急速充電と高速充電の違いってなに?USB充電の規格や仕組みを解説

スマホの外付けバッテリーやUSBケーブルを購入しようとしする際に「急速充電」「高速充電」など色々なうたわれ方をしています。結局どれが早いのかさっぱりわからないという方のために、充電に関する規格と仕組みについて解説いたします。

USB BCとUSD Type-C

よく目にする「急速充電」「高速充電」は各社が自主的に叫んでいるサービス名称のようなものです。「業界最大級」とか「業界最速」と言っているのに似ています。

正式な規格名として覚えておくべきものは、まずUSB BCとUSD Type-Cが挙げられます。

そもそも充電される電力はV(ボルト)×A(アンペア)=W(ワット)で計算されます。基準となるUSB BCですが、5V×1.5A=7.5W。これを別に早くない普通の充電の基準と考えれば良いでしょう。10年くらい前は大体これくらいの電力でした。

現在主流となっているUSD Type-Cは、正確にはUSD Type-CとUSD Type-C Currentの2つがあります。Type-Cは5V×3A=15W。Type-C Currentは5V×1.5A=7.5W。Type-Cであれば既存のものより倍のパワーがある、つまり急速とか高速というニュアンスになるでしょう。

USB PDでさらに早い充電が可能に

USB PDという規格の製品では、さらに早い最大で100Wの充電が可能です。これは20V×5A=100Wのパワーを持っています。しかし、そもそも充電する対象であるスマホやタブレットなどは18W程度までしか対応していないため、能力をすべての場面で生かせるわけではありません。ノートPCの機種によっては、5A対応のケーブルを使用する事で100Wで充電することもできるでしょう。

代表的な独自規格

Quick ChargeはQualcomm社の開発した独自規格です。最新のQuick Charge3.0では3.6V〜20Vまでの充電が可能です。ドコモで使用されているQuick Charge3.0規格の製品は、ドコモが独自で急速充電3と名乗っています。

またHuawei製品ではSuper Chargeという技術が採用されており、Huawei製品に限って10V×4A=40Wという大きいパワーでそのまま充電できる仕様になっています。現在リリースされているHuaweiスマホだと22.5Aが限界ですが、将来的には40Wで充電できる製品も出てくるでしょう。

呼称よりもW数を見るべし

結局「急速充電」「高速充電」は特に名乗るための決まりがないので、本当に電力が大きいのか早いのかということはわかりません。正確に知るためには7.5Wを基準と考えて、そこからどれくらいプラスのW数があるのかを購入前に確認するのがいいでしょう。

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