分散型予測市場が生み出す新たな市場。LINEも4CASTで参戦

分散型予測市場という言葉なまだまだ耳慣れない方が多いはずですが、仮想通貨で導入されているブロックチェーン技術によって生み出された今後成長する市場です。LINEもすでにアプリで参戦しており、要注目です。

予測市場とは何か

予測市場とは、人々が未来に関して予測したデータを集めることでマーケティングに役立てようというものです。代表的な例でいうと、アメリカ大統領選で誰が投票するか、イギリスはEUに残留するかといった事柄です。

これは群衆知といって、多くの人が考えていることは正しい場合が多いというデータがあります。ここにweb上でのデータの蓄積を掛け合わせることで精度を高めることが可能になるのです。

分散型予測市場とは?

予測に関してはわかったけど「分散型」とはどういうことでしょうか。分散型とは仮想通貨の仕組みを構成しているブロックチェーン技術を語るときに必ず登場する言葉です。

現在web上で提供されているサービスのほとんどは運営会社があり、そこによってサービスの内容や収益をどこに投資するか、果ては経営悪化によるサービスの終了や倒産など全てがコントロールされます。これを中央集権的な構造と言います。

これに対してブロックチェーン技術を使ったシステムは分散型台帳と呼ばれ、特定の管理者が存在しません。ブロックチェーン上で予測市場を運営することのメリットは、運営者によって恣意的に情報がいじられる可能性がないことが挙げられます。これによって、予測をした結果が正解だった人に報酬を与えるような二次的なビジネスが可能になります。

例えば競馬で最下位だった馬が、JRAの都合で1位になったら競馬ファンは怒りが爆発するでしょう。これは、実際に馬が走った結果を見ているからです。

しかし、既存のweb上のデータ等は運営会社によって管理されているため、一般の人には公開されている内容が正しいかどうかはわかりません。ブロックチェーンを利用した分散型予測市場であれば、改ざんが不可能です。発生した事柄、人々の行動が全て記録され削除も不可能です。分散型予測市場を運営するためのベースができるのです。

LINEの4CAST

LINEはLINE token economy というブロックチェーンを活用するプロジェクトの中で4CASTというアプリで分散型予測市場に参戦しています。これは、未来の出来事に関する選択肢クイズに正解すると、仮想通貨LINKポイントがもらえるというものです。1LINKポイントは500LINEポイントに変換でき、これは500円に相当するのでなかなかの還元率です。

これまでベータ版でしたが、5月30日に正式リリースされました。利用を開始するには4CASTのオフィシャルホームページからの登録が必要です。スマホからのみのアクセスとなっています。

分散型予測市場は今後成長に期待できる

予測市場の有用性については2000年代から提唱されてきましたが、ブロックチェーンの普及によりいよいよ本格的に始動するところに来ています。マーケティング、ゲーム、ギャンブルなど様々な分野に適用可能な分散型予測市場から目が離せません。

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