

米国の中国に対する経済制裁が続く中、Huawei(ファーウェイ)が6/2に新製品のラインナップを発表しました。5Gスマホは二機種発表されましたが、Googleのサービスは完全に非搭載という衝撃の内容になりました。果たしてHuaweiはGoogle、Appleに続く第三極になれるのでしょうか。
HUAWEI P40シリーズをリリース
今回Huaweiからリリースされたスマホは以下の3機種。
- HUAWEI P40 Pro 5G:10万8800円
- HUAWEI P40 lite 5G:3万9800円
- HUAWEI P40 lite E:2万4800円
最上位モデルのHUAWEI P40 Pro 5Gは6/12発売開始し、他2機種は6/19の発売開始です。最廉価版の「E」は5G非対応なので、5Gスマホの購入希望者はPro 5Gかlite 5Gを購入することになります。日本でも既にECサイト経由で発売開始しています。
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Google Playがないスマホって大丈夫?
今回注目を集めたのがGoogle Playの代わりに搭載されたHuawei独自のアプリストアである「HUAWEI AppGallery」。これまでもHuaweiスマホには搭載されていましたが、Google Playも使用可能だったため、欧米や日本では正直あまり使われてこなかったプラットフォームです。
経済制裁の影響でいよいよGoogleが使用できなくなったため、Huaweiは自社のプラットフォーム「HUAWEI AppGallery」を広げるしか手段がなくなりました。
現状、日本人が普段使用するアプリは充実しているとは言い難いようです。例えば地図にしても最も馴染みがあるGoogle Mapは使えず、Navitimeが代替アプリとして推奨されています。Huawei独自の地図アプリは今のところ到底Google Mapに及びません。
そもそもアプリの数自体も日本人向けの物はまだまだ少なく、正直5Gであること、写真が綺麗なこと以外に現状日本人が購入するメリットはあまりないかもしれません。スマホとして優秀かどうか以前に、日常の生活を便利にするものかが重要だからです。
Googleアプリが使えないということは、日常の生活全てが変わることを意味する人も多いでしょう。スマホからGmail、Googleスプレッドシートなどを仕事で使用している人にとっては大問題です。
Huaweiが排除される流れが加速


Huaweiは今後米国だけでなくイギリスからも市場を駆逐される動きが出ています。スマホだけでなくいわゆる通信のネットワークを作るインフラ機器には、世界中でHuawei製品が使われています。しかし、イギリスではセキュリティ上の問題が懸念されるとして、Huaweiのインフラ機器を今後排除するというのです。
実際にHuawei機器を排除して別メーカーに全てを差し替えるとなると莫大な予算と時間がかかるため、全ての国がこれを行うことにはなりません。しかし、欧州の主要国ではこの動きが加速する可能性があります。
もともと米国はHuawei機器を通信インフラとして導入していませんし、Huaweiが世の中から消えてもダメージはありません。日本も米国寄りですし、Huawei製品をインフラから排除する圧力は常にあるようです。
通信インフラに一切採用されていないメーカーのスマホを使うということは、やはりリスクを感じるところ。これは海外メーカーの他のスマホでも同じですが、特にHuaweの場合は名指しになってる分たちが悪いと言えます。
Huawei機種の購入は「見」


これらのことから考えて、やはり積極的にHuawei機種を購入するのは控えたほうがいいかもしれません。ただ、スペック的には国内メーカーでHUAWEI P40 lite 5Gと同等の機種を購入しようとすれば、10万円程度には達してしまうので相対的に安いのは魅力とは言えます。リスクを承知の上で購入するのであればアリかもしれません。
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