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子供向けプログラミング「micro:bit」の使い方(その2)!スピーカーを繋いで音を鳴らそう
『micro:bit』アプリを使って子供向けのプログラミングを体験していくこの連載企画、前回はBluetoothのペアリングとサンプルプログラムの転送などを行いましたが、今回からはいよいよ自分でプログラムを書いていきます。
連載の他の記事はこちら
- 子供向けプログラミング「micro:bit」の使い方!Bluetoothでアプリと繋げてできることとは?(その1)
- 子供向けプログラミング「micro:bit」の使い方(その3)!NeoPixelを繋いでLEDを光らせよう
本記事では、スピーカーを繋いで音を鳴らすプログラムを書いていきますが、スピーカーの他にもLEDを光らせたり(次回に予定)、モーターを動かしてみたりする物理的なわかりやすさが、子供向けには大事かなと思っていて、プログラミングに対するとっかかりの興味を持ってもらうには、パソコンの画面の中だけで動くものより、物理的なフィードバックが読み取れるほうが、わかりやすい達成感が得られるのではないでしょうか。
自分でプログラムを書いてみよう
さて、プログラム(コード)を書いていくには、『micro:bit』アプリトップ画面より「Create Code」をタップします。


『micro:bit』アプリトップ画面
するとブラウザが起動し、micro:bitのサイトに飛びますので、そこで表示されるブロックエディタでプログラムを書く、というかブロックを配置していきます。


ブロックエディタ
その前に、英語の環境を日本語にしておきましょう。右上の歯車アイコンから「Language」をタップし、日本語を選びます。すると「on start」「forever」といったブロックが、「最初だけ」「ずっと」という表示に変わります。


日本語化
on startのほうがしっくりくる人も多いでしょうが、子供向けには日本語環境のほうが良いでしょう。
最初にやることとして、おすすめしたいのが、「ずっと」ブロックの削除です。


ブロックの削除
シーケンシャルな(順序的・規則的な)構造のほうが理解は早いと思います。なので、ちょっとわかりにくい、というか子供に説明しにくい「ずっと」ブロックは最初に削除しちゃいましょう。
削除するには、ブロックをタップしてホールド、そのまま左に持っていくとゴミ箱アイコンが出るので、その位置でドロップします。
次に、いよいよ音を鳴らすブロックを配置します。


音を鳴らすブロックの配置
左側のアイコンが縦に並んでいるところから、オレンジ色のアイコン(ヘッドホンの形をしています)をタップすると、音を鳴らすプログラムを作るための、いろいろな機能がブロックとなって出てきます。
最初は「メロディを開始する ダダダム くり返し 一度だけ」これを選びましょう。タップしてホールドしたまま動かすと、キャンパスに置くことができます。
どこに置くか?一箇所しかありませんね。そう、「最初だけ」の中です。
はい、これでもう音を鳴らす(最も簡単な)プログラムの完成です!拍子抜けするほど簡単ですね。
次に、アプリで書いたプログラムを実行するには、「micro:bit」本体に転送する必要があります。
そのためにはまず画面下部(左側)の、紫色のアイコン、ダウンロードボタンを押して実行ファイルを保存します。
すると「microbit-プログラム名.hex」という名前のファイルがスマホ本体にダウンロードされます。これが実行プログラムです。


プログラムのダウンロード
このファイル名(画面では「てすと」となっている箇所)は、画面右上「歯車アイコン」の設定メニューから、「プロジェクトの設定」で変更することができます。
「ダウンロード完了…」と表示されたら、「完了!」をタップして閉じましょう。ちなみに「完了!」を押さなくても一定時間で消えますので放っておいても大丈夫です。
『micro:bit』アプリへ戻り、アプリトップの「Flash」メニューから、前回サンプルブログラムを転送した画面を開きましょう。
すると一番上に、先ほどダウンロードした実行ファイルが表示されていますので、青いアイコン「Flash」を押して転送します。


Flash画面でプログラムを転送
画面の指示に従って、実行ファイルを転送します。割と時間がかかります。
(正直、USBで接続して転送してしまったほうが、よっぽど早いです。。)


転送中
「Flashing successful」の表示を確認したら、次は「micro:bit」本体をスピーカーを接続しましょう。
まず、スピーカーはイヤホンジャックに挿さるような、ピンジャックタイプのものを用意してください。
「micro:bit」本体と、スピーカー(のピンジャック)は、写真のように接続します。ちなみにピンジャックは一番外側(ケーブル側)がグランド(GND)で、内側(先っちょ側)の2本がLRです。


ワニ口クリップを使ってスピーカーを接続
接続したら、「micro:bit」の電池を入れて、電源を入れてみましょう。音が鳴りますね!割と大きめの音が鳴るので、アンプ内蔵のスピーカーを繋いでいる場合は注意してください。


応用編
起動時に音が鳴るだけではちょっと物足りない、という方は、上記画面のように構成してみてください。
こうすることで、Aボタンを押すと音が鳴り、Bボタンを押すと音が止まる、という動作に変わります。
プログラムを修正したら、もう一度、紫色のダウンロードボタンを押して転送するのですが、実行ファイル名が同じであるため、「もう一度ダウンロードしますか?」などとブラウザで聞かれます。


もう一度ダウンロードするとき
普段の感覚ではキャンセルしたくなりますが、ここは「ダウンロード」を押しましょう。
同じ名前のファイルがダウンロードされたとき、chromeブラウザなら(1),(2)などと末尾につけた新しいファイルを保存していきます。


新しい実行ファイルを選択
なので、新しい実行ファイルを転送したいときは、ダウンロードしたうちの、末尾の数字が一番多いファイルを選びましょう。そのあとの手順は同じです。
先ほどとは動作が変わっているはずです。A, Bボタンを押して確認してみてください。
終わりに
最初のとっかかりは、とにかく興味を持ってもらうことです。
ブロックエディタに始めから用意されているメロディのうち、ピコーン!とか、レベルアップ音声みたいなやつまで、ゲームで使うようなものを選ばせると子供は喜びます。
プログラムをさせるよりは、「音」など物理的なフィードバックのある題材を使って、ゲームをしている感覚で遊ばせてみてはいかがでしょうか。
次回は、NeoPixelのフルカラーLEDを光らせてみよう!です。お楽しみに!
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