スマホ決済とはスマートフォンを用いた電子決済サービスであり、モバイル決済のこと。近年、PayPayやLine Payなど、スマホ決済サービスへの参入が相次いでいます。
2019年2月、新たに参入した「メルペイ」は一体どのような特徴があるのか。気になっているあなたへ、詳しくご紹介します。実際の使用感もレビューしますので、お見逃しなく。
目次
参入が相次ぐスマホ決済のビジネスモデルをおさらい
なぜ、スマホ決済のビジネスへ参入が相次いでいるのか、おさらいしておきましょう。
新規の参入が相次ぐスマホ決済の魅力は次の3つ
- 加盟店が支払う手数料が安い
- 導入が実質0円
- 入金のサイクルも早く、最短で決済の翌日入金
スマホ決済で加盟店が増えるほど、加盟店の手数料の支払い先である管理会社の利益は増えます。管理会社はいかにハードルを下げて、スマホ決済に利用者を引き込むかが鍵となるのです。
スマホ決済のビジネスに参入する会社はライバルを「現金」と捉えています。
メルペイとは?特徴からPayPayやLine Payとの違いまで
メルペイとは、2019年2月13日より提供が始まったスマホ決済サービスです。Apple Pay対応のiPhone向けサービスで、現在はiOSのみの対応となっています。今後、Androidでのサービス提供も予定されているため、Androidユーザーにとっても期待できるサービスですね。
メルペイの特徴とは
メルペイの特徴として挙げられるのは次の3つです。
・フリマアプリ「メルカリ」の売上金を利用可能
メルペイではメルカリで得た売上金や、ポイントをメルカリの外で利用できます。これまで、メルカリで得た売上金は「メルカリ内での利用」もしくは「銀行口座への振込で現金化」の2択でした。
・iD(アイディー)対応
メルペイはiDに対応しています。iD対応のメリットとしては、iD加盟店である全国80店舗で利用できることや、チャージが可能なこと。プリペイド方式のため、銀行口座からメルペイへチャージすることで使用可能です。
・Suicaへのチャージ対応
メルペイはSuicaへのチャージもできるようになっています。不用品を売って得たお金を、交通費として活用することもできるのです。
PayPayやLineとの違い
PayPayやLineは支払いのときに、QRコードやバーコードを提示する必要があります。しかし、メルペイでは店舗のリーダーにスマホをかざすだけで支払いが完了するのです。手間をかけずに数秒で決済を終えられます。
メルペイ使用レビュー!気になる使い心地は?
スマホ決済サービス「メルペイ」。あまりにも気になりすぎて、さっそく利用してみました!
iPhoneでしばらく放置していた「メルカリ」アプリを起動。さっそくメルペイの利用登録をと思いきや、アップデートが必要でした。
最新バージョン(4.0.0)アップデートをして起動。新バージョンはメルカリからのお知らせにあったように、デザインが見やすく使いやすい。
メルペイ画面はこのような感じ。


メルペイ画面
メルペイで登録を済ませると、このようにApple Payの機能でカードが表示され、支払い準備OK。


カード表示画面
メルペイを使用したいがために、仕事の帰りに最寄りのコンビニへ立ち寄りました。レジで支払うときの合言葉は「iD(アイディ)でお願いします」。(公式では「iDで支払います」と伝えることを推奨しています)
初めてのスマホ決済で不安でしたが、トラブルなく数秒で支払いを終えました。スマホ決済がもっと普及すれば、レジの行列も激減するのではないでしょうか。
ただ、メルカリユーザーでなくても「メルペイ」に登録したかと質問されたら、答えはNOです。あえて登録はしていないと思います。
銀行口座からチャージできるにしても、メルカリに登録することから始めなければなりません。さらに、他にもスマホ決済サービスは多くあるため、あえて「メルペイ」でなくてもというのが本音です。
「メルペイだからこそ良い」と思えるのは、現時点ではメルカリユーザーのみではないでしょうか。
メルペイはメルカリ利用者でなくても活用しやすい
iDに対応しているため、メルペイはメルカリ利用者でなくても、活用しやすいサービスです。メルカリユーザーでないと必要性は薄いものの、今後はネット決済やバーコード決済にも対応していくとの発表あり。これからメルカリユーザーでなくても、魅力に感じるサービスになっていくのではないでしょうか。
気になる方は動向チェックして、試してみてくださいね。
参考:「Press Release」「メルカリからのお知らせ」「メルカリガイド」