

スマートフォンのショートメッセージサービスを悪用した「なりすましメール」が氾濫しています。
具体的などんなメッセージなのか、防止策を含めてご確認ください。
どうして悪用メッセージが届くのか?
友達追加が必要なLINEやメールアドレスを知らないと送信できないEメールと異なり、ショートメッセージは電話番号だけで送ることができる便利なメッセージシステムです。
電話番号を何かしらの方法で取得するか、ランダムに適当に番号を入力するなどして相手に送り、URLを掲載して、そこを踏んだら情報を抜き取るというのが大まかな悪用方法です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191106/k10012165661000.html
出典)NHK NEWS WEB
偽メッセージとは?
とはいえ、受信した人も、見も知らぬ相手から覚えないのメッセージが届けば警戒しますよね。
そこで、悪徳業者は、「国際SMS」にして送るのです。
「国際SMS」は、海外へ電話をかける国際電話と同じ手法で、一旦海外の基地局を通ってから届くため、通常の利用料金よりも割高になっています。
本件は、その「国際SMS」を使って相手に送る際に、送信元の名称を自由に変更できる点を使った偽メッセージとなります。
普段、何気なく使っているECサイトや通販会社からメッセージが届き、「未納金が発生しているため至急下記リンクから入金してください」とか「延滞手続きを進めるので、必要情報を入力してください」などと出ていると、慌ててリンクを踏んで、入力してしまうものです。
対処方法は?
対処方法ですが、まず身に覚えのない内容のメッセージが届いたら、迂闊にURLを踏まないことです。
また、URLを踏んでも、重要な情報を入力したり、クレジットカードの番号を入れないようにしましょう。
また、しつこくSMSが送られてくる場合は、電話と同じで着信拒否のようにSMS拒否ができます。
各電話回線のキャリアのサービスを利用するか、Android7.0以上であれば端末の着信拒否設定も有効でしょう。上手に利用して、個人情報を渡さないようにご注意ください。
https://www.nttdocomo.co.jp/info/spam_mail/sms/