

『Instagram』が新たなアプリ『IGTV』(アイジーティービー)をリリース
6月20日、『Instagram』(以下、インスタ)が新たなアプリ『IGTV』(アイジーティービー)をリリースしました。これは、動画の投稿・視聴に特化したSNS。いわばインスタのストーリーズが独立したようなものですが、似て非なるものであります。どう違うのか、説明しましょう。
目次
縦長の動画を最大60分まで投稿可能!
『IGTV』の特徴は、縦長の動画に限定していること。投稿できる動画の時間は15秒〜10分で、しかもフォロワーの多いアカウントや認証済みの公式アカウントだと最大60分まで投稿できます(10分1秒以降の動画の投稿はPCからの投稿のみ)。
ちなみに、インスタで投稿できる動画は3秒〜1分(ストーリーズは3秒〜15秒)なので、相当長い動画が投稿できますね。


『IGTV』の動画(左)インスタのストーリーズ投稿画面(右)
インスタのアカウントがあれば視聴可能
『IGTV』を利用するには、アプリをダウンロードする必要があります。ただ、視聴だけならインスタからでも観られます。
インスタから視聴するには、画面右上にあるテレビのアイコンをタップします。『IGTV』のTOP画面に遷移し、動画が自動で再生されます。


インスタのTOP画面。画面右上のテレビアイコンをタップ(左)『IGTV』のTOP画面。インスタ経由でもアプリと画面は同じ。違いは「おすすめ」で表示される動画くらいか
画面には「おすすめ」「フォロー中」「人気」「視聴を再開」の4つのタブがあります。各タブで右にスワイプして気になる動画を見るもよし。各タブで表示されている動画から見るもよし。好みのものを視聴しましょう。


「人気」タブ。フォローしていないアカウントで人気のあるものが表示される(左)「視聴を再開」タブ。途中まで観ていた動画の続きをすぐに観られる(右)
視聴中は、画面下部のスクラバーで一時停止・再生、早送り・巻き戻しができ、インスタと同様に「いいね」や「コメント」、DMでのシェアもできます。


再生画面。スクラバーやいいねアイコンが表示される(左)画面をタップすると、それらが非表示になる(右)
なお、インスタでフォローしているアカウントがそのまま反映されています。なので、イチからフォローする必要もありません。反対に『IGTV』からフォローしたアカウントもインスタに反映されます。


『IGTV』からこのアカウントをフォロー(左)ちゃんとインスタにも反映された(右)
『IGTV』を早速ダウンロード
マイチャンネルを作成して投稿
動画を投稿するには、アプリをダウンロードの上、自分のチャンネルを作成する必要があります。まずは、インスタのアカウントでログインをしてください。持っていなければ、アカウントを作成しましょう。


『IGTV』からインスタのアカウントでログイン(左)セキュリティコードを入力(右)
チャンネルの作成は「設定」から行います。画面右にあるアイコンをタップして「チャンネルを作成」をタップします。


赤で囲んでいるのが「設定」アイコン(左)「設定」画面。「チャンネルを作成」をタップしよう(右)
チャンネルが作成できたら、設定アイコンの横に自分のアイコンが表示されます。そこをタップすれば、アップロード画面へと進みます。そこで右端にある「+」をタップすれば、端末内の動画画面に遷移します。


プロフィール画面の右にある「+」から投稿できる(左)動画を選び「次へ」をタップ(右)
端末に入っている動画を選んでアップロードしたら、カバー画像を決め、タイトル、内容の詳細を入力すれば完了。特に難しい操作もありません。


「投稿」画面。カバー、タイトル、詳細を決めたら投稿!(左)アップロード中(右)
『IGTV』の動画はストーリーズのように撮ってすぐアップというのとは少し異なります。もちろん、ストーリーズでアップした動画を端末に保存してアップし直すこともできます。
アップした動画は自分のチャンネル内に表示されます。インスタのアカウントにも「IGTV」のコーナーができ、そこからも観られるようになります。


アップした動画を再生(左)インスタのプロフィールに「IGTV」が追加された(右)
おもしろいのが動画の「インサイト」が観られること。再生数やいいね数、コメントの数がひと目でわかります。再生数は最低3秒再生されたら1回にアカウントされます。どの動画がウケるのかウケないのかわかるのはちょっと楽しいです。


再生画面の「…」をタップすると表示される(左)「インサイト」画面。再生後すぐに観たのでさすがに0だらけ(右)
『YouTube』の対抗馬になれるのか!?
恐らく『YouTube』の対抗としてリリースしたと思われる『IGTV』。『YouTube』よりも動画を手軽に投稿できました。ただ、売りである長尺の動画を見るかどうかは人によって変わってくるだろうと思います。少なくとも僕は途中で飽きそう……。
しかし、今後縦長を活かしたコンテンツの登場によっては、どっぷりハマる可能性もゼロとは言えません。現状でも数多くあるレシピ動画に加え、ショートムービーやバラエティなど、新たな“発明”に注目したいです。
まずは若者を中心に盛り上がるでしょう。そうなると、日本では『YouTube』より『Tik Tok』が競合相手になるかもしれません。僕はゆるゆると視聴・投稿を楽しもうと思います。