話題の文字起こし、LINE bot vs.Google 正確なのはどちらか検証!

2018年05月18日 07:30 by エビス・セイキ
話題の文字起こし、LINE bot vs.Google 正確なのはどちらか検証!
LINE bot「文字起こし君」

LINE bot「文字起こし君」

2018年4月、突如『LINE』に現れた「文字起こし君」なるアカウント。画像を送信するだけで画像内の文字をテキスト化してくれるという優れもの。SNSを中心に瞬く間に拡散されました。

 

それがホントなら編集・ライター稼業の自分としてはめちゃくちゃ便利かも。ということで、どこまでキッチリ文字起こしをしてくれるのか検証してみました。

 

 

即起こし、かなり正確なテキスト化にビックリ!

 

「文字起こし君」を利用するには、友だち登録する必要があります。LINEの友だち検索で「文字起こし」と入力しても、出、出ない!どうやら、QRコードからの読み込みでないと友だちにできないようです。

 

Twitterの公式アカウントから発見し、スキャン。ようやく登録できました。

 

「文字起こし君」のTwitterアカウントより。この画面からスキャンでもOK(左)友だちに登録しよう(右)

「文字起こし君」のTwitterアカウントより。この画面からスキャンでもOK(左)友だちに登録しよう(右)

 

早速、なぜか関西弁の「文字起こし君」に画像を送ります。まず、送信を試みたのはandronaviの記事をスクショしたもの。

 

なお、今回は自分が普段愛用しているiPhone(“andro”naviなのにスマン!)で使って検証しています。

 

最初ドキッとしたのがこのメッセ。ひょっとして時間がかかる?(左)画像送信後。めっちゃ関西弁です(右)

最初ドキッとしたのがこのメッセ。ひょっとして時間がかかる?(左)画像送信後。めっちゃ関西弁です(右)

 

画像を送信したところ、前述のようなメッセージが届きました。どれくらい時間がかかるかなぁと思った矢先、文字起こしをしたメッセを受信。早っ!

 

「文字起こし君」に送ったスクショ画像(左)文字起こしの結果(右)

「文字起こし君」に送ったスクショ画像(左)文字起こしの結果(右)

 

結論から言うと、ほぼ完璧に起こせています。しかも、通知バーの文字までテキスト化。そこまでしなくても。真面目だなぁ。

 

今度は縦書きの新聞記事を写真で撮影し、投稿してみます。そもそも横組みのLINEのメッセージで縦書きの文字をうまく表示できるのか。楽しみです。

 

10年前のスポーツ紙から撮影。我が思い出の有馬記念の記事も正確にテキスト化されるのか!?(左)文字起こしの結果(右)

10年前のスポーツ紙から撮影。我が思い出の有馬記念の記事も正確にテキスト化されるのか!?(左)文字起こしの結果(右)

 

横文字より少し誤字脱字がありますが、こちらもかなり正確。アルファベットのVが>になっているのは縦書き→横書き変換ならではの誤字といえるでしょう。あとは「“”」が表示されず。記号に少し弱いのか。

 

ここまで規則的に文字が並んでいるものをテキスト化してもらいましたが、一気に難易度アップ。漫画誌の目次を撮影して送ってみました。

 

「モーニング」の目次を撮影して投稿(左)文字起こしの結果(右)

「モーニング」の目次を撮影して投稿(左)文字起こしの結果(右)

 

なんでしょう……ページ数やタイトル、詳細が入り混じってしまい、確認するのも面倒な仕上がりです。ところどころハッキリ読めるところもありますが、さすがに難しいようです。

 

「毛ーニング」の衝撃!ある意味、モーニングとも読める(左)編集後記の一部がうまくテキスト化された。アルファベットが入ると崩れるのか(右)

「毛ーニング」の衝撃!ある意味、モーニングとも読める(左)編集後記の一部がうまくテキスト化された。アルファベットが入ると崩れるのか(右)

 

最後に、手書きの文字でどれくらいテキスト化してくれるかも試してみました。

 

汚い字ですみません。アルファベットを入れたり、文字間をわざと空けたり、記号を入れて惑わせてみました(左)「文字起こし君」から泣きが入ったあと……(右)

汚い字ですみません。アルファベットを入れたり、文字間をわざと空けたり、記号を入れて惑わせてみました(左)「文字起こし君」から泣きが入ったあと……(右)

 

これまで、即テキスト化してくれた「文字起こし君」からまさかのレスなし!パンクしているという見方もできますが、本記事では手書きの対応不可という結論にさせていただきます。

 

 

翻訳もできる!? もうひとつの文字起こしbotで検証

 

