【FAQ】SDカードの内部ストレージと外部ストレージって何が違うんですか?

Q:SDカードの内部ストレージと外部ストレージって何が違うんですか?
A:外部ストレージはSDカードそのままですが、内部ストレージだとSDカードをスマホ本体のストレージの延長線上で扱えます。
Android 6.0からSDカードの取扱いに新たに「内部ストレージ」という項目が増えました。全てのスマホに搭載されているわけではありませんが、格安スマホであれば対応している場合が多い印象です。
さて、その「内部ストレージ」とはなんぞ?と思われるでしょう。「内部ストレージ」は外付けのSDカードを専用フォーマットでフォーマット・マウントして元々スマホにある内蔵ストレージと同じように機能させるというものです。
利点は、ストレージと同じ扱いですからSDカードへアプリもインストール可能になるという点です。元々内蔵ストレージの容量が少ない端末だと大助かりです。

左が通常フォーマットのSDカード。右が内蔵ストレージのSDカード。総容量の違いにご注目
以前のバージョンでもアプリをSDに移動する機能がありましたが、アプリの一部のみが移動して、本当に移動させたい大容量のキャッシュデータが全然移動しないなど利用に難がありました。
しかし「内部ストレージ」は内蔵ストレージと同じ扱いなので、アプリの全データが移動するようになります。この機能がとてもありがたいです。
メリットばかりではなくデメリットもあります。まず専用形式でフォーマットされるためSDカード単体での利用はできなくなります。具体的にはPCで中身を取り出すなどのことはできなくなります。
PCでダメならスマホでは?とお考えでしょうがスマホでもダメです。「内部ストレージ」化したSDカードは、フォーマットした端末でしか利用できません。その他の端末で利用する場合は再度利用する端末でフォーマットする必要があります。
つまり本体が破損してSDカードだけ救出できてもデータの読み出しができないという訳です。いざという時に取り出してデータを持ち出せるというSDカードのメリットの一部分をざっくり潰す形になるわけです。
というわけで「内蔵ストレージ」として利用する場合は、データのバックアップはオンラインストレージを利用しての体制をとることをおすすめします。
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