

キャッシュレス戦国時代の今、最大手と言っても過言ない金融機関が参入してきました。
それは、ゆうちょさんこと、株式会社ゆうちょ銀行です。
ゆうちょは、通常貯金口座数が約1億2000万もあり、貯金残高は180兆円(2019年3月末)もあると言われています。また全国に24,000もの窓口があるので、まさに「いつでもどこでも」使える金融機関として、多くの人に使われています。
そんなゆうちょがキャッシュレス戦国時代に乗り込んできたというわけですから、どんなサービスなのか気になりますよね? そこで今回はゆうちょがスタートさせた「ゆうちょPay」について調べてみましたのでご報告いたします。
目次
そもそもゆうちょPayって何ですか?
そもそもキャッシュレス時代に乗って、様々な「pay」が乱立しているので、そこに新たにゆうちょが入っても「ふーん」な人が多いと思います。実際にどういうサービスかわからないよぉ~という方のために、簡単にお伝えしますね。
あなたのスマホがおサイフがわりになる、
ゆうちょPayとは?
ゆうちょの新しいスマホ決済アプリです。


うーん、これだけだとざっくりしすぎですね(笑)。
キャッシュレスになると何が良いかといえば、現金を持たなくていい! ということ。これまでのキャッシュレスのイメージって、Suicaのようにあらかじめ現金をチャージする方法か、クレジットカードのように後から請求がくる方法でしたよね?
ゆうちょPayの場合は、登録しているゆうちょの口座から使ったタイミングで引き落としされます。なので、口座を持っていれば、わざわざ現金を引き出す必要がなくなり、口座があなたのお財布になっちゃうということ。使用した履歴はアプリ内に残るので、管理も簡単ですし、利用限度額も設定ができるので「使いすぎちゃった!」もありません。「スマホがおサイフがわり」という事、イメージできましたでしょうか?
どうしたらいいの? ゆうちょPayの設定方法から使うまで
じゃあ実際に使ってみよう! と思った方。ゆうちょPayを使うためには、以下の3つが必要です。
・ゆうちょの口座
・スマートフォン
・メールアドレス
これがないと、ゆうちょPayは使えません。
他のキャッシュレスアプリの場合、銀行口座やクレジットカードがあれば使える場合が多かったのですが、ゆうちょPayの場合はその名の通り使える口座はゆうちょのみ。ゆうちょ口座を持っていない方はアプリをダウンロードしても使えませんのでご注意ください。
またメールアドレスは、設定の際に必要になります。日頃よく使うアドレスを受信できる状態にしてから設定しましょう!
ダウンロード方法
ダウンロードは以下から。


設定方法
設定はめちゃくちゃ簡単でした!
以前、PayPayを使いたくて設定したのですが、色々とうまく行かずなんだかんだで時間かかっちゃったので「あぁ~キャッシュレスアプリって設定がめっちゃ面倒なんだよな」という固定概念がありました(笑)。
しかしゆうちょPayは「え、もう終わり?」というくらいすんなり終わります。


アカウントを設定して、口座を登録して、メールアドレスに送られてきた番号を入力して終わり! 簡単すぎてハッキングされないかしら? と心配になるくらいでした(笑)。
またゆうちょPayでは、先着100万名にアプリをダウンロードして設定しただけで現金500円がもらえるキャンペーンを実施中。今のところまだ100万人には達していないようなので、悩んでいる方はお急ぎください~。私も6月にダウンロードしたので、来月末に入金されているはず!!!


ちなみに。
使いすぎの防止のためには上限設定をしておいた方がいいかもしれません! この設定も驚くほど簡単です。
アプリの左上にあるメニューから、設定を選び、「ご利用上限金額の設定」を選択します。


するとこのような画面が出てきまして、初期設定は3万円が上限になっているので、それぞれ使いすぎを防ぐために、自分のちょうど良い金額を設定しましょう。私は怖いので1000円にしておきました(笑)。
さらに!
このアプリはお金を扱うものなので、当たり前なのですが、アプリを閉じて一定時間を過ぎてしまった際には、都度6桁のパスワード入力が必須となっています。


これ安心な設計ではありますが、都度入力って本当面倒ですよね?
指紋認証を設定できるスマートフォンをご利用のユーザーさんは、ぜひ「Touch ID」の設定もあらかじめしちゃいましょう。


ここで設定しておけば、6桁のパスワード入力は必要なし! ストレスも減ります。安心、安全、簡単にアプリを使うためにも大事な機能ですよね♪
東急電鉄の券売機がATMに変わるって本当?
ここまでゆうちょPayのメリットをご紹介してきましたが、残念な点がひとつ。
使えるお店が少ない!!!!!!涙
使えるお店については、コチラから。(PDFが開きます)
こちらは今後増えていくことを期待しておきますが、お店で使えるだけが魅力じゃないんです。
なんと!
ゆうちょPayは、連携されている払込票であれば、請求書に掲載されているQRコードにかざせば支払いできちゃうなんてことも可能なんです(手数料がかかる場合はあります)。
これが当たり前になれば、コンビニにわざわざ支払いにいく必要がなくなる! すごい。
さらにさらに!
東急電鉄(東横線、目黒線、田園都市線、大井町線、池上線、東急多摩川線)の駅券売機がATM代わりになるような「キャッシュアウト」機能もあるんです。駅に来て「あ、現金がなくなってた!」なんて時には、近くのATMへ行かなくても駅にある券売機でお金を引き出すことができるそうなのです。こちらは6月30日まで手数料無料で使えるそうなので、お近くの方は是非お試しください!(利用可能な時間は、5:30~23:00までです)
ゆうちょPayはこれからどうなる?
現状としては「始まったばかり」な印象が強いゆうちょPayですが、他のキャッシュレスアプリと比べると、実用的な印象が強いと感じました。
キャッシュレス戦国時代においては、たくさんの人に使ってもらえるようにとクーポンを配布したり、単発で使う分にはお得に使えますが、正直何個もアプリはいらないですよね? じゃあ、最終的にどのアプリを使うか? と考えると個人的には、簡単で安全で便利なアプリだと思うのです。
ゆうちょPayは、まだまだ使えるお店が少なかったり、サービス内容自体ができたてほやほや感がありますが、利用者が増えて、キャッシュレスが当たり前になった時、定番として使われるのはゆうちょPayなのではないかな? と感じました。
これから当たり前になってくるキャッシュレス。キャッシュレスだからと言ってお金の価値が変わるわけではありません。しっかり稼ぎながら、厳禁だろうとアプリだろうと同じお金ですから、大切に使っていきたいと思いました。
あなたはこのキャッシュレス戦国時代をどのようにサヴァイブしていきますか?(笑)