「文字起こし君」がかなりおもしろく、いろいろ検証してしまいましたが、ほかにもLINEで文字起こしできるアカウントがないか探していたら、見つかりました。

 

その名も「文字起こし先生」!なんか似てるなぁ。どちらが先に出てきたのかはわかりませんが、同じ条件で検証してみました。すると、衝撃の結果が僕を待ち受けていました。

 

「文字起こし先生」。こちらもQRコードからの友だち登録のみ(左)え、せ、先生……!?(右)

「文字起こし先生」。こちらもQRコードからの友だち登録のみ(左)え、せ、先生……!?(右)

 

先生からまさかの引退宣言!メッセに書かれていた、先生を超える文字起こし担当で検証を再開します。

 

先生を超える男「翻訳文字起こしBot 【ジョンコバ】」。先生のリンク先から友だち登録(左)この人も関西弁!(右)

先生を超える男「翻訳文字起こしBot 【ジョンコバ】」。先生のリンク先から友だち登録(左)この人も関西弁!(右)

 

明らかに「文字起こし君」を意識(?)したような、関西弁を操る「翻訳文字起こしBot 【ジョンコバ】」。早速、同じ条件で検証します。

 

andronaviの記事(左)「文字起こし君」と同じ内容でテキスト化された(右)

andronaviの記事(左)「文字起こし君」と同じ内容でテキスト化された(右)

 

スポーツ紙の記事(左)こちらも「文字起こし君」と同じ内容でテキスト化された(右)

スポーツ紙の記事(左)こちらも「文字起こし君」と同じ内容でテキスト化された(右)

 

記事モノは「文字起こし君」と同じ内容でテキスト化されました。使っているAIが同じということなのか。難易度の高い目次ならどうでしょう。

 

モーニングの目次(左)やはり同じ結果に(右)

モーニングの目次(左)やはり同じ結果に(右)

 

 

「毛ーニング」も健在!(左)同じ結果だ(右)

「毛ーニング」も健在!(左)同じ結果だ(右)

 

やはり、同じ結果になりました。最後に、「文字起こし君」が対処できなかった手書き文字を送信します。同じAIならテキスト化されないが、さて。

 

再度、汚い字ですみません(左)お、おー!!(右)

再度、汚い字ですみません(左)お、おー!!(右)

 

ここでまさかの「文字起こし君」超え。すぐにテキスト化してくれました。誤字脱字もありますが、それは僕の字の汚さもあるとして……。いやぁ、すごい。「文字起こし君」のマネごとと思ってごめんなさい。

 

ここで終わりたいところですが、このアカウントには「翻訳」の文字がついています。ならばやるしかありません。どれくらい翻訳できるか検証することにしました。

 

スクショした「ニューヨーク・タイムズ」のWeb記事を投稿したところ、まずは記事内の文字をテキスト化してくれました。「翻訳するん?」の問いに「はい」と回答すると、翻訳されたものが届きました。

 

「ニューヨーク・タイムズ」のWeb記事をスクショして投稿(左)翻訳に成功!(右)

「ニューヨーク・タイムズ」のWeb記事をスクショして投稿(左)翻訳に成功!(右)

 

英語がわからないので、これが正しい翻訳かまでは判断できませんが、記事の言いたいことは読解できました。十分使えるのではないでしょうか。

 

せっかくなので、タイ語でも翻訳してくれるか挑戦。タイで撮影したタクシーの写真を投稿してみました。

 

タイ語をキッチリ抽出(左)翻訳してくれたが……(右)

タイ語をキッチリ抽出(左)翻訳してくれたが……(右)

 

タイ語でテキスト化してくれたのち、バッチリと翻訳してくれましたが、本当にこれが正しいかどうかは……聞かないでください。

 

手書き文字に対応でき、翻訳もできる、「文字起こし君」のマネごとという疑惑を持たれてた「翻訳文字起こしBot 【ジョンコバ】」は、なかなか優秀でした。先生、紹介してくれてありがとう!

 

 

翻訳といえばコレ!Google翻訳ならどうだ!?

ここで検証を終わりたかったのですが、翻訳までできた以上、『Google翻訳』でも検証しなければいけないのではないか、というわけのわからない使命感に駆られた僕。

 

早速、「ニューヨーク・タイムズ」のスクショ記事をアップロードしてみました。

 

『Google翻訳』のTOP画面(左)画像をアップロード。翻訳したい文字を指でなぞるよう指示が出る(右)

『Google翻訳』のTOP画面(左)画像をアップロード。翻訳したい文字を指でなぞるよう指示が出る(右)

 

 

指でなぞっていく。なんか楽しい(左)翻訳結果(右)

指でなぞっていく。なんか楽しい(左)翻訳結果(右)

 

