<W-CDMA(3G)>

W-CDMA(UMTS) ドコモ ソフトバンク Y!Mobile
Band 1(2.1GHz)
Band 6(800MHz)
Band 8(900MHz) ○(プラチナバンド)
Band 9(1.7GHz)
Band 11(1.5GHz) ○(ULTRA SPEED)
Band 19(800MHz) ○(FOMAプラスエリア)

※ソフトバンク網を利用できる契約のみ対応
 
<LTE>

LTE(FD-LTE) ドコモ au ソフトバンク Y!Mobile
Band 1(2.1GHz)
Band 3(1.8GHz) ○(関東甲信・東海・関西のみ)
Band 8(900MHz) ○(プラチナLTE)
Band 11(1.5GHz)
Band 18(800MHz)
Band 19(800MHz)
Band 21(1.5GHz)
Band 26(850MHz)
Band 28(700MHz帯)

※SoftBank 4G LTE契約とソフトバンク網を利用できるY!Mobile契約で相互利用可能
※Band 26はBand 18・19エリアでも通信できる
 
上記はW-CDMA(UMTS)とLTE(FD-LTE)の対応バンド(周波数帯)を一覧にしたものです。◎がメイン、○はサブの周波数帯となります。できるだけ◎と○の両方を多くカバーする端末を選んでください。
 
再度おさらいしますが、「SIMフリースマホ=大手キャリアや格安SIMなど、あらゆるSIMカードが使えるわけではない」という事です。
 
「面倒くさいな」という方は、今まで通りキャリアと一体型のサービスで良いと思いますが、端末を選ぶ自由と通信料金の幅広さ(安くなる可能性大)はSIMフリー端末の大きな魅力でもあります。
 
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