スマホを持つのが時代遅れになる?インプランタブルデバイスとは

ウエアラブルデバイスが登場してから数年、早くも世界では体内へデバイスを埋め込む「インプランタブルデバイス」が登場しています。

スマホがインターネットの世界をさらに身近なものにしました。次はインプランタブルデバイスの登場によって、どのような世界が待っているのでしょうか。

体内にチップを埋め込むインプランタブルデバイス

インプランタブルデバイスとは、体内へ小さな通信端末を埋め込む(=インプランタブル)デバイスのことを指します。

想像がつかず、まるでSF映画の中の話に聞こえますが実際にインプランタブルデバイスの研究は着実に進んでおり、ベルギーのあるインプランタブルデバイス開発企業では、すでに社員が体内にチップを埋め込んで実用化しています。

これにより、勤怠管理のほかドアの開閉、そして自動販売機や売店でモノを購入することも可能に。体内に埋め込んだチップがインターネットと接続することで、ほとんどの動作をチップが担ってくれます。

今では身近となったウエアラブルデバイスは「身に着ける」ものでしたが、いっそのこと体内に入れてテクノロジーと融合しよう、というのがインプランタブルデバイスでしょう。

急速に実用化が進められるインプランタブルデバイス

インプランタブルデバイスは、チップ型のものだけではありません。Googleでは、限りなくインプランタブルデバイスに近いデバイスとして医療用に開発したスマートコンタクトレンズがあります。

通常のコンタクトレンズと同じように目に装着すると、レンズに搭載されたセンサーが涙から血糖値やコレステロール値を測定。健康管理のサポートをしてくれる究極のウエアラブルデバイスとなりました。

このスマートコンタクトレンズのように、コンタクトレンズ自体にセンサーを埋め込めば、大人気アニメのキャラクターが使っていたスカウターのような世界が広がることも現実的になります。

インプランタブルデバイスが魅せる世界は明るいのか

インプランタブルデバイスを使えば、たとえば難病などで会話ができない患者の脳波をセンサーが読み取ることで声を出さなくても意思疎通が図れるようになるでしょう。

また、前述のようにすでに新しいキャッシュレス決済のひとつとなっています。つまり、現金を持つ必要がなく店側も現金管理をする必要がないため、強盗などの犯罪件数減少にも一役買うかもしれません。

光の裏には影がある

しかし、これらは裏を返せばとても怖いことでもあります。脳波を読み取り言葉を出さなくても会話ができるのであれば、人間の本来のカタチそれ自体が崩れるかもしれません。

声を出す必要がなくなれば、人とコミュニケーションを取る方法は目や表情、そしてセンサーのみになるのかも。もしくは直接会わなくても、脳だけで会話ができるようになるのかもしれません。

また、個人情報を体内に埋め込むということは、今まではスマホなどのデバイスの盗難犯罪などがありましたが、インプランタブルデバイスの時代が進めば体内に埋め込んだ部分の切断事件などが起こる…?

インターネットと融合する体を手に入れれば、もはや学力は必要なくなるのかもしれません。スマホも必要がなくなり、文字を書くことはなく言葉を発することも必要としなければ、すなわち人間の退化も進むのでは?と個人的には思う部分も。

ただ、必要としている人がいることも事実です。もしかしたらインプランタブルデバイスのおかげで、視力を失った人に明るい世界を見せてあげられることができるかもしれません。

テクノロジーが進化するにつれて、私たちはどうありたいのか。テクノロジーに飲み込まれないようにうまく付き合っていく必要があるのではないでしょうか。

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