ベビーカーもシェアできる!IoTを活用して親をサポート

何でもかんでもIoT時代に突入!(笑)

このIoTは、「モノのインターネット化」なんても言われていて、こんな酷暑の時には、「自宅に帰る前にスマホからエアコンの電源つけておこう~」とか、今までアナログに管理されていた個人農家の野菜を全国のデータと比較して細かく管理できたりとか、専門病院が少ない過疎化した地域でも最新治療が遠隔で受けられたりとか、モノとインターネットを繋げ活用していくことで、便利で明るい未来が広がっています。

そんな中でも昨今注目が集まっているのが、「子育て×IoT」の分野。共働きの家庭も増えてきて、家族の形も大きく変わってきているので、さらなる加速が期待されています。

2019年3月に育児用品メーカーのピジョン株式会社が「ピジョン 学生アイデアコンテスト2019『ベビーカソン』」を開催しました。

ここで最優秀賞を受賞したのが、東京工業大学のチームが発表した『Osampo Go』というサービスでした。今回はこのサービスを通じて未来の「子育て×IoT」を考えていきたいと思います!

ベビーカソンってなに?

ベビーカソンは、『ベビーカー』 と 『ハッカソン』を組み合わせた造語。

育児用品メーカーのピジョン株式会社が取材し、5つの大学が参加。IoTを活用したベビーカーに関するサービスを考え、そのアイディアが競われました。言葉を発することができない赤ちゃんや、不満や不安をうまく表現できない幼児の気持ちをIoTを使って可視化したり、毎日忙しいパパ・ママの助けになるようなサービスが学生らしい柔軟な思考でまとめられ、発表されています。これからの時代にはこういう企業が主催のハッカソンが増えていくといいですよね。
当日の様子は、以下の動画でご覧いただけるので要チェック!

最優秀賞を受賞した『Osampo Go』ってどんなサービス?

では、ここからは、最優秀賞を受賞した「Osampo Go」についてご紹介しましょう。イベントレポートでは、こんなサービス概要が掲載されていました。

電車やバスでベビーカーだと肩身がせまいという親の悩みを、好きな時に、好きな場所で、好きな車種を借りて返せるベビーカーシェアリングで解消。さらに、ベビーカーに設置した赤ちゃんの乗り心地とママ・パパの使い心地を測定するセンサーから得られたデータをもとに、初めて来た場所でも安心できる「おさんぽマップ」をつくるアイデアも考案。

(引用元:ピジョン株式会社 イベントレポート

簡単に言えば、ベビーカーシェアリングとママ向けのお散歩MAPがセットになったサービスということですね。

シェアリングできる場所は、観光地、駅、ショッピングセンターを想定しているそうです。車や自転車のようにベビーカーを使えるようになったら、子育てももっとしやすくなるし、便利なサービスですよね♪

SideShareにも発表資料があったので、「もっと詳しく知りたい!」という方はのぞいてみてください。

ベビーカーの座席部分に「温湿度モニター」をつけて快・不快を計測すると書かれてあって、実現化に向けてすでに動いているんじゃないかしら? と思うくらいしっかりと考え抜かれたサービスでした。学生さんすごい! 素晴らしい!!

ベビーカーで電車に乗るのは、肩身が狭いことについて

ちょっと話は逸れますが、私には10ヶ月の姪っ子がいます。生まれてすぐは抱っこでも大丈夫な体重だったのが、日に日に重くなり、この前会った時には、抱っこするのもやっとでした。それにとにかく動く! そうなってくると、お買い物中もだっこ~という訳にもいかず、ベビーカーは移動においての必需品になると実感しました。姪っ子は岩手にいるので、電車を使うシーンは少ないですが、ショッピングセンター内やお散歩時、バスでの移動の際には必要なので、都心のようにバンバン電車が走らない街でもベビーカーは多く使われているようでした。

みなさんの中でも一度「子供は重くて大変だ」とか「子供が予期せぬ動きをする」などを経験すれば、電車の中でのベビーカーも「しょうがないよね~わかるわかる」と思えるのですが、世の中的には「ベビーカーで電車やバスに乗る」ことに対して否定的に捉えている人も多いそうです。

ちょっと古いデータですが、2015年に行われた「電車の中のベビーカー、本音ではどう思う?」というアンケートの結果では、有効回答数1275票のうち「当然」と答えた人が57%、「邪魔」と答えた人が43%にも及びました。邪魔って。。。

また2019年2月には、都内のママたちが集まった団体「子どもの安全な移動を考えるパートナーズ」によって『電車や地下鉄の利用に関する保護者へのアンケート』が実施されました。その結果によるとなんと「電車の中で子供にとって危険な状況だと感じたことのある」人は、1057件中75.4%もあり、怒鳴られたり、ベビーカーを蹴られたり、潰されそうになったりともう信じられないことばかり。。。

ふたつのアンケートの関連性を考えてみると、そりゃ半数の人が「邪魔」と思っている車内だったら、75%以上の人は危険な目にあっちゃいますよね。なんだかもっとあたたかい社会にできないのかしら? 「子どもの安全な移動を考えるパートナーズ」は、小池都知事にも現状を伝え、都営大江戸線の一部車両に「子育て応援スペース」を導入するとしたそうです。パパ・ママだけでなく、周りの人が子供をサポートできるような社会になってほしいですよね。

みんながハッピーになれる子育てをIoT活用で支援したい!!

もちろん満員電車じゃない時間に乗りたい思いは、ママもパパにも絶対、ぜ~~~ったいあるはず! できることなら乗りたくないけど、共働き世代が増えた今においては、通勤時に乗らざるを得ない状況もあるんです。

昔のように、

・近所の保育園や幼稚園へ通わせることができた
・お母さんが働かなくても問題なかった
・お父さんも18時には帰宅できる
・祖父母と同居しているので家族みんなで面倒を見る

などなど、昔のあたり前が今の当たり前ではなくなっているということに、気がついてもいいのでは? 特に電車内のベビーカーが「邪魔だ!」なんて思っているそこの人たち。

みんながハッピーに過ごせる今の時代にあった子育てが必要だと、私は思います。いろんな意見があると思うけど、♪みんな昔子供だってねぇ〜とTHE YELLOW MONKEY も歌っていますから(笑)。 納得した上で次の時代へ進んでいく準備をしませんか? そのためにも今後はさらなるIoTの活用を期待していきたいところ。便利なだけじゃない、気持ちに寄り添える「子育て×IoT」を考えていきたいと強く感じました。

『ベビーカソン』のような取り組みが、その一歩になったらいいなぁ〜。

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