「ドクターマリオワールド」は改悪された凡庸なスマホパズルゲームか?それとも…

現在アラフォーの世代には懐かしいドクターマリオが、2019年7月10日スマホゲームとなってリリースされました。任天堂はスーパーマリオランでダウンロード数的には成功を収めましたが、ファイアーエンブレムヒーローズでは往年のファンの大顰蹙を買った前科があります。ドクターマリオワールドはどのような仕様になって、スマホゲーム市場に登場したのでしょうか。

原作からの仕様変更はかなり多い

ドクターマリオは画面上にうごめくウイルス達を、同色のカプセルをぶつけることで消去していくパズルゲームです。ファミコン版のドクターマリオは、テトリスのように上から下にカプセルが落ちていきました。今回スマホでリリースされた「ドクターマリオワールド」は下から上にカプセルが浮いていきます。

カプセルは左右で分割されており同じ色のウイルスに当たると、カプセルとウイルスが消えるのは変わりません。しかし、今回は色違いで残った片割れのカプセルを自由に移動させることができます。これによってパズル自体の難易度は下がったという感想が聞かれます。

さらに、今回は対戦機能を搭載しています。こういった対戦型スマホパズルゲームの定番とも言える、爆弾や甲羅などのアイテムも実装されました。

ゲームの見た目はドクターマリオですが、「これ別物じゃない?」という意見もすでに多くあふれています。

スマホゲームとしてのバランスは未知数な面も

こういった人気タイトルを別ハードでリリースする場合や、前作から大幅に時間が空いてリリースする場合は、古参ファンのブーイングはつきものです。現在は以前と違う戸惑いとオリジナル原理主義者の人々によって低評価のコメントが多く出ています。しかし、これはユーザーが慣れていけばある程度落ち着くはずです。

注目は今後、スマホゲームとしての完成度がどこまで上げられるかでしょう。「対戦システムは面白い」と評価がすでに高い部分もあります。

しかし一方で、ゲーム内のフレンドの仕組みが、FacebookやLineの知り合い同士に限定されている点には不満が上がっています。フレンドからはゲームをプレイするためのスタミナがもらえますが、リアルの友人とゲーム内でつながりたくないユーザーは恩恵に預かれないわけです。

ユーザー間でのゲームへの招待を促進したい意図はわかりますが、LINEやFacebook上でゲームへの招待が四六時中届くうざったさはいただけません。

また2019年7月18日現在、接続障害が断続的に発生しており、ゲームプレイ中の強制終了が頻発しています。対戦パズルゲームでこれは致命的です。

スマホの特性を生かした上で任天堂らしさを出せるか

ファイアーエンブレムヒーローズでは、原作のオリジナリティを完全に捨て、今時の平凡な課金ガチャRPGに改悪されたとして任天堂タイトルとしては最低レベルの評価が一時期溢れかえりました。

同じ轍を踏まないために、操作性や視認性などスマホゲームの特性には沿った上で、任天堂らしいドクターマリオになることを期待します。

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