

今中高生の間で友人や恋人、親との位置共有をできる「Zenly」が人気です。位置情報を共有するアプリと聞くと、子供の安全アプリ、カップルの浮気防止アプリ、営業マンのサボり防止アプリというイメージを抱くおじさんやおばさんは多いのでは?位置共有アプリなのに人気があるZenryとはどんなアプリなのでしょうか。
友達が今どこにいるのかわかる


Zenryはマップ上に自分と友達の現在地が表示されます。近くにいる友達と合流したいとき、単純に近くにいる暇そうな友達を探したいとき、一発でわかるので便利です。
マップ上にいる友達と合流するにはナビゲーションが使えるので、住所がわからなかったり説明が難しい場所でも楽々。特に約束はしていなかったけど放課後になんとなく誰かと遊びたくなったときに、近くにいる友達と気軽に合流できるのは嬉しいかもしれません。
ずっと場所を共有するのは息苦しくないのか


筆者のようなおじさんの感覚だと「たとえ友達であっても今どこにいるのか常に把握されるのは息苦しいのでは?」と感じてしまいますが、今の中高生はそんなことはないのでしょうか。スマホネイティブの世代は、20代以上のそれ以前の世代とプライバシーの感覚が大きく異なります。いちいちどこにいるか連絡したり約束に縛られるくらいなら、全部公開してしまった方が効率的と考える傾向があるようです。
Zenryでの親への場所共有も普通に行われています。親からしつこく連絡をされるよりは場所を公開しておけば安心してもらえるのは確か。スマホネイティブ世代ならではの合理的な考え方といえます。
現在地を共有するリスクは?


Zenryで位置共有をするのをリアルで付き合いのある友人や家族に限定していれば、リスクは少ないといえます。しかし、この手のアプリの常として知らない人とも位置情報を共有してつながることが可能な仕様となっています。
SNS等でZenryのIDを晒して友達募集をするような中高生は多いです。不特定多数の人に場所を特定されるのは犯罪に巻き込まれるリスクを増大させます。位置情報は極めて重要なプライバシーなので、公開には慎重になるべきです。
公開範囲は友達までに限定できますし、どこにいるか知られたくない時は一時的にオフにすることもできます。Zenryを上手に使ってお出かけを楽しくしましょう!