GoogleがFitbitを21億ドル(2272億円)で買収!ウェアラブル革命の前触れ?

ヘルストラッカー市場を開拓したFitbitがGoogleに買収されることが発表されました。単なるスマホの腕時計版ではないヘルスケアデバイス市場でのシェア拡大を狙うGoogle。今回の買収で何を手に入れたのでしょう。

Fitbitはヘルストラッカー市場の草分け

Fitbitは2007年からヘルスケア用のウェアラブルデバイスについて研究開発を行なってきた企業です。2007年というとまだガラケー時代なので、かなり先進的な取り組みをしていたことになります。

andronaviでは2013年にFitbitについて取り上げたことがあります。

最も有名なウェアラブルデバイスというとApple Watchですが、こちらはリリースが2015年4月。Fitbitはヘルスケアの分野では2年先を行っていたわけです。最も当時はFitbitのデバイスだけで完結せず、スマホのアプリと連動させないといけませんでした。現在でもこのタイプの製品はヘルストラッカーと呼ばれ、機能を抑えた廉価版としてリリースが続いています。

スマホと比べたスマートウォッチの優位性がわかりにくかった

2015年にApple  Watchがリリースされて以来、AppleやGoogleをはじめとする各社がスマートウォッチをリリースしてきました。しかし、全世界のスマートウォッチシェアのシェアの50%近くを占めるApple Watchを除けば各社ともに苦戦を余儀なくされています。

理由としては結局「腕につけられるサイズのスマホである」以上の価値が、消費者に伝わりづらかったというのが大きいようです。ヘルスケアのアプリを使えばあえて腕に装着しなくてもスマホ単体で事足りてしまう。腕時計+通知が届いた時にすぐわかるツールという訴求にとどまり、Googleもウェアラブルデバイスの市場では順調とは言えませんでした。

ヘルストラッカーを超える健康管理デバイスとして飛躍するか

しかし、これらのウェアラブルデバイスは、スマホの腕時計版という呪縛から解放され、デジタルで健康管理を行うためのデバイスとして新たな局面を迎えようとしています。

例えばFitbitがリリースしていたversaシリーズでは睡眠を管理するというコンセプトのもとに、睡眠時間や睡眠の質をトラッキングすることで健康的な生活習慣を身につけるのに役立ちます。睡眠時にも装着して眠るデバイスです。

また、Apple Watchも転倒検知や心電図の測定機能の搭載(日本未実装)など、より健康管理に特化した機能を打ち出しています。

Googleもウェアラブル部門に関してはWear OSを強化する動きが活発で、今回のFitbit買収もその流れの一部です。GoogleはFitbit買収に先駆けて、アパレルメーカーFossilのスマートウォッチ部門の一部を買収しました。社外のリソースをGoogleパワーとして統合し、AppleとGoogleの2強体制を確立したい思惑が感じられます。

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