

自分の信頼度がスコア化された信用スコア。それと同じようにLINE上でも「LINE Score」として自分のLINE上の利用をスコア化できます。「LINE Score」ではLINEの利用傾向をスコア化しているのです。
「LINE Score」は日常を豊かにするキャンペーンや特典が得られる嬉しいサービス。とはいえ、診断時に提供する情報が引っかかります。
ちょっと心配だけど気になっている。そんなあなたへ「LINE Score」の詳細と、スコア算出をするメリット・デメリットをご紹介します。
目次
LINEが提供するサービス「LINE Score」とは


LINE独自の算出方法を活用して行う信用スコアリングのこと
LINE ScoreはAIを利用した独自のスコアリングモデルを活かした信用スコアリングサービスです。「LINE Scoreで日常をちょっと豊かに」というキャッチコピーのもと、利用者のライフスタイルにあった嬉しいキャンペーンや特典を提供します。
キャンペーンや特典は、LINEを利用しているユーザーごとにスコアを診断し、スコアの値によってその人に最適なものが提供される仕組みです。スコアは規約に同意をし、ライフスタイルについて15の質問に答えることで診断できます。
LINE Scoreは2019年6月27日よりサービスの提供が始まりました。19日目の2019年7月15日にはスコア登録ユーザーが100万人を突破。20代〜40代を中心に幅広く利用されているサービスです。
LINEで信用スコアを診断するメリットはあるの?
LINE Scoreでスコアを算出するメリットは、それぞれに合ったキャンペーンや特典を提案してもらえることです。
提案してもらえるものとして公式が紹介しているのは次の3つ。
- 駐車場、会場などの「空間」
- ファッション、アクセサリーなどの「モノ」
- 家事代行などの「スキル」
たとえば、カーシェアリングで使えるクーポンや、ブランドバッグを無料でレンタルできる権利、映画の招待など。また、スコアによってはマイカラーがアップグレードし、LINEポイントが最大5%還元されます。
ちょっと心配「LINE Score」を利用するリスク
嬉しいキャンペーンや特典に心が惹かれてしまうものの、診断では個人の情報を提供することとなります。たとえば、年齢や家族構成、職業(職種)、収入など。さらにスコアを増やしたいとなると、追加で回答したりLINEの決済サービスや家計簿を利用したりすることも必要です。
スコアはサービスの利用状況により日々変化します。ということは、日々、あなたの利用がLINEに丸見えということでもあるのです。LINE上で行う操作や行動などが情報収集の対象となります。
「LINE Credit プライバシーポリシー」にて収集する個人情報について、次のように明記しています。


美味しいサービスには裏がある


LINEだけに言えることではありません。どのような美味しいサービスにも理由があるのです。利用者も企業も美味しい思いをできるから、サービスが成り立つのですね。
LINEの場合、過去に個人情報の流出やアカウントの乗っ取りがあり、セキュリティ面が気になるところです。オープンチャットも、サービス提供そのものへの疑問や対応の遅さ、甘さに対して指摘がありました。
多くの企業が苦労する個人情報の保護やセキュリティ対策。LINEがどこまでクリアできているか、利用者には判断しかねます。サービス利用や個人情報の提供は、よく考えて慎重に行っていきたいですね。
出典:
・Tech Crunch
・iSchool
・BITDAYS
・DENGEKIONLINE