Q:スマホを物理的に破壊するウィルスがあると聞いたのですが本当ですか?
A:2017年末に発見された「Loapi (Trojan.AndroidOS.Loapi)」ですね。CPUに長時間負荷をかけることでスマホをオーバーヒートして破損させます。
PCなりスマホのウィルスと言えば内部のデータの抜き取りや人質(ランサムウェア)にしたり操作できないようにしたりなどの被害を想像すると思います。
しかし、新たに物理的にスマホを破壊するウィルスが発見されました。2017年末に発見された「Loapi (Trojan.AndroidOS.Loapi)」というトロイの木馬型のウィルスです。
どういう原理でスマホを破壊するのかと言うと、このウィルスにあるモジュール機能にスマホを使って暗号通貨「Monero」のマイニングを実行するというものがあります。
マイニングは動作するのにCPUをフルパワーで利用するため、スマホにものすごい負荷がかかります。
ウィルスを発見したKasperskyが動作検証を行った所、感染からおよそ48時間でバッテリーがオーバーヒートで破損したそうです。恐ろしいですね。
感染経路は、広告からの偽アンチウィルスの警告や偽装されたアダルトコンテンツアプリからが多いそうです。
ブラウジング中に「警告ウィルスに感染しています」というのが表示された、それはウィルスをインストールさせようとする広告なのでお気をつけて!決してタップしたりアプリをダウンロードしないでください。
Androidの場合、ブラウジングしている間にアプリが自動でインストールされることはありません。何か出てでも強い心で無視して閉じましょう。
他にも自衛手段としては、アプリのインストールはGooglePlayストアからのみにする。そして「設定」→「セキュリティ」の「提供元不明のアプリ」のチェックをOFFにしておきましょう。


いわゆる「野良アプリ」をインストールできないようにしておこう
少なからずこの2つで自衛しておけばウィルスに侵入されることはほとんどありません。
絶対でないのはGooglePlayストアにもウィルスに偽装したアプリが存在するためです。GooglePlayストア側でも随時対応・対策はしていますが、自衛としてよくわからないメーカーのアプリを不用意にインストールしないようにしましょう。