求人オファーが届くたびにポイントがもらえる「職歴BANK」とは?

求人サイトといえば「登録していると一括送信で送られた山のようなオファーが届いてうざい」「転職活動を終えると二度と開かない」という方が多いのではないでしょうか。職歴バンクは企業からオファーが来るとポイントがたまりAmazonギフト券に交換できる画期的な転職サイトです。

ポイントがもらえる仕組み

職歴BANKは企業からスカウトが届くたびに500Pがもらえます。1P=1円ですので、かなり大きな特典です。1000PたまるとAmazonギフト券1,000円分と交換できるので、2通オファーをもらえば1,000円稼げると言い換えることもできます。

さらにもう一つ大きな特徴があります。リファレンス制度です。

リファレンスとは、求職者が登録した職歴を第三者が証明してくれる機能です。つまり求職者が職務経歴にA社で勤務していたと記載したことを、別の人が「間違いない」と言ってくれると考えればよいでしょう。別の人というのは同僚や上司、取引先などの求職者の仕事について確実に知っている人を指します。

リファレンスが一つつくと、スカウトがあるたびに100Pが加算されます。リファレンスは最大5人からもらうことができるので、最大でスカウトの500P+リファレンスの100P×5人=1000Pがスカウトのたびにもらえることになります。つまり1回のオファーで1,000円稼ぐことも理論上は可能です。

とはいえ、実際はそれほどポイントがガンガンたまる可能性はまだ低いかもしれません。そもそも11月にローンチされたサービスなので、実際にオファーを送る企業はかなり少数でしょう。登録企業数や企業名は求職者から見ることはできません。

さらに転職サイトというくくりで考えた時に多くのユーザーは元職場及び現職場の関係者に「リファレンスお願い」とは言いづらいかもしれません。特に、現職であれば「転職する気か」と思われかねないでしょう。

先進的な環境で仕事をしている、もしくは事業責任者やスタートアップ経験者のような経歴や志向性に特別なバリューがある人材がマッチングする媒体かもしれません。そう言った意味ではWantedlyなどとユーザーが今後かぶる可能性はあります。

職歴BANKにブロックチェーンを活用している理由

職歴BANKはブロックチェーンというプログラミングで作られているサービスです。ブロックチェーンとはビットコインやイーサリアムなどの暗号資産の根幹をなすシステムであることでよく知られています。

ブロックチェーンは改ざん不可能なシステムです。つまり一度情報を乗せたものは、それを修正したり削除した履歴が全て残ります。ですので公文書の保管システムとして期待されているテクノロジーです。

個人の職歴でも同じで、求職者それぞれに紐付けされた職歴BANKのプロフィールは嘘や不正を隠すのは困難です。つまり求人をしたい企業にとっては求職者の情報の信頼性が高く、ミスマッチが起こりにくく必要な人材にオファーを送りやすくなるというわけです。

というのは一種の建前で、「ブロックチェーンで求人サイトを作る必要性があるのか?」という疑問はぶっちゃけた話あります。職歴BANKは一種の実証実験と捉えた方がいいかもしれません。実証実験をするためにはユーザーを増やさなければならない。そこで付加価値としてポイントを付与するという形になったとも捉えることができます。

ブロックチェーンの重要な特徴としてトークンを発行できるという機能があります。トークンとはブロックチェーンごとに発行できる暗号資産のことで、職歴BANKをローンチした株式会社SKILLは独自の暗号資産SKILLCOINをすでにリリースしています。現在1Skillcoin=¥0.00093908ですので、ほぼ無価値と考えて良いでしょう。

おそらく職歴BANKのポイントはブロックチェーン上でこのSkillcoinと紐づいているはずですので、1P=1円というのはかなり大掛かりな先行投資です。本来の額よりも1000倍以上の価値のポイントを求職者に付与することになります。

職歴BANKと他社の動きに注目

職歴BANKがヒットするかどうかはなんとも言えません。万が一成功した場合、リクルートやマイナビ、パーソル、dipなどと言った大手求人企業がブロックチェーンを活用したサービスをリリースしてくるでしょう。もしくは買収を仕掛けてくるかもしれません。職歴BANKがビズリーチのように独立勢力となれるかにも注目です。

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