ドラマにもなった「デジタルタトゥー」とは?ソーシャルでの発言や投稿に注意が必要

ネット上に残ったSNSでの過去の発言、写真、動画、報道情報、犯罪歴など、拡散されてしまい消えない傷になることをデジタルタトゥーと呼びます。なぜデジタルタトゥーが残ってしまうのか、削除する方法をご紹介します。

画面キャプチャーやダウンロードなどで残ってしまう

twitterやfacebookなどで当該の問題投稿が削除された後も、炎上が続くことはザラです。これは閲覧した人が画面キャプチャーやダウンロードをして保管したものを、削除後もアップロードをすることで再拡散が進むのが理由です。この再拡散がやまない限りデジタルタトゥーを一つづつ叩いてもイタチごっこになります。

再拡散がやむ条件、それは大衆が飽きる事。加えてそういった行為を行うと訴訟されるリスクがあると認識させる事です。時間の経過及び法的手段を用いる等して、とりあえず再拡散の波が一段落したとします。次にどうやってweb上に残ったマイナスの個人情報である「デジタルタトゥー」を消せばいいのでしょうか。

情報の発信元に削除依頼をする

SNSのアカウント主、報道元のメディア、ブロガーなどに、直接掲載を削除するように依頼をする方法があります。

しかし、これはあくまでお願いなので削除に応じない場合もありますし、直接やりとりをすることでトラブルになる危険性もあります。弁護士など第三者を介してやりとりするのが無難です。

掲載されたプラットフォームに削除依頼をする

youtube、twiter、facebookなどのSNSの運営サイドに、当該の投稿を削除するように依頼をする方法があります。

これは各SNSによって方法が異なりますが、該当の投稿のスクリーンショットや本人確認書類が必要になります。ただし、これも審査の結果削除依頼が受理されないものもあるので、その場合は弁護士を立てる等の対応が必要です。

検索エンジンに削除依頼をする

Google、Yahoo!などの検索エンジンに削除依頼をする方法があります。これを行うと検索結果に当該の投稿が表示されなくなるので、不特定多数の人が検索ワードからデジタルタトゥーを見つけてしまうリスクは減ります。しかし、情報自体が削除されたわけではないので発信元のURL等を知っている人はアクセスできてしまいます。

Googleによれば下記のようなガイドラインが提示されています。

不本意、または不適切な個人の画像を Google から削除する

不本意な偽のポルノ画像を Google から削除する

不当な削除方針が示されているサイトにある私個人に関するコンテンツを Google から削除する

金融、医療、国民 ID に関する特定の情報を Google 検索から削除する

危害を加えることを目的として連絡先情報を公開するコンテンツなど、「さらし行為」を行うコンテンツを削除する

https://support.google.com/websearch/troubleshooter/3111061?hl=ja

上記のポリシー ガイドラインのいずれかに該当すると思われる場合は、削除リクエストを送信できます。

Google日本エリアでの削除依頼の受理割合は公表されていませんが、ヨーロッパ圏の場合審査後に削除がされたURLは46.4%ということです。

参考
https://transparencyreport.google.com/eu-privacy/overview

忘れられる権利と知る権利

プラットフォームの運営や検索エンジンの運営に申し立てをして削除依頼が通らない理由は、それが公的な情報かプライバシーに関する情報かの判断が影響していると思われます。

デジタルタトゥーが残ってしまった当事者が忘れられる権利を主張するのと同じく、大衆には知る権利があります。とはいえ、プライバシーに関する情報と判断されれば削除が認められる可能性は高いようです。例えば、googleはリベンジポルノ関係の動画の削除要請があれば受理すると表明しています。

まずは不用意な投稿をしないこと

スマホで簡単に投稿できることから、深く考えずにSNSで発言してしまう、ノリで動画を投稿しまい、デジタルタトゥーが残るケースが多く見られます。仲間内だけに限定して公開しても、仲間の誰かがスクショやダウンロードして拡散するリスクもあります。デジタルタトゥーのリスクは特にSNS上に溢れているため、投稿前は一旦深呼吸して「本当にそれ投稿して大丈夫?」と自問自答しましょう。

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