

フードデリバリー界の二大巨頭といえばUberと出前館ですが、第三勢力が続々登場中です。その中でも「menu」は対応店舗が急増中で、注目を集めています。menuはどんなデリバリーサービスなのでしょう。
テイクアウト以外の基本システムはUber、出前館と同じ


menuがUberや出前館と違う点はテイクアウトにも対応していること。お店に行く前にmenuを通して注文すれば、時間がかからず受け取ることができます。
デリバリーに介しては大方同じシステム。menuアプリから注文すると配達員が届けてくれます。
支払い方法が今のところ弱点と言えるかもしれません。menuはクレジットカード決済しか対応していません。電子マネーやバーコード決済、現金代引きなどを希望される方はUber、出前館を使うことになります。


menuは2020年10月末現在、下記エリアのお店がデリバリー対応店舗として掲載されています。
- 東京23区
- 神奈川県横浜市
- 大阪府大阪市
- 京都府京都市
- 愛知県名古屋市
- 福岡県福岡市
- 熊本県熊本市
これ以外のエリアでも掲載されているお店がありますが、デリバリーエリア外のためテイクアウト専門です。
当初menuに掲載するお店は高級店や個人店などが多かったようですが、テイクアウト専門店を含めると現在はチェーン店もかなり多く掲載されています。
お店にとっては掲載するメリットしかないので掲載店舗数が急増中です。menuはテイクアウト掲載店舗の場合、2022年3月までサービス利用料/クレジットカード手数料が無料です。
お店にとっては一銭もかからずテイクアウト客を獲得できるチャンスなので、配達エリア外でも掲載する店舗は増えているというわけです。


menuは今のところテイクアウト利用に特にメリットがありそうです。お店としても費用がかからず、客としては手数料を上乗せされることなく店舗ですぐ受け取れる。この形であれば全国どこの店舗でも導入しやすいため、ユーザーがアプリをインストールしたけど使えるお店がないということになりづらいでしょう。
将来的にはUberや出前館規模でデリバリーを展開するはずですが、まずはその足がかり。menuがどの程度スピード感を持って成長するか注目です。