

最近CMでよく目に、耳にする格安SIM。
スマホ料金が安くなると謳っているものの、いったいどういうものなのか?
興味を持ち始めたあなたのために、格安SIM&スマホを愛用し続け3年以上の私が、格安SIMについてご紹介します。さらに、MVMO(格安スマホ会社)のことから、大手3社との違いまで、触れますので参考にしてみてください。
目次
格安SIMってなに?
低価格でインターネットや通話サービスを利用できるSIMカード
スマートフォンやタブレットで、インターネットや通話を行うためには、SIMカードが必要です。SIMカードには契約者や電話番号などの情報が記録されています。
そのSIMカードと通信サービスを、圧倒的な安さで利用できるのが格安SIMなのです。
種類は、インターネットと通話が可能な「音声通話SIM」と、インターネットのみの「データ専用SIM」の2つ。
また、サイズは「標準SIM」「マイクロSIM」「ナノSIM」の3種類に分かれ、使用する端末によって異なります。
格安SIMを利用するには、格安SIMサービスを提供するMVMOと呼ばれる企業と、契約が必要です。MVMO(以下、格安スマホ会社)とは「仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)」のことで、自社で通信回線を持たずに、他社からインターネットや通話の回線を借りることでサービスを提供しています。
CMを出している話題の格安スマホ会社って?
格安スマホ会社がCMを出しているサービスは「Line mobile」「UQ」「楽天mobile」など。
ただ「こんなんあります!」と言われても、ピンときませんよね。
そこで、どのような会社が提供し、どのような特徴を持つサービスなのか、前文で挙げた3社をかんたんにご紹介します。
Line mobile
LINEモバイル株式会社が提供するサービス。最大の特徴は、LINEや主要SNSデータ通信量としてカウントされないこと。そのため、LINE通話や画像・動画も通信量を気にせずに安心して利用できます。LINEヘビーユーザーに嬉しい格安SIMサービスですね。
UQ
UQコミュニケーションズ株式会社が提供しているサービス。価格.comの格安SIM満足度ランキング2019で1位に輝いており、今後も期待できる格安SIMサービスです。3姉妹のCMでおなじみのUQは、家族割や月額の安さが売りでしょう。
楽天mobile
楽天株式会社が提供するサービス。そう、あの楽天が提供しているSIMサービスで、携帯料金の支払いにもポイントが付与されます。楽天の他のサービスと提携すれば、楽天市場でのポイント倍率もアップして、さらにおトクに。楽天ユーザーなら見逃せない格安SIMサービスです。
他にも有名な格安スマホ会社、格安SIMサービスがあります。ぜひ、気になるCMをチェックしておきましょう。格安スマホ会社は料金の安さで注目されていますが、サポートや対応もしっかりしていますよ。
大手3社との違いがわかる!格安SIMのメリット・デメリット
CMでの格安SIMの紹介は、安さだけ目立っていますが、それ以外にもメリットはあります。また、CMでは触れられていないデメリットについてもご紹介します。
大手3社との違いを知ることで、より格安SIMの知識を深められるでしょう。
メリット
- 月額料金が圧倒的に安くなる
- ネットと通信の質が大手3社と大差なし
- 必要なサービスを必要なだけ利用できる
- 固定される利用期間が短い
- 格安SIMでも電話番号の引き継ぎができる
大手3社と比べ、シンプルで明確なサービスと、安い料金が格安SIMの魅力です。
強制的に◯年縛りなどの契約をされることがなく、最低利用期間も短いため、手軽にお試し利用ができますよ。
デメリット
- 大手3社に比べて実店舗が少ない
- 大手3社の「キャリアメール」が利用できない
- 自分で初期設定を行う必要あり
- 通話料金が月額に含まれないことがある(しかも高額)
大手3社に比べ、まだまだ実店舗が少ないのが現状です。しかし、オンライン上での契約に抵抗がない人にとって、そこまで大きなメリットではないでしょう。通話をよく利用する人は、契約の際にプラン選びに注意が必要です。プランによって通話料金は、基本料金と別に発生する場合があります。
格安SIMはどんな人に向いているのか


私は3年以上、格安SIM&スマホを利用しています。そんな私が考える格安SIMを利用するのに向いている人は、ズバリ!次の4つのいずれかに当てはまる人。
- 無駄なくシンプルなサービス&料金でスマホを利用したい
- Wi-Fiを使える環境があり、通信量を抑えられる
- 必要なサービスだけ利用できるようにしたい
- とにかく月額料金を安く済ませたい
私は格安SIMを利用するまでは、auやSoftBankを利用していたんですね。ですが、機種が新しくなるにつれ、月々の料金が高額に。最後に利用していたキャリア携帯は月1万円(たかっ!)
どのサービスにいくらかかり、何のサービスが付与され、毎月どれだけデータを使っているのか。というのが不透明すぎて「払い続けられん」となったわけです。
格安SIMに変えてから、月々の料金は1,700円ほど。サービスはネットと通話だけで、データ使用は毎月3GB以内(Wi-Fiが家にあるので)です。
そんな実体験から、格安スマホは自分で使用している範囲を管理したい人や、無駄なサービスをカットして必要なサービスだけにしたい。とにかく安くしたい。そんな人に向いていると考えるのです。場合によっては、違約金がかかってもすぐに元をとれるなんてことも。
今回はぎゅっと詰めてご紹介しました。まだまだ、格安SIMや格安スマホ会社の魅力があります。気になる方はCMの情報だけでなく、ぜひ、それぞれの格安スマホ会社を調べてみてくださいね。