『アーケインストレート:召喚された魂』は、27枚の兵士カードからデッキを構築し、「コンボ」を作り出して闘うカードバトルRPGだ。
目次
RPGとボードゲーム、両方の戦略性を活かした新たな駆け引き!
舞台は剣と魔法のドット調ファンタジー世界。
主人公は呼び寄せられた神(一般人)で、スマホ画面を通して物語に介入し、崩壊寸前だった王国を救っていく。
中身はターン制バトルに「ポーカー」風のカード戦略を混ぜ込んでいて、スマホRPGならではの個性的なシステムが面白いゲームです!
倍々計算の超ダメージを狙うカードバトル
ターンの最初に手札カードが配られ、「場」と「控え」から自由に交換して3枚の攻撃カードを決める。
この時キャラの「職業(数字)」「系列(柄)」「属性(色)」といった役が揃うと「コンボ」になり、攻撃力と回復量に倍率が掛かる。
例えば「剣士が3枚(×7倍)」と「全員違う属性(×2倍)」なら計14倍とダメージは乗算なので、手持ちから最高の倍率を探るのがカギとなるぞ。
キャラ特性の絡みが更に奥深くさせる
27枚のデッキには全ての要素が異なるカードを1枚づつ入れるので、「赤色」「司祭」オンリーみたいな偏らせ方は出来ない。
攻撃時の3枚から1体選んで発動する「リーダースキル」は、火力を上げるか?被ダメージを減らすか?と状況に応じて選択していく。
一部のユニットは「パッシブスキル」を持ち、攻撃力が一番高ければ全体に200%ダメージといった特殊効果付きで、戦略を広げている。
『アーケインストレート』は、デッキやキャラをフル活用して挑む戦略バトルが面白い!
不要な手札カードは1枚単位で捨てられるが、攻撃時と同じようにターンを消費してしまい、基本的には回転率が下がる悪手だ。
しかし、2倍とかのショボい倍率は諦めて大役のみを狙っても、バトルは十分に成り立つのが本作の面白いトコロ。
必要パーツは残して「ストレートフラッシュ(15倍)」を待ったり、盤面だけじゃなく次以降のターンも見越したカード戦術となっている。
ここに「属性相性」で敵の弱点を付き、「スキル」で底上げといったRPG要素も加わり、一筋縄ではいかない歯応えが醍醐味なのだ。
機能面の拡張により選択肢は広がっていく
最初の「控え」枠は2つだが、ストーリーを進めればプレイヤー能力を強化でき、より深い戦略を望めるように。
更に「コンボ」の倍率自体にもポイントを割り振れるので、使う頻度の高い役を上げたり、最強倍率をより尖らすことも可能だ。
プレイヤー自身が世界を救出する異色の物語
主人公は神様として扱われるが、実際には一般人がゲームを遊ぶというリアルな状況をストーリーとして組み込んでいて、メタフィクション要素の強いモノ。
故にストーリーもコメディ調なのだが、ユルい設定を活かしたお約束展開が楽しくて、RPGらしい世界観とのギャップも笑いを誘う。
「クルセイダークエスト」っぽいドット絵も表情豊かで、バトル以外にも遊びたくさせる魅力を秘めていた。
ゲームの流れ
プロローグ、ゲームを始めたアナタ自身が異世界に召喚され、一人のキャラとして喋りだす。
性格はシナリオによって固定されるけど、キホンはRPG世界を意識した一般人なので共感できる。
海外ゲーじゃむちゃくちゃなメタ世界も多いけど、本作は世界観の地固めがあったから違和感なく楽しめた。
バトル画面、ゲーム序盤は実質5枚の手札から組み合わせ、攻撃3枚と控える2枚を決める。
決定するまでは倍率を見比べながら自由に試せるので、どれが最善手かをジックリ試行錯誤していく。
カードの並べ方によってリーダースキルや攻撃順も代わり、瀕死の敵に最大火力をブチこまないよう上手く組もう。
キャラカードはそれぞれが異なる能力を持ち、強化素材によるレベルアップで基本ステも上がる。ここに倍率が掛かっていく。
デッキもTCGみたいな「構築」というよりかは、どの子を選出するかのパーティ編成っぽい感じ。
スマホRPGが流行りだした頃みたいな工夫で、目新しい組み合わせを目指したコンセプトが懐かしいし、成立してる。
プレイヤー能力の強化は「ルーン」でも可能、火力以外に取得ゴールドUPといった特殊な効果も。
育成コンテンツはそこそこ多く、戦略要素=プレイングはRPGバトルを盛り上げるシステムって感じ。
バトルは単純に面白く、一人用でオリジナリティもあり、楽しめる出来になっていた。
進めればランダムカードを借りて勝負する腕前マッチや、敵モンスターを捕獲するモードが増え、まだまだ楽しめそうだ。
この先はアナタの手でプレイしてみてくれ!(お約束)
『アーケインストレート』序盤攻略のコツ。
バトルは主に、ホーム画面の王国マップで発生する「イベント」中で受けたクエストとして挑戦できる。
複数請け負っても大丈夫だし、クイズなど選択肢でパパッと終わるのもあるから、マップ錠のアイコンは先に埋めてから戦おう。
新しく手に入れたキャラカードはデッキに編入
ガチャから引いた新種カードの種類は、デッキ編成画面の名前下にある数字アイコンから判別できるので、レア以上なら入れ替えよう。
キャラを一点に集中して育てても引けないor役が揃わないと意味がないので、長く使えそうな子は万遍なく育てるのが吉。
特定のトリオで出すと倍増するパッシブスキルなんかもあるけど、条件が厳しいので普通にコンボさせたほうが安定して強い。
役だけじゃなく属性を意識した立ち回りが有効
基本は手札から繰り出せる最大の倍率を狙っていくけど、カードの「属性相性」は一番の付加要素として頭に置いておこう。
例えば「木」相手に「水」の色コンボだと3×0.5=1.5になるし、「赤」ならダブルでも2×2=4と、大きく差が付く。高い倍率なら弱点も狙いたい。
不利属性ばかりの時は一回カードを捨てる感覚で吐き出し、有利属性や職業を気にしながら「残すカード」を決めるのも重要だ。
他にも楽しいゲームが揃っています!
<アプリ★ゲット編集部からのコメント>
ノスミス
ポーカー風の盤面操作を取り入れたバトルが楽しく、スマホRPG黎明期らしい戦略性が良かった。
ノスミス
バトルが面白くて戦略的な反面、オートに頼れないから手動を強いられるのが辛いときも。
<記事提供元>
日本最大のAndroidゲームレビューサイト。毎日2回以上更新され、紹介本数は2000本を超える。