翻訳の結果を見比べてみると、大方は同じですが、Google翻訳の方がより読みやすく、内容もスッと入ってきました。さすが、Google先生。

 

では、タイ語はどうなのか。タクシーの写真をアップロードしました。

 

ピンクのタクシー写真をアップロード(左)まさかの結果が飛び込んできた!(右)

ピンクのタクシー写真をアップロード(左)まさかの結果が飛び込んできた!(右)

 

なんと、翻訳できず!今回検証している『Google翻訳』のカメラ翻訳という機能にはタイ語が対応していませんでした。これは、「翻訳文字起こしBot 【ジョンコバ】」に軍配か!恐るべし。

 

ジョンコバ vs Googleの文字起こし

にわかに、「翻訳文字起こしBot 【ジョンコバ】」最強説が噴出しつつあるこの状況。ほかのGoogleサービスでの文字起こしをしたとき、どっちが優秀なのか。これを最後のミッションとして、検証を行いました。

 

文字起こしをしてくれるGoogleのサービスは僕が調べた限りでふたつ。Web版の『Googleドライブ』と、Android版の『Google keep』

 

あくまでスマホを戦場と考えて、先に『Google keep』でトライします。メモとして画像をアップロードしたあと、画像をタップ後、画面右上にある「…」をタップ。「画像のテキストを抽出」を選ぶとテキスト化してくれます。

 

まずはandronaviのスクショ記事(左)ほぼ完璧にテキスト化(右)

まずはandronaviのスクショ記事(左)ほぼ完璧にテキスト化(右)

 

 

続いて、スポーツ紙の記事(左)こちらもほぼ完璧にテキスト化(右)

続いて、スポーツ紙の記事(左)こちらもほぼ完璧にテキスト化(右)

 

ここまでは微妙に違いはあれど、ほぼほぼ「【ジョンコバ】」と同性能といえます。難易度をアップするとどうなるでしょうか。

 

モーニングの目次(左)やはりごちゃついている(右)

モーニングの目次(左)やはりごちゃついている(右)

 

 

「毛ーニング」がなくなった!(左)編集後記の弘兼憲史先生の話に崩れが生じた(右)

「毛ーニング」がなくなった!(左)編集後記の弘兼憲史先生の話に崩れが生じた(右)

 

目次は相変わらず読むのがはばかられる仕上がりですが、「【ジョンコバ】」と比べてきれいにまとまっているところもありつつも、その反対もあり。なんとも言えません。最後に手書き文字の検証です。

 

またまた汚い字ですみません(左)最後の一行はテキスト化されず……(右)

またまた汚い字ですみません(左)最後の一行はテキスト化されず……(右)

 

手書き文字では、何かを諦めたように1行まるまるテキスト化されず。「【ジョンコバ】」の方が正確にテキスト化されていました。

 

PCになってしまいますが、Web版の「Googleドライブ」では、「Googleドキュメント」を通してテキスト化してくれます。コチラでも検証してみました。

 

テキスト化したい画像のファイル名上で右クリックし「Googleドキュメント」を選択すると、自動でテキスト化される

テキスト化したい画像のファイル名上で右クリックし「Googleドキュメント」を選択すると、自動でテキスト化される

 

ここからは、一気にandronavi→スポーツ紙→目次→手書きの順でテキスト化の結果をお見せします。

 

andronaviのスクショ記事。変なところに「」が入ってきているのが気になるが、概ね完璧

andronaviのスクショ記事。変なところに「」が入ってきているのが気になるが、概ね完璧

 

 

スポーツ紙の記事。VがようやくVとして表示。ただ、10番人気が2番人気になるというこれまでにない誤字があった

スポーツ紙の記事。VがようやくVとして表示。ただ、10番人気が2番人気になるというこれまでにない誤字があった

 

 

モーニングの目次。これが圧巻。どれよりも正確にテキスト化された

モーニングの目次。これが圧巻。どれよりも正確にテキスト化された

 

 

最後の手書き文字。これまた一番の高精度。僕の字がきれいなら完璧だったのでは。

最後の手書き文字。これまた一番の高精度。僕の字がきれいなら完璧だったのでは。

 

時折、「【ジョンコバ】」にない誤字が見られますが、かなり正確でした。難易度が高いものほど、精度が高くなるのはPCだからでしょうか。お見事でした。

 

 

結果、スマホだけなら「【ジョンコバ】」がよし!

長々と検証しましたが、スマホだけなら「翻訳文字起こしBot 【ジョンコバ】」が一番使い勝手がよかったです。翻訳もできる高機能さも好印象でした。

 

難易度の高いものをテキスト化したい方は「Googleドライブ」経由「Googleドキュメント」を使ってください。これ、なかなかスゴいです。ぜひ、お試してください。