TOKYO FM デジタルラジオから撤退!最終損益83億円の赤字

TOKYO FM デジタルラジオから撤退!最終損益83億円の赤字

エフエム東京(TOKYO FM)が、2016年から試験放送を行っていたデジタルラジオ『i-dio(アイディオ)』を撤退することが発表されました。

『i-dio』は、もともと、地上アナログテレビ放送終了後に空いた周波数帯 (VHF-Low帯=99MHz~108MHz)を利用して創設された新しい放送の形。テレビのような映像メディアともラジオのような音声メディアとも違う、新しい第3の放送を目指していました。契約不要で受信機を持っていれば誰でも楽しめるのが魅力でした。

https://www.tfm.co.jp/company/pdf/news_121893a01a66c056374df1369d91aec15d9bfd1c7e0e0.pdf

出典:発表内容

今回、 エフエム東京(TOKYO FM) では、グループ会社の TOKYO SMARTCAST(TS) がi-dioを制作がしており、本事業は特別損失が101億円、連結の純損失83億円を計上したと発表。専用端末が売れないことや、スマホの隆盛 によって、一般浸透化しなかったことが敗因とのこと。※ 会社法などの法令に違反する行為も見受けられました。

テレビがアナログからデジタルに移行され、テレビの買い替えが起こりました。デジタルになり、より鮮明な映像を楽しめたり、視聴者参加型の番組増えるなどより多彩な番組プログラムが展開されています。

しかし、残念ながらテレビ離れという言葉があるように、テレビを観ない人も増えてきました。YouTubeやSNSなどスマホで楽しむ人が増えたことや、Netflix(ネットフリックス)やAmazonプライムビデオといったVODサービス(サブスクリプション)で映画やオリジナル番組を観る人も増えてきたことも要因でしょう。また、AbemaTVといったインターネット局も人気です。

恐らく、 『i-dio』 がやりたかった当時の構想も同じようなものだったはずです。しかし他社で多彩なビジネスモデルが増えてその影響をもろに受けてしまった形なのでしょう。


ラジオの未来は?

TOKYO FM デジタルラジオから撤退!最終損益83億円の赤字字_ラジオの未来は?

スマートフォンでは、最近『radiko』でラジオを聴く人も増えましたよね。

ラジオ機器を通しての聴取率は5%台と減少していますが、ラジコの利用者が増えてのはスマホアプリを使ってリーチが増加しました。

https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/technology-media-and-telecommunications/articles/et/tmt-predictions-2019-radio.html

出典:デロイトトーマツ

ラジオ以外にもVoicyが音声サービスとして人気を博しています。

また、NHKラジオ『NHKネットラジオ らじる★らじる』も語学やニュースの聴取として定番ながら安定した人気を保っていますよね。

そして、ラジオの最大の特徴は、災害時などに音声で情報を伝えてくれる利点があります。東日本大震災や、最近では大型台風での停電時まで、微量の電力でラジオを聴くことができます(手回しラジオ機もあります)。

今後も欠かせない音声メディアとしてラジオは存在をありつつ、ユーチューバーならのラジオクリエーター(?)のような一般人が気軽に投稿する機会が増えていくのではないでしょうか?

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