

物を購入するのではなく利用権を手に入れる方式のサブスクリプションがメジャーになりつつありますが、トヨタも「KINTO ONE」でのサブスクに参入しています。車であればこれまでもレンタルやカーシェアが存在しましたが何が違うのでしょうか。
KINTO ONEは非常にシンプルな料金体系
KINTO ONEのサービス内容と料金体系は実にシンプルです。ざっくり下記の内容と理解すれば問題ありません。
- 選べる車種は23種類の新車
- 月額32,780円から利用可能
- 料金に任意保険を含む
- 契約期間は3年間
- 発生するのは月額のみで頭金なし
一番安い車種であるパッソだと32,780円を3年間ですので、120万円程度費用が発生する計算になります。トヨタの公式だと細かいモデルによって120〜170万円程度が新車価格ですので、ほぼ総額かむしろ安いということになります。
さらにこの中に保険も含まれていることを考えると、新車に乗れるサービスとしてはかなりお得に感じます。とはいえ使用期間が3年間で、自分のものにはならないのはデメリットと捉える人もいるでしょう。
KINTO ONEを使用するのに向いているのは
- 購入時に頭金等で大きな費用がかかるのを避けたい
- トヨタの新車に安く乗りたい
- 車自体への強いこだわりはない
- 日常的に車を利用する
上記の人には非常に便利なサービスです。
カーシェアやレンタルはスポット利用を前提にしている


すでに存在しているカーシェアやレンタルも自家用車を持たない人にとっては便利なサービスですが、KINTO ONEとの大きな違いはスポット利用を前提にしていることです。
KINTO ONEは月額料金しかかかりませんが、ほとんどのカーシェアの料金体系は1000円程度の月額費用と、利用した都度の時間貸し料金で構成されています。
例えばオリックスカーシェアの場合、初期費用1000円、月額980円ですが、24時間の利用で6,000円かかります。つまり自家用車と同じ使い方は前提にしておらず、少々安くなったレンタカーというイメージなのです。これだと通勤や社用車としては使えません。
自家用車と同じ使用感で新車を安く使いまわせる


KINTO ONEは自家用車と変わらない感覚で使用できトータルで見るとしかも安いという、画期的なサービスです。3年程度でまた別の新車をKINTO ONEで契約できるのは、買い替えするのと実質あまり変わりません。保有にこだわらなければ良いサービスなのではないでしょうか!