「つるたさん、ネット広告についてどう思います? 最近では、マイニング広告で逮捕された人が出てきたり、海外でも広告ブロックの是非を問うて裁判が行われたり、日本でも広告の誤クリックとか、過剰な広告を載せてるウェブサイトも増えてきてますよね。そんな広告をブロックできるツールも出てきたんですけど、カクカクシカジカ……」
ちょいちょいちょいっっ!!
おばさんには何が何だかさっぱりわからないよ〜(涙)。ということで今回はウェブ上での「広告ブロック」についてお話ししていきたいと思います。そもそもブロックできるなんて知らなかったし、「無料で見せてもらっているので、広告くらい構いませんよ!」な気持ちだったので、今回は勉強しながらこんなおばさんでもわかるネット広告のブロック方法やツールについてお伝えします。「つるた、全然理解が違うよー!」ということでしたら愛のあるコメントでお知らせいただけると嬉しいです(笑)。
広告ブロックって何?
奥さん、知ってました? ネットにある広告ってブロックできるんですって!
基本的に、無料で楽しんでいる(アプリも含む)ウェブサービスには広告が表示されてますが、有料のアプリや月額費用を払うようなウェブサービスについては広告が表示されないケースが多いです。
広告ってもう今の時代あまり意識しなくなりましたが、無料サービスのうちどんなものが広告かちょっとおさらいしてみましょう。1日に1回はアクセスしているのではないか? と思うくらい馴染み深いYouTubeでは動画再生の前や途中に広告が表示されますし、TwitterやFacebook、Instagramといったアカウントは持ってて当たり前! なSNSのページでも自分のタイムラインに「あれ? フォローしてないけどな」という投稿を見かけたらそれも広告です。他にも検索をして出てきたニュース記事サイトをクリックしても、「この広告をスキップ」という謎なページが表示されて、スッと見たい記事に辿り着けなかったり。思っている以上に日常の中で「広告」に触れる機会はたくさんあるんですよね。
しかしその広告がブロックできる! となると、テレビやラジオだったらCMがない! 雑誌だったら後半にいっぱい掲載されている怪しい商品の広告がない! という状態なので、使う側としては、ノンストレスでサクサクコンテンツが楽しめるようになります。
無料のウェブサービスの中で、見たいもの・欲しい情報「だけ」表示できる広告ブロックはどうやったらできるかいくつかツールをご紹介します!
どんなツールがあるの?
無料で広告をブロックしたい! という方にオススメのなのが、世界でも6000万人に使われているというGoogle ChromeとSafariで使える広告ブロックツール『AdBlock』です。
▼ AdBlock ダウンロードページ(PC推奨)
YouTubeでどんなサービスかわかりやすく動画になったものがあるので、こちらも合わせてご覧ください!
私は、Google Chromeをメインブラウザとして使っているので、試しに……と入れてみたら、こんな画面が表示されてびっくり!(笑)
え!? 無料じゃないの?? と思ったのですが、8人の社員でやっているサービスなので、お金の余裕がある人はお金くださいという内容でした。こちらは、後から寄付もできるので、実際に使ってみて「本当ありがたいサービスだ!」と思ったからは気持ちでも送ってあげるといいかもしれませんね。
実際にツールを使っていくつかのサイトを見てみたのですが、驚いたことに本当に表示されません! Yahoo! もシンプルで、YouTubeも広告なしでサクサク進めて、今ご覧いただいているandronaviだって広告は非表示になりスッキリなページになっていました(笑)。


Andronaviの広告ブロック状況はこんな感じ!
Facebookなど一部「あれ? これって広告じゃないのかな?」と思うところはちょっとだけありましたが、基本的にはほとんどの広告がちゃんとブロックされていました!!
あまりいないかもしれませんが、「やっぱりこのページの広告は表示して欲しい!」という方がいれば、「このページ上で実行しない」というメニューがあるのでそちらを設定しておけば問題なしです♪
ぶっちゃけ広告ブロックってどうなんだろう?
「広告ブロックできて便利だな〜」なんてサービスを堪能していたところ、こんなニュースを見つけました。
今回の施策が実現すれば、これらで利用可能な広告ブロックツールはそれ自体がブロックされる可能性がある。すべての広告ブロックツールが完全に排除されるわけではなく、有名どころではAdblock Plusは影響を受けないようだが、記事ではuBlock OriginやuMatrixといった中堅ツールの名を挙げ、大きな影響を受けることが予想されるそれらのツールは、提供自体が打ち切りになりかねないと分析している。
なに〜〜!
この背景にはどんなことがあるのか考えてみました。
広告が表示されないほうがユーザーにとっては便利ですが、Googleをはじめとして広告から収入を得ている運営側からすると表示される回数が減ってしまうことで、運営の利益が減ってしまい、よいコンテンツを提供できなくなってしまうことが起こります。
例えば、普段スマホやPCで記事を読む時、現在は「無料で楽しめます!」がメジャーですが、これが「記事を読むのに100円」となったらあなたはどうしますか? お気に入りのYouTuberの動画をたくさん閲覧しても、その人には広告収入が入らないので有料動画にします! と言われたら課金できますか? きっと記事にも動画にもお金はなかなか出せないですよね。
ユーザーさんにより良いコンテンツを無料で楽しんでもらうために、運営も利益を得たい……そこで頼ったのが広告ということだったのに、それをみんながブロックしてしまったら本末転倒ということです。
今後、ウェブサービスはどうなっていくのでしょうか?
Netflixが大好きなつるたとしては、本当に面白いものを作ってくれるならコンテンツにちゃんとお金は出すよ! と思うのですが、世の中的にはまだまだ「無料で読めて当たり前でしょ!」「広告もうざいのは消しちゃうっしょ!」がトレンドなんだろうな〜と思ってしまいました。私個人としては、メディアさんには頑張ってもらいたいので、基本的には広告ありでコンテンツを楽しみたいなと思ったのでした。