

初めての日本選考会「World Drone Prix」
2016年3月11日(金)にUAE(アラブ首長国連邦)のドバイで開催される、ドローンレースの世界大会「World Drone Prix」。その日本選考会が2月14日(日)に慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパスで行われました。
1チーム最低4名で編成(パイロット、ナビゲーター、技術者、ピットクルー、チームリーダー)し、コースレギュレーション(トータルで1KM以上の距離を周回するなど)にそって、選考対象である機体操作やスピード、操縦能力、ターン精度などを競い合います。
当初は屋外グラウンドの予定でしたが、午前中の強風雨天のため、屋内体育館で行われました。


雨天のため、屋内の体育館がレース場になった
レースは、一人ずつ順番に持ち時間で何周回れるかを競い合います(その間に上記選考内容を審査員がチェック)。それぞれ午前の部、午後の部の2部制で実施。午前の部のタイムレコードが遅い順に、午後の部の順番が決まります。


午前の部の結果から午後の部の順番が決まる
コースは、中央にドローンを設置し、浮上、左側のスタートラインを切って開始です。タイムもその時点から測ります。


スタートゲートを通ると旗が上がる
スタート位置から後方を回って左側へ、中央を通り抜け、斜めに左下に移動し、再度スタートラインに戻ると一周。3周で1ラップとなり計測となります。各所に障害物やゲートがあり、フラッグ・ゲートを通っていない場合、加算タイム5秒がペナルティになるため、慎重な操作が必要です。


ゲートを慎重に通り抜けないといけない
※動画が見られない方はこちらから
障害物にぶつかると、ドローンの自力復帰は無理なため、チームのメンバーが修理や回収に向かいます。


ゲートにぶつかり故障するドローンも……


レース外に飛び出ししまい、急いで回収へ向かう
修理が絶対的に難しい場合は、棄権を選択する選手もいました。
レースの模様は「ニコニコ生放送」、また開催地ではFPVでリアルな状況をドローンを通じて楽しむことができます。


FPVで操縦する選手
※FPVとは、ファースト・パーソン・ヴュー(First Person View)の略で、ドローンに搭載した映像送信装置とカメラによって、無線でつながり、臨場感あるレース展開を見ることができます。
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