「ポケモンGO」が世界を救う!? 位置情報ゲーム否定派が考え方を改めるまで。

2016年7月にリリースされた『ポケモンGO』が、世界中で大ブレイクを果たした位置情報ゲーム。

『ポケモンGO』のリリース時は、話題作なのでダウンロードしましたが、すぐに飽きてしまいました。見つけて捕まえるのが面倒という根本的な理由と、GPSをつけてないといけないから電池も消費するからというのが理由です。

そんな僕に、編集部から位置情報ゲームの記事を書いてほしいと依頼が。「ドラゴンクエストウォーク」のリリースも控え、また話題になりそうな位置情報ゲームについて僕なりに書かせていただこうと思います。

終末感漂うポケストップでの集団プレイ

『ポケモンGO』は、GPSの位置情報とAR(拡張現実)を組み合わせたゲーム。プレイヤーはポケモントレーナーとして、現実世界にいるポケモンを捕獲していきます。

『ポケモンGO』公式サイトTOP画面(左)。アプリ説明画面より。ミュウを発見!(右)
『ポケモンGO』公式サイトTOP画面(左)。アプリ説明画面より。ミュウを発見!(右)

アイテムを手に入れられる「ポケストップ」や、ポケモンを戦わせられる「ジム」が世界各地にあり、国内ではスポンサー企業の「マクドナルド」や「マツモトキヨシ」などの店舗にもあります。

『ポケモンGO』アプリ説明画面より。フィールド画面(左)。同説明画面より。ポケストップのイメージ(右)
『ポケモンGO』アプリ説明画面より。フィールド画面(左)。同説明画面より。ポケストップのイメージ(右)

ある日ある場所に突然人だかりができていて、何があるんだ!? と思ったら、みんながみんなポケモンGOをプレイしているという場面に、リリースから3年経った今でも遭遇します。

「あぁ、このへんはポケモンの巣(レアポケモンが大量発生する場所)なんだなぁ」と思って通り過ぎます。しかし、皆一様にうつむき加減でスマホを操作している姿はなんだか異様で薄ら寒くなります。

ポケモン捕獲が高齢者の健康促進につながる!?

とまあ、文句ばかり言うのはよくありません。前述の通り、ポケモンは様々な場所でゲットできます。それ故、若者よりも少し上の世代や高齢者のユーザが多いように思います。

子どもや孫のためにゲットしているのか、もちろん自分で楽しくプレイしているというのもあると思います。このどちらにも共通して言えるのは、ポケモンを捕まえることで移動を重ねますし、運動も兼ねているのではないでしょうか。

高齢者の運動促進になっていると思うと、ポケモンGOの存在価値は高いです。実際、どこぞで孫と一緒にポケモンを捕まえているじいちゃんばあちゃんの姿は少しほほえましいです(集団になるとやっぱり怖いけど)。

ポケモンGOの立ち上げに深く関わったナイアンティック社の川島優志氏が、外でポケモンGOをプレイすることについて話しています。それは、「CEDEC 2017」の基調講演でのこと。現・ナイアンティックCEOのジョン・ハンケ氏に対して川島氏は「どうやったら世界を変えることができるのか」と聞いたところ、「外へ出ればいい」と答えたそう。

川島さんが開発に関わった『Ingress』。現在は『Ingress Prime』
川島さんが開発に関わった『Ingress』。現在は『Ingress Prime』

その言葉を聞いた川島さんが、その後開発に関わったのが『Ingress』。これは、歴史的な場所や公共施設などが「ポータル」となり、世界規模でその場所を奪い合う“陣取りゲーム”。そのシステムを使って作られたのがポケモンGOなのです。

どんな位置情報ゲームがあるのか調べてみた

『Ingress』の話が出ましたが、位置情報ゲームだけでもいろいろあるわけです。ここでどのようなゲームがあるのか、ちょいと調べてみました。

ポケGO系

まずは、今回の主題として登場したポケモンGO系のゲームを探してみました。いわゆるARを活用したゲームですね。

『ハリー・ポッター:魔法同盟』

ポケモンGOの開発チームが送る最新作。魔法界の道具や生物など様々なものが奇妙な形で出現した「ファウンダブル」を魔法界に戻していくという内容。現実世界と魔法界がリンクしていきます。仲間と力を合わせて敵を倒す「魔法使いチャレンジ」もあります。

お笑いコンビ「三四郎」の相田さんが、本ゲームをプレイしていることをラジオで話していました。ちなみに、小宮さんはアンドロイドユーザで、OSが非対応の機種だからダウンロードできないと嘆いていました。そういう方も多いのでは?

