スマホのアプリで全ての移動が完結?MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)とは

スマホを使用して交通手段を検索したり航空券のチケットを予約するのは日常的に行われています。全ての移動や決済がスマホでアプリを操作することで一度に完結できる仕組みが現在盛り上がりつつあるMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)です。どのようなテクノロジーなのか紹介します。

MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)はサービスとしての交通

MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)とは交通・移動に関わる全てのことを統合したサービスとして提供することです。

例えば現在、東京都中野区の自宅から羽田経由で台湾の台北のホテルに行くとしたらどのようなスマホの操作が必要か考えてみましょう。

  • 自宅から羽田空港までの経路をGoogle Map等で検索
  • 最寄駅から羽田空港までSuica等を使用して決済をしながら向かう
  • 羽田空港からの台湾便の時刻を調べる
  • 航空機のチケットを購入する
  • 台湾の空港から台北のホテルまでのルートを調べる
  • 現地に着いてからバスやタクシーを捕まえる
  • 現地で現金やクレジットカードでバスやタクシー代の精算をする

ちょっと考えるだけでもこれだけ出てきます。おそらく他にもやらなければならいないことがあるでしょう。しかもこれらは交通機関や決済方法によって全て別々の操作や行動が必要になります。

もしこれが、一つの操作をするだけで自宅から台北のホテルまでの交通費が一括で決済できて、かつ交通手段の予約等まで済んでしまったらどれほど快適なことか。それを実現するのがMaaSです。

MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)のアプリも続々登場

フィンランド発のMaaSアプリである「Whim(ウィム)」は現在千葉県柏の葉で実証実験中です。タクシー・バス・カーシェア・バイクシェアが対象のサービスで、アプリを使用すると対象のサービスを使用した移動手段が表示され、予約と支払いが一括で可能です。

考え方としてはUberのようなライドシェアは一種のMaaSと言えます。車であれば目的地まで一気に到達でき、支払いも一回で済むからです。公共交通機関と組み合わせた時にも一括で予約や決済がされるようになれば、利便性はもっと増すでしょう。

さらには交通機関だけでなく飲食やホテル滞在、医療、ショッピングなど他のサービスと組み合わせる可能性も生まれます。

自家用車ではない移動がもっと便利に

日本ではMaaSの草分けとも言えるUberは都心部でしか使用することができません。その代わり、大手不動産会社や自動車会社、鉄道会社を中心にMaaSの導入に向けて協業で事業開発が行われるようです。公共交通機関をよく使う人にとっては利便性の向上に期待が高まる内容です。

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