

「Excel」と『Googleスプレッドシート』の違いとは?
今回は、『Googleスプレッドシート』と「Excel」の操作の違いについて解説していきます。
より正確に言いますと、PC版のUI(見た目や使い勝手)の違いについてです。いわゆる「Excelのあの機能は『Googleスプレッドシート』だと、どこにあるの?!」です。
どこに何があるかが分かれば、操作感が違っても怖いことはありません。ぜひ覚えるorメモをしておきましょう。
操作の大きな違いは?
見てお分かりの通り、『Googleスプレッドシート』のUIは、昔のExcelのUIになっています。昔とは、具体的にはExcel2003まで利用されていたものです。
現在のExcelはリボンUIと呼ばれるものでExcel2007から搭載されてます。新UIになってすでに10年以上経っていますから、リボン型以外見たことがないという方も多いと思います。


ExcelのリボンUI
見慣れていないUIだとどこに何があるのか分からず、同じことができるとしても、ちょっととっつきにくいですよね。というわけで、簡単にどこに何があるか、解説していきたいと思います。
機能は全部上段のメニューにある!
『Googleスプレッドシート』の場合、上部に2段のツールバーがあるだけのとてもシンプルな構造です。ですので、どのアイコンが何に対応しているかが分かれば使いこなせるようになります。
まずはツールバーの上段。基本的に『Googleスプレッドシート』で操作できる項目は全てこの中にあります。大まかには以下のような認識をすればわかりやすいと思います。


上段のメニューで基本は全ての操作ができる
- ファイル:新規作成・開く・保存・印刷
- 編集:切り取り・コピー・貼り付けなど、セルの内容の編集
- 挿入:セル自体の編集・画像やグラフなどの挿入
- 表示形式:フォントやセルのサイズ・色・テキスト位置の調整
- データ:並べ替えやフィルタなどの便利機能
- ツール:さらに高度なことを行うための機能
- アドオン:『Googleスプレッドシート』で利用できる外部機能
- ヘルプ:関数を調べるところ。使い方を調べようとするとヘルプのヘルプが必要になるので、Google検索を推奨。
なんとなく、どこで何を操作できるかは分かっていただけたと思いますが、よほど頻繁に使わない限りは、どこに何があるかは忘れがちですよね。
また、いちいちメニューから選択するのも大変。なので下段にアイコンでよく使う機能のショートカットが置いてあるわけです。
では、下段のメニューです。左から順に画像とあわせて紹介していきます。


印刷やUndo・Redoなどの操作ができる
- 印刷
- 元に戻す(Ctrl+Z)
- やり直し(Ctrl+Y)
- 書式のみを貼り付け
- シートのズームIN/OUT


セルの表記を変更できる
- セルの数字表記を通貨にする
- セルの数字表記を%にする
- 小数点以下の桁を減らす
- 小数点以下の桁を増やす
- 数字を表記の詳細変更


入力された項目の見た目を変更できる
- フォントを変更
- フォントサイズを変更
- 太字にする
- 斜体にする
- 取り消し線を引く
- フォントカラーを変更


セルそのものの見た目を変更できる
- セルの塗りつぶし
- セルに枠線を着ける
- 複数のセルを結合する
- テキストの左・中央・右寄せにする
- テキストを上・中・下に配置する
- テキストをセル内で折り返す
- テキストをナナメや縦に変更する


その他特殊な機能
- リンクを作成する
- コメントを挿入する
- グラフを挿入する
- フィルタを作成する
- 関数を入力する
- 入力を切り替える
以上が上部メニューです。これで「Excelであったこの機能はどれだっけ?」はほぼ解消されるはずです!
さいごに
以上が「Excel」と『Googleスプレッドシート』の操作の違いでした。
PC版でどこに何がわかると今度はPC版とスマホ版での「あの機能はどこ?!」が気になりますよね。
というわけで次回は、『Googleスプレッドシート』のPCとスマホでの操作の違いを解説したいと思います。お楽しみに!
第1回(基本編)はこちら!