『ハリー・ポッター:魔法同盟』のアプリ紹介動画より
『ハリー・ポッター:魔法同盟』のアプリ紹介動画より

『妖怪ウォッチ ワールド』

『妖怪ウォッチ』のレベルファイブと、『パズドラ』のガンホーがタッグを組んだ話題作。リリース直後は、“妖怪GO”とも揶揄され、ツイッタートレンドに入っていたのも記憶に新しいです。

現実世界に潜む妖怪を探して戦い、ともだちにして集めていきます。他のプレイヤーの妖怪とのチームバトルなども楽しめます。

『妖怪ウォッチ ワールド』のアプリ紹介画面より。
『妖怪ウォッチ ワールド』のアプリ紹介画面より。

Ingress系

前述した『Ingress』は青と緑の陣営に分かれ、陣地を拡大していく陣取りゲーム。そんなIngress系も多数あります。その中の一部をお見せしましょう。

『見つけて三国志』

「位置ゲー」の商標を持つコロプラのゲーム。街でチェックインをすると、在野武将を登用できるようになり、それら3人でデッキを組んでバトル。勝利すれば領地がもらえるというもの。

チェックインできるスポットは、日本全国約25万ヶ所。市区町村ごとに毎週武将が入れ替わるので、飽きることなく楽しめます。

『見つけて三国志』のアプリ紹介画面より。
『見つけて三国志』のアプリ紹介画面より。

『国盗り合戦』

その名の通り、昨年2018年に10周年を迎えた人気作です。戦国時代の600地域区分をすべて支配するという高難易度ながら、全国制覇者が1500人以上いるというから驚きです。

今いる場所で位置情報を送信すれば、その場所の国盗り完了。600地域の国盗りを目指すわけです。ゲーム内で自分だけの城下町を作ることができ、ただスタンプラリー感覚で楽しむだけじゃないのもポイントです。

『国盗り合戦』のアプリ紹介画面より。
『国盗り合戦』のアプリ紹介画面より。

こうやって調べてみると、位置情報ゲームもいろいろありますね。

2019年、ブレイク確実の位置情報ゲームがやってくる!

さて、今年2019年、ポケモンに次ぐ、いやそれをしのぐ勢力になる可能性があるゲームがリリースされます。それは『ドラゴンクエストウォーク』!

ドラクエの世界が現実世界にリンク。自ら主人公となり、街の人に話を聞いてクエストを進めたり、モンスターを倒して冒険を繰り広げます。

『ドラクエクエストウォーク』公式HPより
『ドラクエクエストウォーク』公式HPより

公式サイトで見られるプロモーションムービーを見ていると、位置情報ゲームが苦手と宣ってた僕も思わずプレイしたくなりました。

『ドラクエクエストウォーク』公式HPよりゲームイメージ画面。なんだかおもしろそうだ!
『ドラクエクエストウォーク』公式HPよりゲームイメージ画面。なんだかおもしろそうだ!

ドラクエのテーマ曲が高揚感を煽れば、日本中をモンスターがうろついてるムービーが秀逸の出来。そして、映像の最後に出てくるキャッチコピーが「日本中が、ドラクエになる。」ですよ。

いやぁもう鳥肌がたちました。リリースされたら、ものすごいことになると思います。僕もこれはダウンロードするかもなぁ。

だからこそ、最後に言っておかないといけないことがあります。みなさま、位置情報ゲームをプレイされる際は、くれぐれも歩きスマホに気をつけて! モンスターよりも怖い人とバトルすることになるかもしれませんよ。

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