Clubhouseのシステムを中国企業が提供しているのに中国政府によって規制?

日本で話題となっていたClubhouseですが、世界でも大きな注目を浴びています。最近では、セキュリティ面ではちょっと不安な報道も。Clubhouseと中国の状況についてまとめました。

中国では、当局の規制によりClubhouseが利用不可に

2021年2月8日夜、突然中国内のユーザーたちがClubhouseにアクセスできなくなってしまいました。中国人ユーザーは、国内でタブーとなっている「天安門事件」や「台湾独立」、「新疆ウイグル自治区」などの中国政府にとって不都合なテーマをClubhouseで扱っており、人気のルームでは参加者数が最大5,000人に上るなどしていました。こういった状況に、当局は早急に規制対象としたようです。

現在は、App Storeからアプリを入手することができないようになっていますが、迂回ツールを使って一部のユーザーは再度アクセスができるようになった、という報告も。ただし、多くの中国ユーザーはClubhouseを利用することができない状況が続いています。

Clubhouse内の個人情報が中国政府に漏洩している?

つい先日、Clubhouseのセキュリティに問題視をする報道がされました。Clubhouseは、上海を拠点とするソフトウェア企業のAgoraのサーバーを利用しているため、会話データが中国政府に流れているのではないか、という内容です。

中国では、当局が国家安全保障上の脅威だと見なせば、音声データを含むすべてを複製して政府に提供することを法律で制定しています。今回の問題は、Clubhouse IDとルームのIDが暗号化されないまま、平文の状態で送信されていたことにあります。つまり、Clubhouseでの会話データをAgoraはアクセス・保管ができる状態にあった、ということに。

運営は、セキュリティの強化を約束する声明を発表

ソフトウェア企業のAgoraは、データの保存はおろか、音声データそのものがアメリカ国内にある場合、中国政府が入手することもできないと反論しています。

しかし、Clubhouseの運営であるAlpha Explorationは、今回のセキュリティ上の報告を受けて、アプリが中国国内のサーバーに情報を送信しないように、暗号化措置を追加することを発表しました。

アプリのセキュリティ強化が早急課題に

アプリをめぐるセキュリティの報道は、ここ最近あとを絶ちません。TikTokの個人情報流出も中国が絡んでおり、今回の報道もアプリを利用しているユーザーにとっては他人事ではないでしょう。

Clubhouseの信用失墜にもなりかねない今回の報道。早急に強固なセキュリティ対策を望みたいですね。

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