Android 6.0以降のアプリでは、アプリ権限の許可がAndroidアプリのインストール時ではなく起動時になりました。通常であれば「許可」をタップすれば、問題なく進めます。
しかし、アプリの起動状況やアプリ設定によって、「画面オーバーレイを検出」とエラーのダイアログ(警告メッセージ)が表示され、権限が有効にできない場合があります。
画面オーバレイとは、何?
そもそも、「オーバーレイ(Overlay)」とは、「上に置く」や「うすく覆う」といった意味があります。
つまり、画面オーバーレイとは、Androidアプリ(androidアプリ)を起動中に、別のアプリを画面上に表示する機能のことです。
例えば、画面オーバーレイの身近なアプリには、「ブルーライトフィルター(ブルーライト軽減フィルター)」のスクリーン系アプリがあります。
特に、Androidスマホをより快適に使用するための「フローティングブラウザ」や、ホーム画面をカスタマイズするランチャー系アプリも該当する場合があります。
このようにアプリ権限(位置情報やカメラへのアクセス許可)を付与する際に、他のアプリ(上記で紹介したアプリ)が障害となり、下記のようなダイアログが表示されてしまうのです。


「許可」をタップしても「オーバーレイ」が検出されアプリ権限が「許可」されず次画面へ進めない
画面オーバーレイの注意点
また、画面オーバーレイを悪用されると、あなたが意図しない操作をさせられてしまう可能性もあります。
例えば、ネットショッピングで商品を購入するか検討している時を考えてみましょう。
前のページに戻ろうと、画面上の「戻る」を押したとしても、その表示が「購入」の上に表示されたダミーだったとすると、意図しないものを購入することに繋がりかねません。
このような悪質なアプリ等は規制によって滅多にありませんが、スマホのセキュリティを見直すことも重要です。
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