「ZOZOSUIT」の次は「ZOZOMAT」。靴をめぐるZOZOの次なる戦略とは

ZOZOTOWNは、自宅にいながらにして自分の靴のサイズを計測できる「ZOZOMAT」を開発したことを発表しました。「靴は実際に履いてみないと安心して購入できない」という声もすでに上がっています。 ZOZOTOWN の新たな試みは成功するのでしょうか。 

ZOZOMATの仕様

ZOZOMATは、ARの技術を利用した足のサイズの計測マットです。ドット柄がマット上に埋め込まれており、足を乗せた状態でスマホで読み取ると足の幅、高さ、長さが正確に計測されます。従来では実際に店に行って履かないと難しかった靴の購入を、ZOZOTOWN 上でしやすくなるというわけです。現在予約受付中で、申込者には無料で配布されます。発送は今年の秋冬頃になるということです。

ZOZOMATの懸念

ZOZOTOWNが先行して提供しているZOZOSUITは、ARを利用した服のサイズの計測に関して最も有名なツールです。こちらはリリース当初精度の低さや、申し込みが殺到したことでの発送の遅れなどで不評が溢れました。しかし現在ではリニューアルされ、使用感としては好評と言って良い状況です。 

ZOZOMATの発表後、ネット上では「靴は履いてみないとわからない」や「サイズが合っていても、歩いた時のフィット感が合うとは限らない」というような懸念の声があがっています。しかし、これまで似たようなサービスを提供したシューズメーカーや通販会社がなかったことを考えると、大きな一歩と言えるでしょう。

とはいえ、確かに洋服に比べるとサイズに対する懸念が多い商品ではあります。ZOZOMATで計測して発注した靴が、実際に履いてみたらサイズに合わなかった場合、返品対応等のルールがどうなるのかは気になるところです。

ZOZOMATは靴のネット販売を変えるか

ZOZOTOWNの前澤友作社長は、ネットショップでの靴の購入はまだまだこれから需要が伸びると読んでいるようです。Twitterでのつぶやきが話題になりました。

現在ネットショップで靴を販売している企業は、一度であれば返品無料というようなルールでサイズ交換を容認しているケースはあります。マルイウェブやロコンドなどが代表的です。

しかしセール品は対象外であったり、品物によっては送料はユーザー負担というデメリットがあり、「ネットで靴を購入するのは面倒だし、結局高くつく」というイメージは拭いきれません。

また企業としてもサイズ違いの返品対応は、業務量が増えるだけでコストでしかありません。靴のネット販売というジャンルは、これまで腫れ物に触るような扱いであったといえます。

ZOZOMATの登場で、靴のネット通販の形がどのように変わるのか注目です。

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