au VoLTEにも対応!ハイスペックSIMフリースマホ「ZenFone 3」

 

4G+3GのデュアルSIMデュアルスタンバイ対応

さて、話を性能面に移そう。「ZenFone3」はSnapdragon搭載なので、ミドル向けの625とは言えゲームにも強く、ジャイロ搭載で『ポケモンGO』にも向いている、まずまずのスペックを誇る。RAMも3GBと必要十分である。販売価格(39,800円)から考えると、スペックは高いレベルでまとまっていて素晴らしい製品と言えるだろう。
 
対応バンドはFDD-LTEがBand 1、2、3、5、7、8、18、19、26、28、TD-LTEがBand38、39、40、41、3G(W-CDMA)が1、2、5、6、8、19で、国内ではドコモ、au、ソフトバンク/Y!mobileのSIMが利用可能だ。国内版としてau VoLTEにも対応しているので、au回線を使ったVoLTE対応SIMを利用しても通話可能となっている。
 
2つの周波数帯を束ねて高速化を図るキャリアアグリゲーション(2CA)もサポートし、理論値で下り最大300Mbpsの通信が可能となっている。
また、「DSDS(Dual Sim Dual Standby)」をサポートしており、LTE/3Gの同時待受が可能。通話用のSIM、データ通信のSIM、といった使い分けも可能だ。
 
ただし、SIMスロットは2枚刺せるのだが、スロット2はmicroSDとの排他になっている。microSDカードを刺すと必然的に2枚のSIMを利用することはできなくなるので注意が必要だ。
 

SIMスロット2はmicro SDとの排他仕様になっている

SIMスロット2はmicro SDとの排他仕様になっている


 
カメラ性能に移ると、背面に1,600万画素カメラ、前面に800万画素カメラ(F/2.0 88度レンズ)が搭載されている。レーザーフォーカスとPDAF(像面位相差オートフォーカス)を搭載、最速0.03秒のフォーカス性能を実現している。
 
背面のメインカメラはOIS(光学式手ブレ補正)や4K動画撮影に対応するなどスペックといては高水準のカメラが搭載されているといって良いだろう。ZenFoneシリーズとしては初の4K UHD(3840×2160ドット)に対応しているのも特徴だ。高速オートフォーカスはもちろん、動画撮影時にはOISのほかにEIS(電子式手ブレ補正)も動作するため手ブレを抑えた滑らかな動画撮影が可能となっている。
 
メインカメラは背面から若干飛び出した形で配置されている

メインカメラは背面から若干飛び出した形で配置されている


 
オーディオはハイレゾをサポートしている。同梱のイヤフォンの性能も高く、通常の圧縮音源も十分に高音質で楽しめる。バッテリーは内蔵式(脱着不可)の2,650mAhとなっている。
 
ハイレゾ対応イヤホンが同梱されている

ハイレゾ対応イヤホンが同梱されている


 

システムUIは「ZenUI 3.0」を搭載

Android 6.0.1搭載の「ZenFone 3」も、これまでのモデルと同じく、UIはZen UIとなっている。「Zen UI 3.0」に進化した。
 

UIはZenUI 3.0

UIはZenUI 3.0


 
ZenUIの特徴でもある、アイコンのサイズや配置位置、未読件数の表示などがカスタマイズ可能であることはこれまで通りだが、新しくゲーム連携機能の「Game Genie」が搭載されている。
 
Game Genie機能も搭載された

Game Genie機能も搭載された


 
「Game Genie」は、ゲームアプリを起動すると画面に「Game Genie」のアイコンが表示され、ゲーム以外のアプリで使用するメモリの開放やライブ配信をすることができる。
 
期待値の高かった「ZenFone 2」の後継モデルということで、多くの人が待ち焦がれていた製品だが、無論良い部分だけではない。筆者としては画面下に設けられた物理センサーキーのバックライトが無いのが少々残念に思える。価格を抑えるためにプリントとなっているのは「ZenFone 2」も同じであったが、新モデルでは改善して欲しいところではあった。
 
個人的な見解で多くの人がそう感じるとは言えないが、夜間の屋外や薄暗い室内などでは少々不便に感じるにも事実だ。また、背面のデザインも「ZenFone 5」「ZenFone 2」から変わりすぎた感じだ。前モデルまでのデザインが気に入っていたユーザには、全く別物として映るのではないだろうか。
 
さらにSNS上ではその販売価格が議論となった。その性能からすると納得できる価格ではあるが、台湾モデルと比べると7,990台湾ドル(約25,600円)に比べ国内での販売価格39,800円と1万円以上高い。
 
auVoLTEへの対応や国内のASUS Japanのサポート対応などがあるものの、一般消費者としては「値上げされた」という感覚が拭えないのも事実だ。
 
このようにコスパが高く、満足ができる「ZenFone 3」だが、グローバルモデルと比べたときの販売価格、思い切って変わったデザイン面など少々不満をもってしまうのも事実だ。だがそれは、ベストセラーとなった「ZenFone 2」の後継機種であり、引き続き買い替えて所有したいというモデルであるからこそである。新しい性能怪獣は、日本国内で販売されている他社製品と比べても魅力的な製品であることは間違いないだろう。
 

 
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