

無法地帯、犯罪の温床、不要なサービスとまで言われたLINEの「オープンチャット」のサービス提供が再開されました。一時はサービス提供停止まで追い込まれたものの、安心安全のための対策を整え再開に踏み切ったようです。
今後、本当に安心して使えるのか。子どもたちが安全に使えるのか。疑問は残るところ。そこで、改めてオープンチャットはどのようなものなのか、再開のために改善されたポイントは何かご紹介します。
目次
LINEが提供するオープンチャット(OpenChat)とは


友だち交換していなくても、みんなで会話や情報交換ができるサービス
オープンチャットでは共通の話題で、友だち交換していない人ともグループトークができます。トークルームを作成した人が管理者となり、トークルームを運営。参加者はLINEのプロフィールとは別のプロフィールを使用して交流を深められます。
トークルームの種類は3つ。
- 誰でも参加や招待ができる「オープンタイプ」
- 管理者の承認を得られると参加できる「承認タイプ」
- 参加コードを入手・入力して参加できる「参加コードタイプ」
使用目的や好みに合わせフリーなスペースと、参加者を限定したスペースを利用できるのです。
出典: http://openchat-blog.line.me/
サービス再開!改善されたポイント
スパムフィルター「Bot機能」を導入
スパムフィルターは管理者がNGワードを登録し、トークルーム内の不適切な投稿を制限できるようにしたもの。
これまでオープンチャットは、LINE基準のNGワードを含む投稿を自動削除する仕様でした。しかし、それだけでは対応不足であったことから、新たにスパムフィルター「Bot機能」を導入。これにより、トークルームごとにNGワードを追加できるようにし、より気持ちよく利用できるようにしたのです。
違反行為への取り締まり強化
安心安全な利用に向け、ルールを守れない人への対処も強化されました。違反行為に対しては、投稿の削除や強制退会、オープンチャットの利用停止、LINEアプリそのものの利用停止などの措置がとられます。
また、児童ポルノなど不適切な投稿をした場合には、刑事事件として警察へ通報。さらに、LINEのQRコード含む個人を識別できる情報の投稿も違反の対象となっています。
未成年者を守るのは大人の役目


安心安全のためにサービスが改善されたとしても、利用する大人の意識が低ければ悪さをする人は減りません。未成年者はオープンチャットの検索を利用できないようになっています。とはいえ、抜け道はあるようです。ルールを守れない人がいたときは、迷わず通報ボタンを活用していきましょうね。
出典: http://openchat-blog.line.me/archives/cat_15540.html